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オレンジにカビが生えてしまった!食べても問題ないの?

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オレンジにカビが生えてしまった!食べても問題ないの?

オレンジにカビが生えてしまった!食べても問題ないの?

2024/11/20

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

オレンジにカビが生えてしまった!食べても問題ないの?

 

美味しそうな輸入オレンジを購入してテーブルに置いていたら、いつの間にか緑色のカビが…そんな経験はありませんか?

 

「少しだけなら食べられる」と耳にすることもありますが、実際のところオレンジに生えたカビを食べても安全なのでしょうか?

 

この記事では、オレンジに発生しやすいカビの種類や、そのリスクについて詳しく解説します。

 

カビを見つけた際に適切な判断をするためのポイントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!

 

目次

1.オレンジにカビが生えてしまった場合、食べても安全?
  1-1. 一部だけ取り除いて食べても問題ないの?
  1-2. カビが発生する原因とは?
  1-3. オレンジに特有のカビの種類について

2.輸入オレンジに使用される防カビ剤の実態

3.カビを防ぐ!オレンジの正しい保存方法

4.まとめ

 

1.オレンジにカビが生えてしまった場合、食べても安全?

 

オレンジにカビが発生してしまった場合、果たして食べても安全なのでしょうか?

 

皮に付着しただけなら、皮を剥けば問題ないと思いがちですが、実際にはどうでしょう?

 

結論としては、カビが生えてしまったオレンジを食べるのは避けた方が良いです。

 

農林水産省も公式サイトで、「食品にカビが生えたら、惜しいと思っても食べずに捨てるのが良い」と注意喚起を行っています。

 

1-1. 一部だけ取り除いて食べても問題ないの?

 

目に見える部分だけカットして食べるのは危険です。

 

カビは見た目以上に広がっている可能性があり、表面に現れていなくても内部に根を伸ばしている場合があります。

 

また、種類によっては毒性のあるカビも含まれているため、目視で安全性を判断するのは困難です。

 

食品安全委員会も、カビが食品の風味や品質を損なうだけでなく、腐敗の原因となることや、一部のカビが毒性物質(マイコトキシン)を生成する危険性を指摘しています。

 

このカビ毒は加熱しても分解しづらいため、健康リスクを考えると食べない方が無難でしょう。

 

1-2. カビが発生する原因とは?

 

カビは「湿度」「栄養」「酸素」を好むため、適切な環境で簡単に繁殖します。

 

オレンジにカビが生える主な原因として以下が挙げられます

 

・通気性の悪い箱で保存していた

・汚れがついたままの容器に放置していた

・湿度の高い場所で保管していた

・他の食材からカビが移った

・梅雨時期など湿気の多い季節だった

 

これらの要因を見直すことで、カビの再発を予防できます。

 

1-3. オレンジに特有のカビの種類について

 

オレンジに発生するカビには、ペニシリウム属アスペルギルス属が代表的です。

 

これらのカビは緑色や白色で見られることが多く、胞子を飛ばして周囲の食品にも影響を及ぼす可能性があります。

 

カビが生えたオレンジは速やかに処分し、周囲の環境も清潔に保つことが重要です。

 

カビバスターズ岐阜では、カビのトラブルに関する知識や対策方法を詳しく解説しています。日々の保存方法を見直し、カビから食品を守りましょう!

 

2.輸入オレンジに使用される防カビ剤の実態

 

輸入オレンジは、輸送時の長期間の保存中にカビが発生するのを防ぐため、「防カビ剤」が使用されています。

 

これにより、輸送中の品質が保たれますが、どのような防カビ剤が使われ、どのように作用しているのでしょうか?

 

以下で詳しく解説します。

 

使用される防カビ剤の種類

輸入オレンジに使用される主な防カビ剤には以下のようなものがあります

 

・OPP(オルトフェニルフェノール)

・TBZ(チアベンダゾール)

・イマザリル

 

これらの防カビ剤は、特定のカビに対して効果を発揮するため、複数の薬剤を組み合わせて使用されることが一般的です。

 

たとえば、白カビや青カビなど、それぞれの種類に応じて最適な対策が施されます。

 

防カビ剤の適用方法

日本では、輸入オレンジに使用される防カビ剤は「食品添加物」として扱われています。

 

ただし、一般的な食品添加物のように食品そのものに直接混ぜるわけではありません。

 

防カビ剤は水や紙に浸した後、間接的にオレンジの表面に塗布される形で使用されます。

 

これは日本の食品衛生法に基づいており、ポストハーベスト農薬(収穫後の農薬使用)が禁止されているためです。

 

間接的な塗布方法により、防カビ剤の使用が規定の範囲内に収まるよう厳密に管理されています。

 

防カビ剤の安全性

防カビ剤の安全性については、厚生労働省の基準によって使用量や適用方法が厳しく制限されています。

 

また、食品安全委員会の資料でも、その使用に関して安全性が確認されていると記されています。

 

ただし、防カビ剤のリスクよりも、カビ毒(マイコトキシン)の方が人体への影響は深刻であると考えられています。

 

これらの毒性物質は加熱では分解されにくいため、防カビ剤の恩恵で輸送中にカビが抑えられることは重要と言えるでしょう。

 

カビが発生してしまった場合の対処

たとえ防カビ剤が使用されていても、保管場所の湿度や温度、季節の影響によってオレンジにカビが生えることがあります。

 

湿気が多い環境や通気性の悪い場所で保管されると、カビの繁殖が進む可能性が高くなります。

 

そのため、カビが発生してしまったオレンジは、迷わず廃棄するのが賢明です。

 

品質が損なわれているだけでなく、健康リスクを避けるためにも適切に処分しましょう。

 

輸入オレンジに防カビ剤が使用されている背景には、輸送中のカビ被害を防ぐための工夫があります。

 

ただし、防カビ剤の使用に関わらず、保存方法や保管環境に注意することで、カビの発生を未然に防ぐことができます。

 

3.カビを防ぐ!オレンジの正しい保存方法

 

オレンジを長く美味しく楽しむためには、カビの発生を防ぐ適切な保存方法が重要です。

 

無駄を減らすためにも、以下の方法を参考にしてみましょう。

 

1. 保管容器を清潔にする

オレンジを果物カゴや保存容器に入れて保管する際、容器自体が汚れているとカビが繁殖する原因となります。定期的に容器を洗浄し、しっかり乾かしてから使用しましょう。これにより、容器内に付着したカビの胞子を取り除くことができます。

 

2. 湿気の多い場所を避ける

湿度が高い環境は、カビが発生しやすくなります。キッチンや水回りなど、湿気がこもりやすい場所での保管は避けるのがベストです。

 

・室内の換気をこまめに行う

・湿度が高い梅雨の時期などは冷蔵庫に入れる

 

これらの工夫をすることで、オレンジをカビから守ることができます。

 

3. 購入後は通気性の良い場所へ

購入したオレンジを段ボールやビニール袋に入れたまま放置すると、袋や箱内部に湿気がたまり、カビが発生する可能性が高くなります。

 

・梱包材から取り出し、風通しの良い場所で保管

・特に湿気が気になる場合は、新聞紙などを敷いて湿気を吸収させる

 

このような工夫を取り入れると良いでしょう。

 

購入時の注意も忘れずに

店頭で販売されているオレンジにも、すでにカビが生えている場合があります。

 

購入前には、表面をしっかり確認し、カビの兆候が見られるものは避けましょう。

 

4.まとめ

 

カビが生えたオレンジは、切り取った部分だけで済むとは限らず、見えない部分にもカビが広がっている可能性があります。

 

そのため、カビが確認された場合は、もったいないと思わずに処分するのが安全です。

 

一方で、適切な保管方法を実践することで、オレンジがカビに侵されるリスクを大幅に減らせます。

 

容器を清潔に保つ、通気性の良い環境で保存するなど、基本的な対策を心がけ、美味しいオレンジを安心して楽しみましょう。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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