多治見市のマンションの排水トラブルが“深層カビ”を呼ぶ理由と専門対策
2026/09/14
みなさん、こんにちは。カビバスターズ岐阜のキラです。
最近、多治見市のマンションで「排水トラブルが原因のカビ被害」が目立つようになってきました。排水不良は一見すると小さなトラブルに見えますが、床下や壁内に湿気が滞留しやすく、気づかないうちに “深層カビ” が広がるきっかけになります。表面にカビが見えなくても、内部では木材の含水率が上昇し、空気の重さやカビ臭、床の沈みなど、生活者が感じる違和感として現れることもあります。
こうしたマンション特有の構造リスクは、早期に気づくことで大きな被害を防ぐことができます。今回の記事では、排水トラブルがなぜカビ汚染につながるのか、その仕組みと対策をわかりやすくまとめました。ご自宅の環境チェックにぜひ役立ててください。

目次
1.排水トラブルがマンションで起こりやすい理由
2.排水不良が床下カビを招くメカニズム
3.生活者が感じる初期症状と危険サイン
4.マンション構造が深層カビを進行させる理由
5.カビバスターズ岐阜が行う専門的な除去・乾燥工程
1.排水トラブルがマンションで起こりやすい理由
マンションの排水トラブルは、戸建てよりも発生しやすい傾向がある。 その理由は、住戸が縦方向に連続する構造と、排水設備が共用化されている点にある。 排水の流れがひとつ乱れるだけで、複数の住戸へ影響が広がるため、マンション特有のリスクとして扱われる。以下では、排水トラブルがマンションで多発する構造的要因を整理する。
◆ 排水管が“縦方向に連結”されているため、上階の影響を受けやすい
マンションでは、複数の住戸が同じ縦配管(共用排水管)につながっている。 そのため、上階の排水量が増えると、下階の排水管に圧力がかかり、 『接続部の緩み』『逆流』『排水の滞留』 が起こりやすくなる。
戸建てのように独立した排水系ではないため、 ひとつの住戸の使い方が他の住戸に影響する構造になっている。
◆ 排水管が“天井裏・壁内・床下”に集中しており、点検が困難
マンションの排水管は、生活空間から見えない位置に配置されている。 点検口が少なく、住民自身が状態を確認することはほぼできない。
そのため、次のような問題が起こりやすい。
・微量の漏水が長期間気づかれない
・壁内で湿気が滞留する
・床下に湿気が溜まり、深層カビが発生する
“見えない場所で進行するトラブル”がマンションの排水の特徴である。
◆ 排水勾配がシビアで、わずかなズレが排水不良を招く
マンションの排水管は、限られたスペースに収めるため、 排水勾配(傾き)がギリギリの設計になっていることが多い。わずかなズレでも排水が滞留し、 『流れが悪い』『ゴボゴボ音』『逆流』 といった症状が出やすい。
特に築年数が経つと、配管のたわみや劣化で勾配が崩れやすくなる。
◆ リフォームによる“配管ストレス”が後からトラブルを生む
マンションでは、キッチン・洗面台の位置変更や設備交換が行われることがある。 その際、既存の排水管に無理な角度や延長が加わると、 数年後に排水不良や漏水が発生するケースが多い。施工時には問題がなくても、 後から “排水の流れが変わる” ことでトラブルが表面化する。
◆ 排水トラブルは“カビ汚染の起点”になりやすい
マンションの排水トラブルは、単なる水の問題では終わらない。 排水不良や微量漏水が続くと、床下や壁内に湿気が滞留し、 木材の含水率が上昇して 深層カビ が発生しやすくなる。
生活者が感じる初期症状は次のとおり。
・空気の重さ
・カビ臭
・床の沈み
・朝だけ喉がひっかかる
排水トラブルは、マンションの内部環境を大きく変える“構造リスク”として扱う必要がある。
2.排水不良が床下カビを招くメカニズム
排水不良が起きると、排水管内部の温度差が大きくなり、 外側に結露が発生しやすくなる。
結露は次のように床下へ影響する。
・排水管の外側に水滴が付着
・水滴が床下の木材や断熱材に落下
・床下の湿度が上昇
・木材の含水率がゆっくり上がる
結露は“見えない水漏れ”として扱うべき現象である。
◆排水不良による“逆流圧”が床下へ湿気を押し込む
マンションの縦配管では、排水不良が起きると水の流れが乱れ、 下階へ向かう圧力が変化する。この圧力変化によって、排水管の接続部から湿気が漏れ、 床下の空気に混ざる。湿気が床下に滞留すると、 木材は空気中の水分を吸収し、含水率が上昇する。
◆含水率が20〜25%に達すると深層カビが活動を開始する
排水不良による湿気の蓄積は、木材内部の含水率を上昇させる。 含水率が20〜25%に達すると、木材内部の細胞空間に水分が保持され、 “深層カビ” が代謝を開始する。深層カビは表面ではなく内部で進行するため、 生活者が気づく頃には汚染が広がっていることが多い。
◆深層カビがMVOCを発生させ、生活者の体感に影響する
深層カビが内部で代謝すると、 “MVOC(微生物揮発性有機化合物)” が発生する。
MVOCは空気に溶け込み、次のような体感として現れる。
・家に入った瞬間の空気の重さ
・雨の日だけ強くなるにおい
・床のわずかな沈み
・朝だけ喉がひっかかる
排水不良は、床下の湿気を増やすだけでなく、 生活者の体感にまで影響を与える“内部汚染の起点”となる。
◆結論:排水不良は“水の流れの乱れ→湿気滞留→含水率上昇→深層カビ”の連鎖を生む
排水不良は単なる水のトラブルではなく、 床下の環境を変質させる構造的な問題である。水の流れが乱れると、 残留水 → 結露 → 湿気滞留 → 含水率上昇 → 深層カビ → MVOC という連鎖が静かに進行する。マンションで排水不良が起きた場合、 床下カビの発生を前提にした早期調査が必要になる。
3.生活者が感じる初期症状と危険サイン
マンションの排水不良が続くと、床下や壁内の湿気がゆっくりと蓄積し、内部環境が変質していく。 深層カビは表面に姿を見せないため、最初に現れるのは視覚的な変化ではなく、 生活者が日常の中でふと感じる “小さな違和感” である。 ここでは、その違和感をフィールドノートのように整理していく。
◆ 空気の重さ──入室直後に感じる“わずかな圧”
排水不良による湿気の滞留は、空気の質を変える。 深層カビが内部で代謝を始めると、“MVOC(微生物揮発性有機化合物)” が空気に溶け込み、 生活者は次のような体感を覚える。
・玄関を開けた瞬間だけ空気が重い
・深呼吸がいつもより浅くなる
・部屋の奥ほど空気が停滞している
・風が通っているはずなのに軽さが戻らない
これは、深層カビが内部で活動を始めたときに現れる初期症状である。
◆ においの変化──“湿った紙のような薄いにおい”が漂う
排水不良が続くと、床下の湿気が木材内部へ移動し、含水率が上昇する。 深層カビが代謝を始めると、表面にカビが見えなくても、 木材内部から 『湿った紙のようなにおい』 が漂い始める。
生活者が感じる特徴は次のとおり。
・雨の日だけにおいが強くなる
・廊下や玄関の奥ににおいが溜まる
・洗濯物が部屋干し臭のようなにおいを吸う
・床付近に鼻を近づけると湿ったにおいがする
においの変化は、内部汚染が静かに進んでいるサインである。
◆ 床の沈み──構造材の“内部劣化”が始まった兆候
排水不良による湿気の蓄積は、木材内部の含水率を押し上げる。 含水率が25%を超えると、深層カビだけでなく腐朽菌が繁殖し始める。
生活者が感じる床の変化は次のとおり。
・歩くと床がわずかに沈む
・一部の床だけ“ふわっ”とした感触がある
・床鳴りが増える
・家の中心部より端のほうが沈みやすい
これは、木材内部の細胞壁が分解され、構造材の強度が低下しているサインである。
◆ 朝の喉の違和感──空気質の変化が体に現れる
深層カビが内部で代謝を続けると、MVOCが空気に溶け込み、 生活者の体感として現れることがある。
・朝だけ喉がひっかかる
・子どもの寝起きの咳が増える
・夜より朝のほうが空気が重い
これは、床下の湿気が夜間に上昇し、空気質が変化している可能性を示す。
◆ 危険サインは“複数が同時に出る”ことで強度が増す
排水不良が続くマンションでは、初期症状が単独で現れることもあるが、 深層汚染が進むと複数の症状が同時に現れる。
・空気の重さ+におい
・におい+床の沈み
・空気の重さ+朝の喉の違和感
複数の症状が重なった場合、内部の深層カビが進行している可能性が高い。
◆ 結論:生活者の体感は“内部汚染のもっとも早い警告”になる
深層カビは表面に姿を見せないため、 生活者が感じる違和感こそが、もっとも早い危険サインである。
排水不良が続くマンションでは、 空気・におい・床の感触・朝の体調 これらの変化を見逃さないことが、早期発見につながる。
4.マンション構造が深層カビを進行させる理由
マンションで深層カビが進行しやすいのは、生活者が触れられない“内部空間の多さ”と“湿気の逃げ場の少なさ”に起因する。 戸建てとは異なり、マンションは複数の住戸が縦方向に連続し、排水・換気・配管スペースが共用化されている。 この構造が、湿気の滞留と深層カビの進行を静かに後押しする。
以下では、マンション構造が深層カビを進行させる理由を、建物の内部構造を追うように整理する。
◆ “縦配管”が湿気を階下へ運びやすい構造になっている
マンションの排水管は、複数の住戸が同じ縦配管につながる。 排水不良や結露が発生すると、その湿気は階下へ向かって移動しやすい。
・上階の排水量が多い
・排水管内部の温度差が大きい
・結露が発生しやすい
この湿気が床下へ落ち、木材や断熱材の含水率を押し上げる。 つまり、上階の生活が下階の深層カビを進行させる構造になっている。
◆ “点検できない空間”が多く、湿気が長期間滞留する
マンションの排水管・給水管・換気ダクトは、 天井裏・壁内・床下など、生活者が触れられない位置に集中している。
このため、次のような現象が起こりやすい。
・微量の漏水が長期間気づかれない
・壁内で湿気が滞留する
・床下の空気が動かず、湿気が抜けない
“見えない場所で進行する湿気”が、深層カビの温床となる。
◆ マンションの床下は“閉鎖空間”で、乾燥が極めて遅い
戸建ての床下は外気と接する部分が多いが、 マンションの床下はコンクリートに囲まれた閉鎖空間である。
そのため、
・風が通らない
・湿気が抜けない
・一度湿ると乾燥に時間がかかる
という特徴があり、深層カビが活動しやすい環境が長期間維持される。
◆ コンクリートが“湿気を保持する素材”であることが影響する
マンションの床下はコンクリートスラブで構成されている。 コンクリートは湿気を吸収し、ゆっくり放出する性質がある。
排水不良や結露で湿気が増えると、
・コンクリートが湿気を保持
・木材や断熱材へ湿気が移動
・含水率が上昇
・深層カビが活動開始
という流れが起こる。
コンクリートは“湿気の蓄電池”のように働き、深層カビの進行を後押しする。
◆ マンション特有の“断熱材の配置”が湿気を閉じ込める
マンションの床下断熱材は、コンクリートと床材の間に挟まれる形で設置されている。 この構造は、湿気が一度入り込むと抜けにくい。
断熱材が湿ると、
・裏側の木材まで含水率が上昇
・深層カビが内部で代謝
・MVOCが空気に溶け込む
という連鎖が起こり、生活者の体感に影響する。
◆ 結論:マンション構造は“湿気が抜けず、内部に溜まり続ける仕組み”になっている
マンションの構造は、 縦配管 → 点検できない空間 → 閉鎖された床下 → 湿気を保持するコンクリート → 乾きにくい断熱材 という流れで、深層カビが進行しやすい条件が重なっている。排水トラブルが起きたマンションで深層カビが進行しやすいのは、 構造そのものが湿気を逃がしにくい“閉じた環境”だからである。
5.カビバスターズ岐阜が行う専門的な除去・乾燥工程
マンションで深層カビが進行した場合、表面清掃では改善しない。 カビバスターズ岐阜では、床下・壁内の湿気の動きと素材の状態を踏まえ、 内部処理・乾燥・空間除菌・抗菌 を組み合わせた専門工程を段階的に実施している。 ここでは、その工程を“分解図のパーツを並べるように”整理していく。
◆ 環境調査──湿度・含水率・汚染範囲の把握
最初に行うのは、床下環境の数値化である。 湿度計・含水率計を用いて、木材・断熱材・コンクリートの状態を確認する。
・含水率20〜25%:深層カビが活動開始
・断熱材の湿り:乾燥困難で汚染が進行
・排水管周辺の湿気:結露・微量漏水の可能性
この調査結果が、後の工程の精度を決める。
◆ 床下乾燥──送風・除湿・空気循環の確立
深層カビの除去は“乾燥が前提”となる。 床下は閉鎖空間のため、家庭用機材では乾燥が不十分になる。
カビバスターズ岐阜では、 業務用送風機・除湿機を配置し、空気の流れを人工的に作り出す。
・風向きの調整
・除湿機の配置
・空気の循環ルートの確保
乾燥が進むほど、木材内部の含水率が低下し、深層カビの活動が弱まる。
◆ 内部処理──MIST工法®による深層カビの分解
乾燥が進んだ段階で、“MIST工法®” を用いて内部処理を行う。 霧状の薬剤を木材表面に噴霧し、必要に応じて刷毛で塗布する。
薬剤は木材内部へ浸透し、 『削らない・擦らない・素材を傷めない』 方法で深層カビの菌糸を分解する。家庭用薬剤では到達できない領域への処理となるため、 深層汚染の根本改善に欠かせない工程である。
◆ 空間除菌──床下全体の空気中の胞子を処理
深層カビの内部処理後、床下の空気中には胞子が残留する。 床下は空気が滞留しやすく、胞子が再付着しやすい環境である。専用の空間除菌機材を使用し、 床下全体の空気を処理することで、再発リスクを大幅に低減できる。
・MVOCの濃度が低下
・空気の重さが改善
・生活者の体感が軽くなる
空間除菌は、内部処理と乾燥を補完する重要な工程である。
◆ 抗菌処理──長期的な再発防止のための仕上げ工程
内部処理後の木材表面に抗菌剤を塗布し、 カビが再付着しにくい状態をつくる。
抗菌剤は木材表面に定着し、 湿気が戻りやすいマンション環境でも長期間効果を維持する。
・表面の保護
・再発防止
・湿気戻りへの耐性向上
マンションのように湿気が抜けにくい構造では、 抗菌処理は欠かせない仕上げ工程となる。
◆ 断熱材の点検・交換──湿気の温床を取り除く
断熱材が湿っている場合、内部乾燥は困難である。 湿った断熱材は深層カビの温床となるため、 必要に応じて交換を行う。
・たわみ
・冷たさ
・表面の湿り
これらが見られる場合、交換が必要となる。
◆ 結論:深層カビの除去は“乾燥→内部処理→空間除菌→抗菌”の連続工程で成立する
マンションの深層カビは、 表面ではなく内部で進行する“構造汚染” である。
カビバスターズ岐阜では、 調査 → 乾燥 → 内部処理 → 空間除菌 → 抗菌 → 断熱材点検 という一連の工程を専門技術で実施し、 マンション特有の湿気環境でも再発しにくい状態へ導いている。
以上、カビバスターズ岐阜のキラでした。
カビバスターズ岐阜は、除カビ・殺菌・消臭のMIST工法®、カビについてのクレーム処理対応・漏水被害後の水抜き工事、水漏れ補修工事の会社です。
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