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パンにカビが生えた時、食べても大丈夫?

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パンにカビが生えた時、食べても大丈夫?

パンにカビが生えた時、食べても大丈夫?

2024/09/28

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

パンにカビが生えた時、食べても大丈夫?

 

買ったパンを数日放置してしまい、袋を開けたらカビが発生していた経験はありませんか?


「カビは一部分だけだし、取り除けば食べても大丈夫?」と考える人も多いでしょう。

 

この記事では、パンに生えたカビに関する疑問や、パンの適切な保存方法について、食品衛生の知識をもとに詳しく解説していきます。

 

迷った時にはぜひ参考にして、正しい判断を行いましょう。

 

目次

1.パンにカビが生えても食べていいの?
  1-1. カビを取り除けば食べても大丈夫?
  1-2. 同じ袋に入っていた他のパンは大丈夫?
  1-3. トーストすれば殺菌されて食べられる?

2.カビの生えたパンを食べてしまったらどうなる?

3.パンにカビが生える原因とは?
  3-1. カビは真菌類に属する生物
  3-2. パンの袋の中はカビが増殖しやすい?
  3-3. パンに生えるカビは食べても安全なもの?

4.パンをカビから守る保存方法とは?
  4-1. 3日以内に食べるなら常温保存がおすすめ
  4-2. 美味しさを保つ冷凍保存のコツ
  4-3. キッチン周りを清潔に保つことが重要

5.まとめ

 

1.パンにカビが生えても食べていいの?

 

購入してから数日経ってしまったパン。

 

袋を開けてみるとカビが生えていたけど、一部だけならどうにかして食べられるかも?と思ったことはありませんか?

 

しかし、自己判断で無理に食べると健康被害を招く恐れもあります。

 

ここでは、カビの生えたパンを食べても安全かどうか、詳しく見ていきましょう。

 

1-1. カビを取り除けば食べて大丈夫?

 

パンの一部にしかカビが生えていない場合、カビの部分を切り取れば問題なく食べられるのでは?と思うかもしれません。

 

しかし、答えは「食べない方が良い」です。

 

パンにカビが発生している場合、目に見える部分だけでなく、カビの菌糸がパン全体に広がっている可能性が高いです。

 

そのため、表面だけ削り取ったとしても、内部には目に見えない菌が残っているかもしれないので注意が必要です。


1-2. 同じ袋に入っていた他のパンは大丈夫?

 

一つのパンにカビが生えていても、同じ袋に入っていた他のパンはカビが見えなければ食べても大丈夫と思うかもしれませんが、それも避けるべきです。

 

カビの胞子は非常に軽く、袋の中で簡単に他のパンにも広がる可能性があります。

 

袋の中全体にカビが広がっている可能性があるため、一つでもカビが確認できた場合、同じ袋に入っていたパンは食べないようにしましょう。


1-3. トーストすれば殺菌されて食べられる?

 

カビを加熱で死滅させれば、パンを食べられると思うかもしれません。

 

しかし、トーストしてもカビが生成した「カビ毒」は耐熱性があり、加熱しても残ってしまいます。

 

そのため、カビを取り除き、トーストで焼いてもカビ毒が残るため、カビの生えたパンは加熱しても食べるべきではありません。

 

2.カビの生えたパンを食べてしまったらどうなる?

 

万が一、カビの生えたパンをうっかり食べてしまった場合、すぐに重大な症状が出るわけではありませんが、胃腸に不調が現れることがあります。

 

特にカビが生えていた場所には、他の有害な細菌やウイルスが存在する可能性もあり、食中毒のリスクが伴います。

 

食べた後に腹痛や嘔吐、発熱などの症状が出た場合は、すぐに医療機関に相談してください。

 

3.パンにカビが生える原因とは?

 

ここまでで「カビが生えたパンは食べない方が良い」という結論に達しましたが、そもそもなぜパンにカビが発生するのでしょうか?その理由を詳しく解説します。

 

3-1. カビは真菌類に属する生物

 

カビは「真菌類」に属する生物で、これは「キノコ」や「酵母」と同じグループに分類されます。

 

つまり、パンに生えるカビはこれらと似た性質を持つ微生物です。

 

パンに発生するカビには「青カビ」や「黒カビ」が多く含まれ、その中には「マイコトキシン」という有害な毒素を生成する種類もあります。

 

カビと聞くと不快に感じますが、一方でカビを利用した発酵食品も存在します。

 

チーズや酒、納豆などは人間に無害なカビを使用して作られています。

 

ただし、家庭で自然に発生したカビは無害か有害かを見た目だけで判断するのは非常に難しいため、パンに生えたカビは決して口にしないようにしましょう。

 

3-2. パンの袋の中はカビが増殖しやすい?

 

カビは有機物を栄養源にし、適度な温度と水分があると増殖します。

 

パンは約38%の水分を含んでおり、カビにとって理想的な環境です。特に、カビが活発に成長する温度帯は25~28℃で、これは多くの家庭の室温に近い温度です。

 

そのため、パンを常温で放置していると、袋の中はカビにとって非常に快適な環境となります。

 

空気の循環が少ない袋の中ではカビが増えやすく、すぐに広がってしまう可能性が高いです。

 

3-3. パンに生えるカビは食べても安全なもの?

 

確かに、カビを利用した発酵食品は存在しますが、それは特定の無害なカビを厳密な環境で培養しているため、安全に摂取できます。

 

しかし、家庭で自然に発生したカビは何万種類もあり、有害か無害かの区別は非常に困難です。

 

農林水産省も「カビ毒は熱に強く、通常の調理で分解しない」と警告しており、カビの生えた食品を加熱しても安全にはなりません。

 

パンに生えたカビが安全かどうかを判断することは非常に難しいため、少しでもカビが生えている場合は、パン全体を処分するのが賢明です。

 

4.パンをカビから守る保存方法とは?

 

パンは傷みやすい食品のひとつです。特に食パンなどは、数日で食べきれずにカビが生えてしまうこともありますよね。

 

そこで、パンを無駄にしないための効果的な保存方法をご紹介します。

 

カビの発生を防ぐためにも、適切な保存が鍵になります。

 

ぜひ今日から実践してみてください!

 

4-1. 3日以内に食べるなら常温保存がおすすめ

 

スーパーで購入するパンには、消費期限や賞味期限が明記されていますが、ほとんどの場合、製造から約3日程度が基準です。

 

この期間内に食べきることができる場合は、常温で保存するのがベストです。

 

パンはそのまま常温保存することで、風味や食感を保ちやすくなります。

 

ただし、袋の口はしっかり閉じて乾燥を防ぐことが大切です。

 

また、パン屋さんで購入した焼きたてのパンや調理パンは、店舗で指示された保存方法に従うことが、鮮度を保つポイントです。

 

4-2. 美味しさを保つ冷凍保存のコツ

 

パンを3日以内に食べきれない場合や、まとめ買いをして長く保存したい場合は、冷凍保存が最も効果的です。

 

冷凍する際には、パンを1食分ずつラップやアルミホイルで包み、ジッパー付きの袋に入れて空気をしっかり遮断することで、品質を保つことができます。

 

冷凍庫に入れる際は、保存期間を3週間以内に設定し、それを過ぎないうちに食べきるようにしましょう。

 

ただし、冷蔵保存は避けましょう。

 

冷蔵庫内の温度はパンの水分を奪い、風味や食感が損なわれやすくなります。

 

特に常温よりも低温では、パンの中のタンパク質が劣化しやすく、結果的に品質が低下してしまいます。

 

冷凍保存が理想的ですが、暑い季節や生ものが含まれている場合には冷蔵保存も選択肢になります。

 

4-3. キッチン周りを清潔に保つことが重要

 

パンを保存する場所であるキッチン周辺も、湿気やカビの繁殖を防ぐために清潔に保つことが大切です。

 

水気はこまめに拭き取り、しっかりと換気を行うことで、カビが繁殖しにくい環境を整えましょう。

 

5.まとめ

 

今回の記事では、パンに関するカビの疑問や、カビの発生を防ぐための保存方法について詳しく解説しました。

 

楽しみにしていたパンにカビが生えてしまうと、残念な気持ちになりますよね。

 

せっかく購入したパンを無駄にしないためにも、日頃から適切な保存方法を意識してカビの発生を防ぎ、おいしく食べられる状態をキープしていきましょう!

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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