専門業者が伝授!浴室・外壁のモルタルに生えるカビを撃退する方法
2024/05/07
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
専門業者が伝授!浴室・外壁のモルタルに生えるカビを撃退する方法
「お風呂や外壁のモルタルに、黒いカビが繁殖してしまった…」 梅雨や湿気の多い季節に、浴室や外壁のモルタルでカビが生えることはよくあります。
カビは不衛生な印象を与え、健康にも悪影響を及ぼします。早めの対処が必要です。
この記事では、モルタルに生えたカビの取り方や対策について解説します。
記事の内容
・モルタルからカビを除去する方法
・自力で対処できない場合の対処法
・カビが生える原因と予防法
カビに悩む方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
1.モルタルとコンクリートの違いとは?
2.間違った対処方法ではカビが悪化する!?
2-1. 高圧洗浄機の使用に注意!
2-2. 塗装前のカビ取りが必要
3.モルタルのカビ取り方法
3-1. 市販のカビ取り剤を利用した方法
4.自力でカビ取りが難しい場合は専門業者に依頼
5.モルタルにカビが生える原因
6.浴室のモルタルのカビを防ぐための対策
6-1. 入浴後の十分な換気
6-2. 浴槽のフタをしっかり閉める
6-3. 入浴後のシャワーでの汚れ流し
6-4. 定期的な掃除の重要性
6-5. 防カビ剤の効果的な使用
7.外壁のモルタルのカビを防ぐための対策
7-1. 風通しを良くする工夫
7-2. 汚れが目立つ前の掃除頻度
7-3. 定期的なメンテナンスの重要性
8.まとめ
1.モルタルとコンクリートの違いとは?
モルタルは、建築材料として砂、セメント、水を混合して作られるもので、その特徴はコンクリートとの違いにあります。
コンクリートには砂利(粗骨材)が含まれますが、モルタルには含まれていません。
この違いにより、モルタルはコンクリートに比べて強度がやや劣り、ひび割れしやすい傾向があります。
しかし、モルタルの利点は比較的安価で施工が容易であり、耐火性も備わっています。そのため、昔から住宅のさまざまな箇所で利用されてきました。
2.間違った対処方法ではカビが悪化する!?
カビが見つかったら、早めの対処が重要ですが、誤った方法で対処すると問題を悪化させる可能性があります。
ここでは、よくある誤った対処方法を紹介し、これらを避けることが重要です。
2-1. 高圧洗浄機の使用に注意!
高圧洗浄機は、汚れを落とすのに便利ですが、使い過ぎると問題が生じることがあります。
水圧が強すぎると、モルタルや塗装が損傷し、その結果、汚れがたまりやすくなります。さらに、その部分にカビが発生しやすくなる可能性もあります。
ですから、高圧洗浄機を使用する際には、十分な注意が必要です。水圧を調整し、素材を傷つけないように心掛けましょう。
また、カビの除去には高圧洗浄機を使わず、適切な方法を選ぶことが重要です。
2-2. 塗装前のカビ取りが必要
カビがモルタルの壁に生えると、一部の人々はそれを塗装でごまかそうとするかもしれません。
しかし、塗装してもカビは根絶できず、壁の下で成長を続けます。
最初は見た目がきれいになるように見えますが、しばらく経つとカビが再び表面に現れます。
その際、表面のカビしか除去できず、壁の奥に残ったカビは完全に除去できません。
完全にカビを除去するには、壁の塗装を剥がしてからカビを取り除く必要があります。しかし、これには費用と手間がかかります。
このような問題を避けるためにも、カビが生えたらきちんとカビ取りを行い、その後に塗装することが重要です。
そして塗装する前に、必ずカビが死滅したことを確認しましょう。
3.モルタルのカビ取り方法
カビは放置すれば悪化するため、早めの対処が必要です。
ただし、広範囲にわたる場合や高所に発生している場合は自力でのカビ取りは危険です。
部分的な取り除きでは再発のリスクが高まりますし、高所での作業は安全上の懸念もあります。
自分で対処が難しい場合は、専門のカビ取り業者に相談しましょう。
安全かつ効果的な対処法を提供してくれます。
3-1. 市販のカビ取り剤を利用した方法
一般的な市販のカビ取り剤を使用したカビ除去方法を紹介しますが、使用時には十分な注意が必要です。
【カビ取り剤の準備】
・塩素系カビ取り剤
・ハケ
・バケツ
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・色落ちしても問題のない長袖の服
【注意事項】
・作業前に換気をしっかりと行う。
・塩素系漂白剤と酸性タイプの製品を混ぜない。
・作業前に目立たない場所で試し、問題がないことを確認する。
・作業中は体を保護するためにマスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を着用する。
【カビ取り手順】
・汚れや水分を雑巾で拭き取る。
・カビ取り剤をハケで塗布し、15分程度放置する。
・水で洗い流し、雑巾で水気を取り、乾燥させる。
以上の手順で、市販のカビ取り剤を使用してカビを除去できますが、使用時には十分な安全対策を講じてください。
4.自力でカビ取りが難しい場合は専門業者に依頼
カビが広範囲に発生したり、高所にある場合は、自力でのカビ取りが困難な場合があります。
カビは残っているだけでも再発の可能性があるため、完全に除去することが肝要です。
自分で対処するのが難しい場合は、専門のカビ取り業者に相談してみることをお勧めします。
カビバスターズ岐阜には、これまでにMIST工法®を用いた多くの浴室・外壁のモルタルのカビ取り実績があります。
お困りの際には、ぜひ一度カビバスターズ岐阜までお問い合わせください。
5.モルタルにカビが生える原因
モルタルは最初はアルカリ性であり、カビの発育を防ぐ効果がありますが、時間が経つにつれて中性化していきます。
中性化とは、モルタル内のアルカリ性成分が外部の炭酸ガスなどによって中和され、pH値が中性に近づく現象です。
経年や外部の要因(気候、大気中のガス、雨水など)により、モルタルの表面が摩耗し、微細なクラックや孔が生じることがあります。
これにより、湿気や水分がモルタル内部に浸透しやすくなり、アルカリ性成分が中性化されます。
中性化したモルタルはカビの発育を抑制しないため、条件さえ整えばカビが発生します。
条件とは、水分や高湿度、暖かい温度(20~30℃)、汚れなどの栄養源、酸素が挙げられます。
浴室では、入浴によって水分や汚れが溜まりやすくなります。外壁でも、暖かく雨の多い時期はカビの発生条件が整いやすくなります。
これらの要因によって、モルタルにカビが生えるのです。
6.浴室のモルタルのカビを防ぐための対策
自宅において、カビが最も生えやすい場所として挙げられるのは、浴室です。
リンナイ株式会社の調査によると、カビで悩む場所のトップは浴室内で、84.4%もの人がお風呂のカビに悩んでいると報告されています。
(参考:梅雨時期のカビ事情を徹底調査 正しい知識を持っているカビ対策優等生はわずか3割!)
これだけ多くの方がカビに悩まれている場所ですから、しっかりと対策をしなければカビは防げません。
今回は、簡単にできる浴室のカビ対策を5つご紹介しますので、ぜひ今日から試してみてください。
・入浴後にはしっかりと換気する
・浴槽のフタを閉めておく
・入浴後にはシャワーで汚れを流す
・こまめに掃除を行う
・防カビ剤を使用する
6-1. 入浴後の十分な換気
浴室内は湿度が高く、カビが繁殖しやすい環境です。
その湿気を逃がすために、すぐに換気扇を回すことが重要です。
もし窓がある場合は、窓を開けて自然換気するのも有効です。
ただし、浴室のドアを開けて換気するのは避けた方が良いです。なぜなら湿気が脱衣所に流れ込み、そこでもカビが発生しやすくなるからです。
さらに、できるだけ24時間換気扇を稼働させるように心がけましょう。
常に換気しておくことで、カビの繁殖を防ぐことができます。
6-2. 浴槽のフタをしっかり閉める
お風呂に浸かると、お湯の中には皮脂などの汚れが浮かんでいます。この汚れは湯気とともに浴室内に広がり、カビの栄養源となってしまいます。
浴槽のフタを開けっぱなしにしておくと、浴室内の湿気が逃げず高湿度のままとなります。これではカビの繁殖を促進してしまいます。
入浴後は浴槽のフタをしっかり閉めて、湯気や汚れの拡散を防ぎましょう。
6-3. 入浴後のシャワーでの汚れ流し
入浴後の浴室は皮脂や石鹸カスなどが付着しており、これらがカビの栄養源となります。
そのため、入浴後は壁や排水口周りなどを熱いお湯で洗い流すことが重要です。50℃ほどの熱いお湯を使用することをお勧めします。
文部科学省のカビ対策マニュアルによれば、カビの菌糸は50℃で死滅するとされています。熱いお湯をかけることで、カビの発生を抑えることができます。
また、熱いシャワーの後は冷水をかけることで湿度を下げましょう。そして、余裕があれば水気を拭き取ることで浴室内の濡れた状態を短くすることができます。
6-4. 定期的な掃除の重要性
石鹸カスや水垢などはカビの栄養源となります。
栄養源がある場所ではカビの繁殖が促進されるため、定期的な掃除を心がけてください。
定期的な掃除はカビの予防だけでなく、掃除作業自体も楽になります。
汚れが時間とともに蓄積されると、除去が難しくなるため、早めの対処が重要です。
6-5. 防カビ剤の効果的な使用
浴室では多くの方がカビに悩んでいるため、さまざまなカビ対策アイテムが販売されています。
燻煙タイプや置き型タイプなどがあり、浴室に取り付けるだけで隅々までカビを予防してくれます。
これらのアイテムを使うことで、カビが生えにくくなり、生えても除去しやすくなるため、お風呂掃除が楽になります。
自宅に合った防カビアイテムを見つけて、カビを防ぐようにしましょう。
7.外壁のモルタルのカビを防ぐための対策
外壁は雨風に曝されるため、汚れがたやすく付着し、カビも生えやすい箇所です。
しかし、屋外のカビ対策は限られており、対処が難しいと感じるかもしれません。
完全にカビを防ぐことは難しいですが、効果的な予防方法をご紹介しますので、ぜひお試しください。
・風通しを確保する
・汚れがひどくなる前に定期的に掃除を行う
・定期的なメンテナンスを行う
7-1. 風通しを良くする工夫
湿度が高い場所や常に濡れている場所は、カビの繁殖にとって理想的な環境です。
通気性の悪い場所では湿気がこもりやすく、また雨などで濡れたままになることもあります。
そこで、風通しを良くすることでカビの発生を防ぐことができます。
もし外壁周りに物が置かれている場合は、できるだけ離して配置するように心がけましょう。
風がスムーズに流れるようになれば、カビの発生も抑制されるでしょう。
7-2. 汚れが目立つ前の掃除頻度
外壁は風で運ばれてくる砂埃や植物の花粉などが付着しています。
このような汚れがあると、カビが繁殖しやすくなります。
定期的な掃除をすることで、カビの栄養源を断ち切り、カビの繁殖を遅らせることができます。
また、定期的な掃除を行うことで、初期段階でカビに気づくことができます。そのため、カビ取りも簡単に行うことができるでしょう。
7-3. 定期的なメンテナンスの重要性
モルタルの壁は年月とともに劣化し、ひび割れを引き起こす可能性があります。
防水機能が低下すると、モルタルが雨や雪の水分を吸収し、その後乾燥して収縮します。これがひび割れの原因となります。
ひび割れを放置すると、雨水が侵入しやすくなり、カビが繁殖しやすくなります。また、建物の耐久性も低下し、外観も古びた印象を与える可能性があります。
モルタル壁の定期的なメンテナンスが重要です。これにより、カビの発生やひび割れを防ぐことができます。
8.まとめ
今回はモルタルのカビ取りとカビ対策について解説しました。
カビは時間が経つにつれて広がる傾向があるため、カビを見つけたら速やかに対処することが大切です。そして、カビ取りを行った後は再発を防ぐためにカビ対策を行いましょう。
浴室のモルタルにおけるカビ対策には、以下のポイントがあります。
・入浴後はしっかりと換気する。
・浴槽のフタを閉める。
・入浴後はシャワーで汚れを流す。
・定期的に掃除を行う。
・防カビ剤を使用する。
また、外壁のモルタルにおけるカビ対策では、以下のポイントが重要です。
・風通しを良くする。
・汚れが酷くなる前に定期的に掃除を行う。
・定期的なメンテナンスを行う。
この記事を通じて、モルタルのカビにお困りの方々が解決策を見つける手助けとなれば幸いです。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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