古い家が嫌な臭いを放つ!カビの原因と解決法
2024/04/25
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
古い家が嫌な臭いを放つ!カビの原因と解決法
「築年数の経った家に住んでいるけど、換気してもカビ臭さが取れない…」
「中古の家を手に入れたけれど、カビ臭さに悩まされている」
古い家にお住まいの方で、カビの臭いに悩まされている方は多いですね。
その臭いの原因がわからなければ、どうやって取り除くかもわかりません。
臭いの根本的な原因が分からない限り、カビ臭い家のままです。
そして、カビの臭いはただ不快なだけでなく、建物や住人の健康にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、早急に対処することが必要です。
そこで今回は、古い家がカビ臭い時の原因や対策についてご紹介します。
カビの原因が見つからない場合の対処法も解説するので、カビ臭い家にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・古い家がカビ臭くなる原因
・カビが見つかりにくいけれども生えやすい場所
・カビ臭い時の緊急対処方法
・カビ取り業者に依頼すべき場合
目次
1.カビ臭い家の定義と原因
1-1. カビ臭さはカビの成長時に放出される老廃物
1-2. カビ臭さはカビが発生している兆候
1-3. カビ臭いと感じても必ずしもカビが原因とは限らない場合も
2.カビ臭い家での長期的な居住と健康への影響
3.古い家がカビ臭くなる原因
3-1. 雨漏りや結露による経年劣化
3-2. 不十分な換気設備
3-3. 空き家での長期間の使用不足
4.カビ臭い原因の特定と除去
5.カビが生えやすいが見つけにくい場所
5-1. エアコン内部
5-2. 壁紙の裏側
5-3. 浴槽エプロン
5-4. 排水口
5-5. トイレのタンク内
5-6. 押入れ奥
5-7. 畳の裏や床下
6.カビの原因が特定できない場合の応急処置
6-1. 換気
6-2. 消臭剤の使用
6-3. 空気清浄機の利用
7.自力では対処困難な場合はカビ取り業者に依頼
8.まとめ
1.カビ臭い家の定義と原因
「カビ臭い」というのは、家の中に漂う不快な臭いの一つです。
この臭いは、鋼鉄の錆びたような匂いや湿った土のような匂いが混ざったもので、多くの人が不快に感じることでしょう。
このような臭いが家の中に漂ってくる原因は何でしょうか。
1-1. カビ臭さはカビの成長時に放出される老廃物
カビは成長のために栄養を摂取し、周囲の有機物を分解して栄養源とします。
このプロセスによって、さまざまな化学物質や代謝物が発生します。
その結果、カビが繁殖する際に生成される老廃物が室内に放出され、我々がカビ臭さを感じることになります。
また、カビ臭さを感じるということは、カビが広がっている可能性が高いことを意味します。
ですから、カビ臭いと感じた場合は、迅速に原因を特定し、除去する必要があります。
1-2. カビ臭さはカビが発生している兆候
カビ臭いと感じる場合、実際には見えない場所にカビが繁殖している可能性が高いです。
カビは繁殖しながら臭いを放つため、臭いがあるということはカビが存在する可能性があります。
カビの発生源を特定することができず、困っている場合は、見えない場所に生えやすい箇所を探し出すことが重要です。
その際には、5.カビが生えやすいが見つけにくい場所を参考にして、カビを探し出し、根本的に除去することが必要です。
1-3. カビ臭いと感じても必ずしもカビが原因とは限らない場合も
カビ臭いと感じた場合でも、実はそれがカビの臭いとは限りません。
他の物質や問題によって同じような臭いが生じることがあります。
湿気の問題や閉鎖的な空間、換気不足などが原因で湿気が蓄積し、カビの臭いに似た臭いが発生することがあります。
また、家庭内での廃棄物やゴミの長期間放置や排水管や下水の問題、さらには古い家具や建材の劣化による特有の臭いなども考えられます。
さらに、布製品に染み込んだ臭いもカビ臭さと誤解されることがあります。
カビが原因であるかどうかを判断するためには、問題の特定が重要です。
ゴミや汚れなら清掃や処分、布製品なら洗濯など、適切な対処が必要です。
2.カビ臭い家での長期的な居住と健康への影響
カビ臭い家に長期間滞在することは、健康への悪影響を招く可能性があります。
カビはアレルゲン物質を放出し、これがアレルギー反応や炎症を引き起こす可能性があります。
また、カビの胞子や代謝物が室内に漂い、呼吸器に影響を与えることもあります。
カビに晒され続けることで、喘息や気管支炎などの呼吸器系の疾患のリスクが高まる可能性があります。
さらに、カビには有毒物質であるマイコトキシンが含まれており、これを吸い込むことで免疫機能の低下や神経毒性、発がん性の影響が懸念されます。
「カビ臭いだけだから我慢しよう」と考えるのではなく、カビの影響について理解し、迅速に対処することが重要です。
3.古い家がカビ臭くなる原因
カビは特定の条件が整った場所で発生します。
これらの条件には、湿度(水分)、温度、栄養源、そして酸素が含まれます。
カビは特に結露が生じる場所や高湿度の環境を好みます。
また、適度に暖かい温度で、埃や汚れなどの栄養源がある場所での繁殖が促進されます。
古い家では、これらの条件が揃いやすい傾向があります。特に古い家は経年劣化により建材や内装材が劣化し、湿気を含みやすくなります。
また、十分な換気設備が整っていない場合や、排水管の老朽化による水漏れなども湿度を増加させ、カビの発生を促進する要因となります。
そのため、古い家では定期的な点検や適切なメンテナンスが重要です。
湿気を含む場所や通気が悪い箇所を特に注意し、カビの発生を防ぐための対策を行うことが必要です。
3-1. 雨漏りや結露による経年劣化
古い建物は、経年劣化によって様々な問題が生じる可能性があります。
例えば、屋根や外壁の防水性能が低下し、雨漏りや結露の発生が増加することが考えられます。
雨漏りによって室内に水が浸入したり、結露によって湿度が上昇したりすると、壁や天井、床などの表面に湿気がこもり、カビの繁殖が引き起こされます。
さらに、古い家の内部の断熱性や換気の不備もカビの発生を助長する要因となります。
築浅の建物とは異なり、古い家ではこれらの問題がより顕著に現れる傾向があります。
そのため、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。特に古い建物では、劣化や損傷の早期発見と修復が重要です。
3-2. 不十分な換気設備
古い家は、現代の建築基準に比べて換気設備が不十分なことが一般的です。
新しい住宅では、24時間換気システムが義務化されており、常に新鮮な空気を室内に供給し、湿気や有害物質を効果的に排出しています。
しかし、古い家の場合は、現代の高度な換気システムが存在せず、また建築基準も異なっています。
そのため、適切な換気が行われずに湿気がこもり、カビが発生しやすい環境が生まれることがあります。
3-3. 空き家での長期間の使用不足
長期間不在だった空き家では、入った瞬間にカビ臭さを感じることがあります。
通常、定期的に換気が行われる住居と異なり、空き家では換気が不十分になりがちです。
このような密閉された環境では湿気がこもりやすく、カビの繁殖を促進します。
さらに、人が不在の間に掃除が行き届かなくなるため、埃や虫の死骸など、カビの栄養源が蓄積されます。
こうした状況で結露などの水分が発生すると、カビが繁殖しやすい環境が整うのです。
4.カビ臭い原因の特定と除去
部屋内に嫌な臭いが漂っていると、一般的には換気や消臭剤の使用などで対処しようとしますが、もし臭いの元がカビであれば、そのカビを除去しなければ根本的な解決にはつながりません。
カビの発生箇所が特定できる場合は、迅速にカビ取りを行うことが重要です。
布製品や家具などでカビが発生している場合は、思い切って交換することも一つの方法です。
しかし、カビの発生箇所が特定できない場合、部屋がカビ臭いという問題が生じることがあります。この場合は、まずは発生源を見つけることが先決です。
もしカビの発生箇所がわからず困っている場合は、5.カビが生えやすいが見つけにくい場所を参考にして、カビの発生箇所を探してみることをお勧めします。
5.カビが生えやすいが見つけにくい場所
カビは典型的には暗くて湿気がたまりやすい場所を好むので、普段は目につきにくい場所に生えやすくなります。
以下は、カビが生えやすいが見つけるのが難しい場所の一例です。
・エアコンの内部
・壁紙の裏側
・浴槽のエプロン
・排水口
・トイレのタンクの中
・押入れの奥
・畳の裏側や床下
これらの場所は通常目立たない場所であり、カビの発生を見落としがちです。
5-1. エアコン内部
エアコンを起動した際にカビ臭い匂いがする場合は、エアコンのフィルターや内部にカビが繁殖している可能性が考えられます。
エアコン内部は結露が発生しやすく、湿度が高くなりやすい環境です。また、エアコン内部には埃や微小な有機物がたまりやすく、これらがカビの栄養源となります。
湿度と栄養源が揃うことで、カビが繁殖し、生えます。
気づかずにエアコンを使用し続けると、室内がカビ臭くなるだけでなく、カビの胞子が広がり、現在カビが発生していない場所にもカビが生える恐れがあります。
このような事態を避けるためには、定期的なフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことが重要です。
5-2. 壁紙の裏側
壁にカビが生えている場合、目に付きにくい場所に生えていることがあります。
特に家具などが壁に密着している場合は、カビの発生に気付きにくいです。
カビ臭さを感じたら、家具を移動して壁や家具の裏側にカビが生えていないか確認しましょう。
壁の中でも特に問題なのが、壁紙の裏側に発生するカビです。普段目にすることはないので、気付きにくいです。
壁紙の裏にカビが生えている場合、壁紙がめくれたり、膨らんだり、濡れていることがあります。
同様に、塗装された壁でも塗装の下にカビが発生することがあります。
どちらの場合も、壁紙や塗装を剥がさなければカビを取り除くことはできません。
その際はカビ取りの専門業者に依頼することが必要です。
5-3. 浴槽エプロン
家の中でカビが生えやすい場所と聞かれると、多くの人がお風呂場を思い浮かべるでしょう。
そしてその中でも、よく見落とされがちなのが浴槽エプロンです。
浴槽エプロンは、バスタブの側面に取り付けられたカバー状の部品で、外せるタイプもありますが、多くの人がその存在を知らないかもしれません。(一部の浴槽ではエプロンの取り外しができない場合もあります)
もしカビ臭さを感じるけれどもお風呂場にカビが見当たらない場合は、浴槽エプロンを外してみることをお勧めします。
もしカビが見つかれば、通常のカビ取り方法で除去しましょう。
5-4. 排水口
浴室や洗面所、キッチンなど、水回りには排水口が設置されています。
排水口は水や液体の排出を担う重要な部分ですが、その中は湿気がこもりやすく、通気性が悪い環境となっています。
特に、排水管やトラップなどの内部は暗く、見落とされやすいため、カビの発生に気付きにくいでしょう。
また、排水口の中には食べカスや髪の毛、石鹸カス、皮脂などの有機物が溜まってしまうことがあり、これらの有機物が湿った状態で放置されることでカビの発生リスクが高くなります。
手間にはなりますが、定期的に排水口の掃除を行い、自力で除去が難しい汚れは業者に依頼して取り除いてもらうようにしてください。
5-5. トイレのタンク内
もしトイレがカビ臭いと感じるようなら、トイレの水タンクの中にカビが繁殖している可能性があります。
トイレの水タンクは常に水がたまっており、高い湿度の環境になっています。
この湿った環境に加えて、水垢や汚れが蓄積していると、カビの生育にとって理想的な環境となります。
タンク内にカビが生えていると、水を流す際にカビがばらまかれ、トイレ全体に広がる恐れがあります。
タンクのカビを除去することで、カビの臭いを取り除くだけでなく、トイレ全体のカビの予防にもつながります。
定期的な清掃やメンテナンスを怠らないようにしましょう。
5-6. 押入れ奥
押入れや納戸は通常、閉ざされた状態が多く、通気性が不十分です。
このような環境では湿気が溜まりやすく、カビの発生に適した状況が整いやすくなります。
また、奥に物が詰め込まれることで、カビの発生が見逃されやすい死角が生じます。
押入れや納戸にカビが発生すると、収納物がカビ臭くなるだけでなく、最悪の場合はカビが広がってしまい、収納物を処分しなければならなくなるかもしれません。
カビ臭さを感じた場合は、押入れや納戸の中身を全て取り出し、奥の方にカビが生えていないかを確認してみてください。
5-7. 畳の裏や床下
畳の裏や床下は十分な通気が得られず、湿気がこもりやすい環境です。
特に床下は建物だけでなく地面の湿気も影響を受けるため、湿気が溜まると畳にも悪影響を及ぼす可能性があります。
和室でカビ臭さを感じる場合は、まず畳の裏側を確認してみてください。
もしカビが生えているようであれば、早めにカビ取りを行うか、新しい畳と交換することを検討しましょう。
床下にカビが発生している場合は、自力で処理するのは難しいので、プロの業者に依頼することが賢明です。
6.カビの原因が特定できない場合の応急処置
ここでは、カビ臭さを一時的に軽減するための方法をご紹介します。
「来客が予定されているので、とりあえず臭いだけでもなんとか取り除きたい」とお考えの方に、以下の方法を試してみてください。
ただし、応急処置は臭いを一時的に軽減させるものであり、根本的な解決にはなりません。
もし自力で対処できない場合やカビの発生箇所が見つからない場合は、7.自力では対処困難な場合はカビ取り業者に依頼を参考にしてください。
6-1. 換気
家中がカビ臭い場合は、窓を開けて十分な換気を行いましょう。
新鮮な空気を取り入れ、部屋内のカビ臭い空気を外に排出することで、臭いを軽減できます。
ただし、一つの窓を開けるだけでは周囲の空気が入れ替わりにくいため、複数の窓を開けて換気することが効果的です。
換気は臭いを取り除くだけでなく、カビの発生を防ぐ重要な役割も果たします。
カビは湿気の多い場所や空気が滞留する場所に発生しやすいため、定期的な換気によって湿気を排出し、部屋の空気を循環させることが大切です。
臭いの対策だけでなく、カビの予防にもつながるので、定期的な換気を心がけてください。
6-2. 消臭剤の使用
室内のカビ臭いを軽減する手段として、消臭剤の使用があります。
市販の消臭剤や除菌剤には、カビ臭いに効果的な成分が含まれているものがあります。
カビや菌の発生を抑制する効果のある製品や、消臭効果が高い製品を選ぶことが重要です。
ただし、消臭剤だけでは臭いの除去に時間がかかる場合があります。
そのため、換気と併用することで、より効率的に臭いを軽減することができます。
6-3. 空気清浄機の利用
カビの臭いを軽減する手段として、空気清浄機の利用が挙げられます。
空気清浄機には様々な種類がありますが、カビの臭いに効果的な消臭機能を備えた製品を選ぶことが重要です。
また、空気清浄機を効果的に活用するためには、適切な場所に設置することが大切です。
カビの臭いが気になる部屋や近くに設置することで、空気中のカビやその他の臭いを取り除くことができます。
特に通気性の悪い場所や湿度の高い場所に設置すると効果的です。
しかし、空気清浄機のメンテナンスも重要です。
フィルターにカビや汚れが蓄積されると、効果が低下する可能性があります。
定期的にフィルターの掃除や交換を行うことで、効果的に空気中のカビ臭いを軽減することができます。
7.自力では対処困難な場合はカビ取り業者に依頼
カビの臭いがしているのに発生源が見つからない場合は、応急処置で臭いを軽減させることはできても、カビ自体は残ります。
カビは放置されると徐々に繁殖し、問題を悪化させる可能性があります。また、カビの生えた家での生活は健康リスクを伴います。
発生源を見つけることが難しい場合は、カビ取り業者に依頼して調査と除去を行うことが重要です。
カビ取り業者は専門的な機器や豊富な知識を駆使して、隠れた場所にあるカビを見つけ出して除去してくれます。
また、自力で発見した場合でも、範囲が広かったり高所にある場合は個人では対処が難しいことがあります。
そのような場合でも、無理をせずにカビ取り業者に依頼してプロの手で除去してもらいましょう。
当社には、これまでにも「カビ臭いのに、カビがどこに生えているのか分からない」というお問い合わせが多数寄せられています。
そのような場合、専門スタッフが現場にお伺いし、カビの調査を行い、発生源を特定し、適切なカビ取りを行っています。
また、当社ではカビの取り除きだけでなく、空間除菌も行っています。
カビの臭いにお困りの方や、カビが深刻で個人では対処しきれないという方は、ぜひ一度カビバスターズ岐阜までご相談ください。
8.まとめ
今回は、古い家がカビ臭い原因や対策についてご紹介しました。
経年劣化によって、雨漏りや結露が発生しやすく、換気設備も不十分な古い家ではカビが発生しやすいですね。
カビがわかっている場所はすぐに除去することが大切です。臭いの元を取り除くことで、カビ臭さが軽減されます。
しかし、カビの発生箇所が分からない場合は、エアコンの内部や壁紙の裏側、浴槽エプロン、排水口、トイレのタンク、押入れの奥、畳の裏側や床下など、注意深く確認してみてください。
見つからない場合や、除去が難しい場合は、カビ取り業者に依頼するのがおすすめです。
カビバスターズ岐阜では、豊富な経験と知識を活かして、カビの原因や発生源を徹底的に調査し、除去しています。
カビは健康に影響を与える恐れがあるため、放置せずに早めの対処が必要です。お客様の健康と安心を守るために、いつでもお気軽にご相談ください。
この記事が、カビの臭いでお悩みの方々にとって有益な情報となることを願っています。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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