Re:創

「スーツのカビ対策を徹底解説!プロが教える応急処置から対策まで」

お問い合わせ LINE公式

「スーツのカビ対策を徹底解説!プロが教える応急処置から対策まで」

「スーツのカビ対策を徹底解説!プロが教える応急処置から対策まで」

2024/03/23

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

「スーツのカビ対策を徹底解説!プロが教える応急処置から対策まで」

 

スーツのカビ取りに困っている方必見!クローゼットから取り出したらカビが生えていた、オーダーメイドのスーツにカビが……そんな悩みを抱える方も多いことでしょう。

 

スーツは高価な上に自宅での洗濯が難しいため、カビが生えた際の対処法に頭を悩ませることもあります。

 

ただし、自宅でのカビ取りはスーツの生地を傷めるリスクがあります。そのため、カビを完全に除去し再発を防ぐためには、クリーニングに出すことが最善です。

 

しかし、急にスーツが必要な場合や礼服を着なければならない緊急の場合もあります。そんな時に役立つのが、この記事で紹介する応急処置の方法です。

 

記事を読むことで、自宅でできるスーツのカビ取りの応急処置やクリーニング業者の選び方、カビの生える原因や予防方法などが分かります。

 

正しい対処法を知ることで、スーツのカビの悩みを解消し、長く美しい状態で着用できるようにしましょう。

 

目次

1.自宅でできるスーツのカビ取り方法

  1.1 スーツに生えた白カビの除去方法

  1.2 スーツに生えた黒カビの処理方法

2.浮遊しやすい白カビの被害は深刻!?

3.適切なクリーニング店の選び方

  3.1 地元のクリーニング店を利用する

  3.2 宅配クリーニングサービスを利用する

4.スーツにカビが生える原因は?

  4.1 湿度が過剰である

  4.2 気温が高めである

  4.3 栄養源が存在する

5.スーツにカビが生えないための6つの対策

  5.1 ビニールカバーを取り除く

  5.2 スーツを直ちにクローゼットにしまわない

  5.3 クローゼット内の密度を調整する

  5.4 除湿剤を利用する

  5.5 定期的な換気を行う

  5.6 定期的な掃除を行う

6.まとめ

 

1.自宅でできるスーツのカビ取り方法

 

カビには種類によって異なる特徴や除去方法があります。

 

特に衣類に発生しやすいのは白カビと黒カビです。

 

白カビ: 白い綿のようなものが付着している場合は白カビでしょう。

白カビは表面に浅い根が広がり、除去が比較的容易です。

ただし、根が浅いため飛散しやすく、移動時には注意が必要です。

 

黒カビ: 黒い点のようなものがポツポツと付着している場合は黒カビです。

繊維の深いところまで根が張っており、除去が困難です。

黒カビは個人での対処が難しく、クリーニング業者でも完全に除去できないことがあります。

 

したがって、黒カビは取り扱いに注意が必要な厄介なカビです。

 

1.1 スーツに生えた白カビの除去方法

 

白カビは浅い根を持つため、応急処置でも効果的に除去できる可能性があります。

 

スーツを別の場所に移動する際には、ビニール袋などに入れて飛散を防ぐようにしましょう。

 

1. ぬるま湯とアイロンによる除去(ウール・シルク・ポリエステル用)

白カビは50度以上で死滅するとされています。

① カビを払い落とす。

② ぬるま湯で浸したタオルでカビを取り除く。

③ 当て布を使ってアイロンをかけ、カビの菌を死滅させる。

2. 消毒用アルコールによる除菌(ウール・シルク・ポリエステル用)

消毒用アルコールを使用して、カビを死滅させる方法です。

① カビを払い落とす。

② 歯ブラシとアルコールでカビを取り除く。

③ ドライヤーを使って完全に乾かす。

 

白カビの除去が難しい場合は、お湯や消毒用アルコールを使用して対処することもできますが、素材や状況に応じて注意が必要です。

 

1.2 スーツに生えた黒カビの処理方法

 

黒カビの除去は非常に困難であり、カビを死滅させても色素が残ることがあります。

 

そのため、黒カビに対処する際は、酸素系漂白剤を使用してカビの汚れを落とす方法が考えられます。

 

ただし、黒カビの除去はプロでも難しいと言われており、完全に除去することは難しいかもしれません。

 

以下に、黒カビを除去する方法と酸素系漂白剤の種類を紹介しますが、あくまで応急処置として考えてください。

 

1. 粉末の酸素系漂白剤での除去(ポリエステル用)

 

用意するもの

・粉末の酸素系漂白剤

・30~40℃のぬるま湯

・タオル

・ドライヤー

手順

1.タオルをぬるま湯に浸し、粉末の酸素系漂白剤を含ませる。

2.タオルを絞ってから、黒カビの部分を優しく叩きながら除去する。

3.漂白剤が残らないよう、水で湿らせたタオルで拭き取る。

4.ドライヤーを使って完全に乾かす。

おすすめの粉末酸素系漂白剤

・グラフィコ オキシクリーン

・シャボン玉石けん 酸素系漂白剤

 

2. 液体の酸素系漂白剤での除去(ウール・シルク用)

 

用意するもの

・液体の酸素系漂白剤

・30~40℃のぬるま湯

・タオル

・ドライヤー

手順

1.タオルをぬるま湯に浸し、液体の酸素系漂白剤を含ませる。

2.タオルを絞ってから、黒カビの部分を優しく叩きながら除去する。

3.漂白剤が残らないよう、水で湿らせたタオルで拭き取る。

4.ドライヤーを使って完全に乾かす。

おすすめの液体酸素系漂白剤

・ワイドハイター EXパワー

 

黒カビの除去は難しいため、あくまで応急処置として行い、素材や状況に応じて注意してください。

 

2.浮遊しやすい白カビの被害は深刻!?

 

1.2 スーツに生えた黒カビの処理方法で述べた通り、黒カビは繊維の奥深くに根を張っており、完全に取り除くのが難しいことがあります。

 

黒カビが扱いにくいと言われる一方で、白カビは取り除きやすいという誤解があるかもしれません。

 

しかし、白カビは浮遊しやすい性質があり、他の場所に移りやすいというデメリットがあります。

 

例えば、白カビが発生したまま衣類を保管しておくと、他の衣類やクローゼットにも簡単に広がる可能性があります。

 

また、白カビのついた衣類をクリーニングに出す際には、カビの胞子が舞い上がることで部屋全体に広がる恐れもあります。

 

したがって、カビを発見した場合は迅速に対処する必要がありますが、注意深くビニール袋に入れてから移動させることで、二次的な被害を防ぐことも大切です。

 

3.適切なクリーニング店の選び方

 

ここまで、自宅でのスーツのカビ除去方法をご紹介してきましたが、これらはあくまで応急処置です。

 

放置しておくと再びカビが発生する可能性があるため、スーツを着用した後はすぐにクリーニングに出すことをおすすめします。

 

3.1 地元のクリーニング店を利用する

 

一般的な方法は、近所のクリーニング店に持ち込むことです。

 

店舗によって異なりますが、ドライクリーニングならば2~3日、ウェットクリーニングならば1週間程度で仕上がります。

 

ただし、注意が必要なのはカビの状態によっては受け付けてもらえない可能性があることです。

 

白カビの場合は問題ないことが多いですが、黒カビの場合は染み抜きが必要です。

しかし、染み抜きによって完全に落とせないことがあります。

 

そのため、一部の店舗では黒カビの服は受け付けていないところもあります。

 

また、黒カビを受け付けていても、状態が酷いと完全に除去されずに戻ってくることがあるようです。

 

3.2 宅配クリーニングサービスを利用する

 

近年、増えている宅配クリーニングを利用するのも一つの手です。

 

仕事が忙しくてクリーニング店に行けない、自宅から遠い、量が多いなどの悩みを抱えている方に最適です。

 

また、近所のクリーニング店よりも選択肢が広がります。

 

口コミや料金を比較して選ぶことができますが、黒カビの衣類も受け付けている業者を選ぶことができます。

 

ただし、黒カビを受け付けていても、状態が悪いと完全に除去されずに戻ってくることがあるので、注意が必要です。

 

4.スーツにカビが生える原因は?

 

クリーニングに出しても完全にカビを除去しても、再びカビが発生するリスクは依然として残ります。なぜなら、スーツを保管する環境がカビの繁殖に適した状態であれば、同じ問題が繰り返される可能性があるからです。

 

そのため、カビの発生原因を理解することが重要です。カビの種類によって発生条件が異なりますが、特に以下の3つの要因が揃った時にカビが発生しやすくなります。

 

4.1 湿度が過剰である

 

カビは湿度の高い環境を好むことがよく知られています。

 

水回りやお風呂場などの湿度が高い場所でのカビ発生はその典型例です。

 

日本の気候は真冬を除き湿度が高く、東京では2021年に10か月間、相対湿度が60%を超えました。

 

特に7月から9月は湿度が80%を超えることが多く、カビが生息しやすい環境になります。したがって、湿度対策はカビの予防に不可欠です。

 

4.2 気温が高めである

 

カビは通常、40℃以上では死滅し、0℃以下では生育が止まります。しかし、0℃~40℃の範囲では繁殖が続きます。

 

特に25℃~28℃の気温は、カビの繁殖に適した条件です。

 

人間が快適に感じる温度は、カビにとっても繁殖しやすい環境であることを考慮する必要があります。

 

4.3 栄養源が存在する

 

カビも人間と同様に栄養源が必要です。

 

食事から付着した食べカスや皮脂、髪の毛などがあれば、カビはそれらを栄養源として利用して増殖します。

 

したがって、食べカスや皮脂などの汚れを放置せずに、服やクローゼットの中を定期的に清掃することがカビの予防につながります。

 

5.スーツにカビが生えないための6つの対策

 

カビは湿度、温度、栄養源の3つの条件が揃った時に増殖します。

 

温度は人間が快適に生活できる範囲と一致しているため、温度を完全に制御することは難しいですが、湿度を下げることと栄養源を断つことはカビの予防に有効です。

 

以下に、6つの対策を紹介します。これらを実践することで、カビの発生リスクを大幅に軽減できます。

 

5.1 ビニールカバーを取り除く

 

クリーニングから戻ったスーツにはビニールカバーが掛けられることがありますが、これをそのままクローゼットにしまうと湿気が溜まりやすくなります。

 

ビニールカバーを外し、通気性のあるカバーを使用することをおすすめします。

 

5.2 スーツを直ちにクローゼットにしまわない

 

着用後のスーツは汗や汚れが付着しています。

 

すぐにクローゼットにしまうと湿度を上げ、カビの栄養源にもなります。スーツをブラッシングして汚れを落とし、水気を飛ばしてからクローゼットにしましょう。

 

5.3 クローゼット内の密度を調整する

 

クローゼットを密集させると通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。必要以上に詰め込まず、空間を確保するようにしましょう。

 

5.4 除湿剤を利用する

 

除湿剤を使用することでクローゼット内の湿度を下げることができます。置き型や吊り下げ型の除湿剤を使用し、定期的に交換するようにしましょう。

 

5.5 定期的な換気を行う

 

クローゼットを定期的に換気することで湿気を逃がし、カビの発生を防ぎます。カビが発生しやすい湿度の高い日は特に注意が必要です。

 

5.6 定期的な掃除を行う

 

クローゼット内も定期的に掃除をすることでカビの発生を防ぎます。ホコリや汚れを取り除き、清潔な環境を保ちましょう。

 

6.まとめ

 

スーツは他の衣類と比べても高価なものが多く、カビが生えてしまった時のショックは大きいものです。

 

特に、一生懸命に選んだり奮発して購入したスーツにカビが生えてしまった時は、本当に悲しいものです。

 

そうならないように、カビ対策をしっかり行って保管することが重要です。

 

しかし、それでもカビが発生してしまった時は、すぐにクリーニングに出すようにしましょう。

 

・ 近所のクリーニング店に持ち込む

・ 宅配クリーニングを利用する

 

カビを放置してもメリットは一切なく、デメリットしかありません。

 

時間がない場合は、緊急時の応急処置として、自宅でできるスーツのカビを落とす方法を参考にしてください。ただし、これはあくまで応急処置であり、その後はクリーニングに出すことが大切です。

 

この記事が、大切なスーツを守り、長く着用するための手助けになることを願っています。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

----------------------------------------------------------------------
カビバスターズ岐阜
岐阜県多治見市滝呂町16-121-7
電話番号 : 050-3164-5149


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。