革ジャンのカビ取りと予防方法
2025/03/27
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
革ジャンのカビ取りと予防方法
革ジャンは、着るほどに体に馴染み、適切なケアをすれば長年愛用できるアイテムです。しかし、いざクローゼットから取り出したときにカビが生えていてショックを受けた経験がある方も多いのではないでしょうか?
日本の気候は湿度が高いため、特に梅雨や夏場はカビが発生しやすくなります。汗や雨などで濡れたままの革ジャンを適切に乾燥させずに保管すると、すぐにカビが繁殖してしまいます。
カビは一度発生すると、表面だけ拭き取っても革の内部に根を張り、完全に除去するのが難しくなることも。また、カビ特有の嫌な臭いが残ってしまうこともあるため、できるだけ早めに対処することが大切です。
最も効果的な方法は、そもそもカビが生えない環境を整えること。革ジャンのカビに悩んでいる方や、これから革製品を購入したいけれど手入れが不安な方に向けて、カビ対策やお手入れのコツをご紹介します。
目次
1.なぜ革ジャンにカビが生えるのか?
2.革ジャンのカビを除去する方法
・必要な道具
・取り扱い時の注意点
3.革ジャンの別のカビ除去方法
4.着用後のお手入れ方法
5.新品の革ジャンは使用前にケアを!
6.正しい保管とカビの予防策
7.専門のレザークリーニングを検討する場合
8.自己対応が難しい頑固なカビの対処法
9.まとめ
1.なぜ革ジャンにカビが生えるのか?
革ジャンは天然皮革で作られており、主成分がタンパク質のため、カビが繁殖しやすい素材です。一般的な衣類はこまめに洗濯しますが、革ジャンは洗濯できないため、適切なケアが必要になります。
カビの発生条件は「温度20~30℃」「湿度60%以上」「汚れや皮脂といった栄養源」の3つが揃ったとき。汗や雨で濡れた状態のまま保管すると、革ジャンにカビが発生しやすくなります。
2.革ジャンのカビお除去する方法
軽度のカビであれば、硬く絞ったタオルで水拭きし、乾燥後に消毒用エタノールで拭き取るだけで対処できることがあります。ただし、エタノールは革の色落ちや変色を引き起こす可能性があるため、目立たない箇所でテストしてから使用しましょう。
必要な道具
・革製品専用カビ取り剤
・柔らかい布
・歯ブラシ(細かい部分用)
・レザートリートメント
・マイクロファイバークロス
・スポンジ
カビの除去手順
1.乾いた布に専用のカビ取り剤を含ませ、カビ部分を拭き取る(細かい部分は歯ブラシを使用)。
2.2~3時間後、スポンジにレザートリートメントを少量とり、革ジャンの表面に薄く塗布。
3.最後にマイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げる。
注意点
・カビ取り前に、汚れをブラシで落として革を乾燥させる。
・スエードやヌバックなどの起毛革には適さない。
・使用する製品の取り扱い説明書をよく確認する。
・湿度が低い晴れた日に作業を行う。
3.革ジャンの別のカビ除去方法
革製品専用のシャンプーや洗剤を使用して、洗濯機でネットに入れて丸洗いする方法もあります。また、革用の防カビミストを使い、スプレーしてからタオルで拭き取る方法も効果的です。
4.着用後のお手入れ方法
・着用後はハンガーにかけ、撥水スプレーを施す。
・軽くブラッシングし、ファスナーやステッチ部分は歯ブラシで清掃。
・汚れやカビの有無をチェックする。
・雨で濡れた場合は、タオルで水分を拭き取り、完全に乾く前にオイルで保護し、陰干しする。
・乾燥機やドライヤーの温風はNG。乾燥させる際は扇風機や新聞紙を活用する。
5.新品の革ジャンは使用前にケアを!
革ジャンは水分に弱いため、使用前に撥水スプレーをかけておくと汚れ防止にもなります。
・まず裏側の見えない部分でシミにならないか確認。
・ムラにならないよう均一にスプレーし、特に襟元や袖口は丁寧に。
・しっかり乾燥させてからクローゼットに収納。
・ハンガーは厚みのあるものを使用し、型崩れを防ぐためにタオルを巻くのも有効。
6.正しい保管とカビの予防策
・低温・通気性の良い場所で保管。
・クローゼットの手前にかけ、風通しを確保。
・定期的に外に出して換気し、除湿剤を活用。
・長期保管時は汚れをしっかり落とし、薄く保湿クリームを塗布。
・保管時は不織布カバーをかけ、ビニール袋は避ける。
7.専門のレザークリーニングを検討する場合
自力でのカビ取りが難しい場合は、レザー専門のクリーニング店へ依頼すると安心です。
・クリーニング費用:約6,000円~
・仕上がりまでの期間:約2週間~
・専用ソープや色落ち防止剤を使用し、革の状態に合わせた洗浄が行われる。
・カビやシミ除去の他、ダメージ補修も相談可能。
8.自己対応が難しい頑固なカビの対処法
革ジャンに青カビや黒カビが発生し、色素が革に浸透すると除去が困難になります。また、香水の成分や、なめし脂の酸化による臭いも完全除去は難しいとされています。
9.まとめ
・革ジャンのカビは予防が最優先。
・汚れや湿気を避け、専用カビ取り剤で対処。
・着用後のメンテナンスと定期的な換気が重要。
・長期保管時は汚れを落とし、不織布カバーで保護。
・自力で落とせないカビは専門クリーニングへ依頼。
適切なケアを行い、革ジャンを長く愛用しましょう!
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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