洗面所の天井に発生したカビの掃除方法と効果的な対策

1. 洗面所の天井に発生したカビを除去する方法

• 1-1. カビ取り作業時の注意点
• 1-2. 応急処置としてのカビ除去方法

2. 洗面所の天井にカビが生える原因とは？

• 2-1. ホコリの蓄積に注意！
• 2-2. カビ臭がする場合のチェックポイント
• 2-3. カビを放置するとどうなる？

3. 洗面所の天井カビを防ぐための対策

• 3-1. 入浴後は浴室のドアを開放しない
• 3-2. 水滴や結露はこまめに拭き取る
• 3-3. 湿度を60％以下に保つ
• 3-4. 防カビスプレーやエタノールで定期的に除菌
• 3-5. 広範囲にカビが広がったら専門業者へ相談

4. まとめ

1. 洗面所の天井に発生したカビを除去する方法

1-1. カビ取り作業時の注意点

洗面所の天井にカビが発生した場合、高い位置の作業が必要になるため、脚立や踏み台を使うことになります。しかし、転倒や踏み外しのリスクもあるため、手が届かない範囲のカビは、無理せず専門のカビ取り業者に依頼することをおすすめします。

小規模なカビで、応急的に自分で除去したい場合は、適切な装備を整えることが重要です。カビの胞子が天井から落ちて吸い込んでしまう可能性があるため、マスク・ゴーグル・手袋を着用し、薬剤の飛散やカビの影響から身体を守りながら作業を行いましょう。

また、天井に発生するカビは結露や配管の漏水が原因であることも多く、何度掃除しても再発する場合は、断熱対策や配管修理といった根本的な改善策も視野に入れる必要があります。

1-2. 応急処置としてのカビ除去方法

専門業者に依頼するまでの間にできる簡単なカビ対策をご紹介します。

使用するもの

・消毒用アルコール（70～80％濃度）

・フローリングワイパー

・ぞうきんまたは布巾

手順

1.フローリングワイパーに布巾をセットし、消毒用アルコールを染み込ませる。

2.天井のカビ部分を中心に拭き取る。

3.拭き取り後、扇風機などでしっかり乾燥させる。

注意点

・この方法では、表面の軽度なカビを除去できますが、黒カビの色素まで完全に取り除くことはできません。

・カビ取り作業中は換気を行い、汚れてもよい服を着用し、作業エリアの下にバスマットなどの布製品を置かないようにしましょう。

・必ずマスク・ゴーグル・手袋を装着し、安全を確保して作業を行ってください。

2. 洗面所の天井にカビが生える原因とは？

カビは「温度・湿度・栄養素」の3つの条件が揃うと繁殖しやすくなります。

温度：20℃～30℃

湿度：60％以上

栄養素：ホコリ・髪の毛・皮脂・アカ・汗などの汚れや、建材や食品など

洗面所でカビが生える主な原因は、ホコリと水気の蓄積です。特に、浴室と洗面所が隣接している場合、入浴後に浴室のドアを開放すると湿気が洗面所側へ流れ込み、天井に蒸気が滞留してカビが発生しやすくなります。

2-1. ホコリの蓄積に注意！

ホコリには「無害なホコリ」と「有害なホコリ」があります。

無害なホコリ：衣類の繊維や髪の毛などが舞ってできたもの

有害なホコリ：長期間放置されたホコリの中でカビ・ダニ・細菌が増殖したもの

無害なホコリも放置すると有害なものへ変化するため、こまめに掃除することが大切です。特に、換気扇や照明器具の周囲、天井付近はホコリが溜まりやすい場所なので、注意して掃除しましょう。

2-2. カビ臭がする場合のチェックポイント

洗面所にカビ臭が漂う場合、天井のホコリがカビの温床となっている可能性があります。化学繊維のハタキやハンディモップを使い、定期的にホコリを取り除きましょう。

また、カビの発生源が特定できない場合、壁紙の下でカビが繁殖している可能性もあります。その場合、自力での除去は難しいため、カビ取りの専門業者に相談するのが賢明です。

2-3. カビを放置するとどうなる？

カビをそのままにすると、見た目の汚れだけでなく、建材の劣化や健康被害を引き起こす可能性があります。

健康被害：カビの胞子がアレルギー・喘息・肺炎の原因に

建材の劣化：カビが広がると壁紙や木材の腐敗が進行

害虫の発生：カビを餌とするダニが発生し、それを食べるゴキブリも増える

カビが増えることで害虫の発生リスクも高まり、結果的に衛生環境が悪化してしまいます。こうしたリスクを防ぐためにも、早めの対策が必要です。

3. 洗面所の天井カビを防ぐための対策

3-1. 入浴後は浴室のドアを開放しない

浴室の湿気が洗面所へ流れ込むのを防ぐため、入浴後はドアを閉め、浴室内で換気を行いましょう。

3-2. 水滴や結露はこまめに拭き取る

洗面所の天井に水滴がついたまま放置すると、カビの発生を助長します。使用後は乾いた布でしっかり拭き取りましょう。

3-3. 湿度を60％以下に保つ

除湿機や換気扇を活用し、洗面所の湿度を適切にコントロールすることでカビの発生を防ぐことができます。

3-4. 防カビスプレーやエタノールで定期的に除菌

市販の防カビスプレーや消毒用エタノールを活用し、定期的に天井を拭き掃除することでカビの繁殖を抑えます。

3-5. 広範囲にカビが広がったら専門業者へ相談

もしカビが広がり、自力での対応が難しい場合は、早めにカビ取りの専門業者へ相談し、適切な処置を行いましょう。

4. まとめ

洗面所の天井カビは、湿気やホコリが原因で発生しやすく、放置すると健康被害や建材の劣化につながります。こまめな掃除と適切な湿度管理を行い、カビの発生を防ぎましょう。もし、カビが広がってしまった場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/