冷蔵庫の裏にカビが!原因と効果的な対策をプロが解説
2025/03/01
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
冷蔵庫の裏にカビが!原因と効果的な対策をプロが解説
普段は目にすることのない冷蔵庫の裏側。掃除のタイミングで動かしてみたら、思いがけずカビが発生していて驚いたことはありませんか?
さらに、冷蔵庫の背面だけでなく、隣接する壁にもカビが広がっているケースも少なくありません。カビは放置するとどんどん繁殖し、住環境に悪影響を及ぼすため、早めの対策が必要です。
今回は、冷蔵庫の裏にカビが発生する原因と、効果的な除去・予防方法を詳しく解説します。
目次
1.冷蔵庫の裏にカビが生える原因
1-1. 冷蔵庫の裏がカビの温床になる理由
1-2. 放置されたホコリもカビのリスクに
2.冷蔵庫の裏に発生したカビの除去方法
2-1. 消毒用エタノールを使ったカビ取り
準備するもの
2-2. 塩素系漂白剤を活用した強力除去法
準備するもの
※使用時の注意点
3.冷蔵庫裏の壁にカビが広がった場合の対処法
3-1. 重曹とエタノールでやさしく除去する方法
準備するもの
3-2. 壁・壁紙専用のカビ取り剤を活用する
準備するもの・注意点
4.冷蔵庫裏のカビを防ぐための対策
4-1. 定期的なホコリ除去でリスク軽減
4-2. 冷蔵庫上のホコリ対策には新聞紙やチラシを活用
4-3. 手に負えないカビはプロの業者に相談を
5.まとめ
1.冷蔵庫の裏にカビが生える原因
1-1. 冷蔵庫の裏がカビの温床になる理由
カビが繁殖するためには「温度」「湿度」「栄養分」の3つの要素が必要です。
カビが好む環境 | 具体的な条件 |
---|---|
温度 | 20~30℃ |
湿度 | 60%以上 |
栄養源 | ホコリ・油汚れ・食品カス など |
多くの家庭では年間を通じて室温が20~30℃程度に保たれており、日本は湿度も高いため、冷蔵庫の裏はカビが繁殖しやすい環境になりがちです。
また、冷蔵庫は壁際に設置するため、普段動かす機会が少なく、空気の流れが滞りやすくなります。このため、湿気がこもり、カビの発生を助長することになります。
1-2. 放置されたホコリもカビのリスクに
家電製品は静電気を帯びやすく、周囲のホコリを引き寄せてしまいます。
特に冷蔵庫や電子レンジなどのキッチン家電は、空気中の油分とホコリが混ざり合い、ベタついた頑固な汚れへと変化します。このホコリがカビの栄養源となり、繁殖の原因となるのです。
冷蔵庫の下や側面、さらに天板部分はホコリが溜まりやすいポイントです。加えて、冷蔵庫を壁にピッタリつけて設置していると、空気の流れが遮られ、湿気が逃げにくくなります。その結果、カビが発生し、周囲の壁や床にまで広がる可能性があります。
【冷蔵庫の裏にカビが発生する主な原因】
✔ ホコリや油汚れがカビの栄養源になる
✔ 静電気でホコリが溜まりやすい
✔ 食品カスや手垢、水分が付着しやすい
カビが広範囲に広がる前に、早めに発見し対処することが大切です。
2.冷蔵庫の裏に発生したカビの除去方法
2-1. 消毒用エタノールを使ったカビ取り
準備するもの
✅ 消毒用エタノール(例:ドーバー パストリーゼ77)
✅ ぞうきん または キッチンペーパー
手順
① 消毒用エタノールをぞうきんやキッチンペーパーに染み込ませ、カビが生えた部分を拭き取る。
② 完全に乾燥させる。
軽度のカビであれば、この方法だけでしっかり除去できます。しかし、頑固なカビが残っている場合は、次の方法を試しましょう。
2-2. 塩素系漂白剤を活用した強力除去法
準備するもの
✅ 塩素系漂白剤(例:カビキラー・カビハイターなど)
✅ ぞうきん 3枚(拭き取り用・水拭き用・乾拭き用)
✅ ゴム手袋
手順
① ぞうきんに塩素系漂白剤を染み込ませ、カビ部分をしっかり拭く。
② 水で濡らしたぞうきんで、塩素系漂白剤をしっかり拭き取る。
③ 乾いたぞうきんで水分を取り除き、扇風機やサーキュレーターでしっかり乾燥させる。
⚠ 注意点 ⚠
・ 作業中は必ず換気を行う。
・ 塩素系漂白剤は肌荒れを引き起こすため、ゴム手袋を着用する。
・ 大きな冷蔵庫で大量の漂白剤を使用する場合は、マスクやゴーグルを併用する。
定期的にお手入れを行い、カビが生えにくい環境を維持することが重要です。
3.冷蔵庫裏の壁にカビが広がった場合の対処法
冷蔵庫の裏だけでなく、その周囲の壁にもカビが発生してしまうことがあります。しかし、壁紙にカビ取りスプレーを使う際は注意が必要です。
塩素系漂白剤(カビキラーなど)を壁紙に直接使用すると、色落ちする可能性があります。特に、色柄のある壁紙や塗装仕上げの壁の場合は、目立たない部分で試してから使うようにしましょう。
3-1. 重曹とエタノールでやさしく除去する方法
準備するもの
✅ 重曹
✅ 消毒用エタノール
✅ 酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
✅ ぞうきん(2枚)
✅ 容器
手順
1.容器に重曹を入れ、水を加えてペースト状にする。
2.さらに酸素系漂白剤を加えてよく混ぜる。
3.ぞうきんに消毒用エタノールを含ませ、カビの部分を拭き取る。
4.エタノールが乾いたら、作ったペーストをカビ部分に塗り、5分ほど放置する。
5.ぞうきんで拭き取った後、乾いたぞうきんで仕上げ拭きをする。
この方法は、比較的軽度のカビに効果的です。もしカビが根深く残っている場合は、次の方法を試してみましょう。
3-2. 壁・壁紙専用のカビ取り剤を活用する
準備するもの
✅ 壁紙対応のカビ取りスプレー
✅ ぞうきん
✅ ゴム手袋
手順
1.カビが発生している部分にスプレーし、表面全体が湿る程度にする。
2.15分ほど放置する。カビが落ちにくい場合は、再度スプレーしてさらに15分放置する。
3.カビが消えたら、水拭きをしてしっかり乾燥させる。
⚠ 注意点 ⚠
・ 作業中はしっかり換気を行う。
・ 事前に目立たない箇所で色落ちのテストをする。
・ 広範囲を掃除する際は、マスクやゴーグルを着用すると安全。
・ 扇風機やサーキュレーターを使うと、乾燥時間を短縮できる。
・ カビが落ちにくい場合は、この工程を数回繰り返すことで効果を高められる。
壁紙の素材や状態によって適した方法が異なるため、無理に強力な薬剤を使用せず、慎重に対処することが大切です。
4.冷蔵庫裏のカビを防ぐための対策
カビの発生を防ぐには、定期的な清掃と湿気対策が不可欠です。冷蔵庫の裏は見えにくい場所ですが、少しの工夫でカビのリスクを大幅に減らせます。
4-1. 定期的なホコリ除去でリスク軽減
冷蔵庫の裏にホコリがたまると、カビの栄養源となるだけでなく、冷却効率が下がって電気代が上がる原因にもなります。
【効果的な掃除方法】
✔ 定期的に冷蔵庫を動かし、掃除機でホコリを吸い取る。
✔ 床だけでなく、冷蔵庫本体の裏側や側面も掃除機やハンディモップでこまめに清掃する。
✔ ホコリがこびりついている場合は、住居用洗剤(例:マイペット)を使って拭き取ると効果的。
✔ 冷蔵庫を設置するときは、壁にぴったりつけずに10cmほど離して空気の流れを確保する。
壁との間に隙間を作ることで湿気がこもりにくくなり、カビの発生を抑えられます。
4-2. 冷蔵庫上のホコリ対策には新聞紙やチラシを活用
冷蔵庫の天板部分にはホコリがたまりやすいですが、高い場所なので掃除の頻度が減りがちです。そこで、新聞紙やチラシを活用すると簡単にホコリ対策ができます。
【簡単なホコリ対策】
✅ 冷蔵庫の上に新聞紙やチラシを敷いておく。
✅ 3か月に1回程度、交換するだけでホコリを除去できる。
✅ ぞうきんで拭く手間が省け、手を汚さずに清潔を維持できる。
忙しくてこまめに掃除ができない方や、手軽にホコリ対策をしたい方におすすめの方法です。
4-3. 手に負えないカビはプロの業者に相談を
もし冷蔵庫の裏のカビがすぐに再発してしまう場合や、自力でのカビ除去が難しいと感じる場合は、カビ除去の専門業者に依頼するのもひとつの選択肢です。
【専門業者に依頼するメリット】
✔ カビの根本的な原因を特定し、適切な対処をしてくれる。
✔ 素材や環境に合った専用の薬剤を使用し、再発を防ぐ。
✔ 無料で相談や見積もりを受け付けている業者も多い。
何度掃除してもカビが生えてしまう場合は、一度専門家に相談してみるのも良いでしょう。
5.まとめ
✅ 冷蔵庫の裏のカビは早期発見と適切な対処がカギ。
✅ ホコリと湿気がカビ発生の主な原因。
✅ こまめな掃除と冷蔵庫の設置位置を工夫することで予防できる。
✅ 新聞紙やチラシを使ったホコリ対策も効果的。
✅ 再発が続く場合は専門業者への相談を検討しよう。
毎日のちょっとした習慣で、冷蔵庫の裏のカビを防ぎ、清潔で快適なキッチン環境を維持しましょう!
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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