カーテンのカビ取りにキッチンハイターは使えるの?
2025/01/22
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
カーテンのカビ取りにキッチンハイターは使えるの?
【ご相談】 カーテンの裾部分に黒いポツポツとしたカビが発生してしまいました。専用のカビ取り剤を購入しようと考えていたところ、友人に「キッチンハイターでも落ちるよ」と教えてもらいました。本当にキッチンハイターを使ってカーテンのカビを取ることはできるのでしょうか?
窓際の結露や湿気を放置してしまうと、カーテンにカビが生えてしまうことがありますよね。特に冬場の結露が多い時期には、カビの発生が加速し、カーテンの見た目が悪くなるだけでなく、嫌なカビ臭さが広がることもあります。
こうした状況を防ぐためには、早めにカビ取り作業を行うことが重要です。この記事では、キッチンハイターがカーテンのカビ除去に効果的かどうか、またカビ取りの具体的な方法について詳しく解説していきます。
目次
1.キッチンハイターとはどんなもの?
1.1 塩素系漂白剤の基本知識
1.2 キッチンハイターが適用できる対象
2.カーテンのカビ取りにキッチンハイターは使えるのか?
2.1 キッチンハイターを使ったカビ取りの手順
2.2 キッチンハイターを使用する際の注意事項
2.3 柄物や色付きカーテンのカビ取り方法
3.酸素系漂白剤を活用したカーテンのカビ取り方法
3.1 頑固なカビを落とすためのポイント
3.2 酸素系漂白剤を使う際の注意点
3.3 軽いカビ汚れには消毒用アルコールも有効
4.カーテンにカビを発生させないための予防策
5.まとめ
1.キッチンハイターとはどんなもの?
1.1 塩素系漂白剤の基本知識
塩素系漂白剤の一種
キッチンハイターは花王から販売されている塩素系漂白剤で、主成分は次亜塩素酸ナトリウム(6%)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、および水酸化ナトリウム(アルカリ剤)です。アルカリ性の強い台所用漂白剤として、家庭のキッチンや食器の除菌・漂白に使われています。
1.2 キッチンハイターが適用できる対象
花王の公式情報によると、キッチンハイターは以下の用途に使用できます
白い布製品(ふきん、おしぼりなど)
プラスチック製品(ただしメラミン樹脂は除く)
シリコン製品、陶器、ガラス器、木製品など
ただし、素材や繊維に入り込んだ汚れやカビは完全に除去できない場合があり、材質自体が変色している場合も改善できないことがあります。
2.カーテンのカビ取りにキッチンハイターは使えるのか?
キッチンハイターは、白いカーテンやレースカーテンのカビ取りに有効です。ただし、柄物や色物の場合は脱色のリスクがあるため使用は控えた方が良いでしょう。使用する際は以下の方法を参考にしてください
2.1 キッチンハイターを使ったカビ取りの手順
必要な道具
・バケツ
・ゴム手袋
手順
1.バケツに5リットルの水を入れ、キッチンハイターをキャップ約1.2杯分加えます。
2.カーテンをバケツに入れ、30分程度つけ置きします。
3.十分にすすいだ後、洗濯機で通常の洗濯を行います。
4.風通しの良い場所でしっかり乾燥させて完了です。
2.2 キッチンハイターを使用する際の注意事項
脱色のリスク:白以外のカーテンには使用できません。柄物や色物のカーテンは別の方法を選びましょう。
濃度管理:原液を直接使用せず、必ず水で薄めてください。濃すぎると白いカーテンでも変色する可能性があります。
素材の劣化:長時間つけ置きすると繊維が傷む可能性があるため、時間を厳守しましょう。
皮膚保護:ゴム手袋を着用して手荒れを防ぎましょう。
2.3 柄物や色付きカーテンのカビ取り方法
柄物や色物のカーテンには、脱色のリスクが少ない酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。酸素系漂白剤はツンとしたニオイもなく、色落ちしにくいのが特徴です。
おすすめ商品例
・オキシクリーン
・シャボン玉石けん 酸素系漂白剤
3.酸素系漂白剤を活用したカーテンのカビ取り方法
3.1 頑固なカビを落とすためのポイント
1.バケツに30~50℃のお湯を4リットルほど入れ、大さじ2杯の酸素系漂白剤を加えます。
2.カーテンをつけ置きし、15~30分程度放置します。
3.すすぎ後、洗濯機で洗い、よく乾かします。
3.2 酸素系漂白剤を使う際の注意点
素材に応じた注意点
酸素系漂白剤はシルクやウールなどデリケートな素材には使えません。洗濯表示を確認し、適切なケアを行いましょう。
3.3 軽いカビ汚れには消毒用アルコールも有効
軽いカビ汚れの場合は、カーテンに消毒用アルコールを吹きかけて拭き取るだけでも効果があります。その後、しっかり乾燥させてください。
白いカーテンにはキッチンハイター、柄物には酸素系漂白剤を使い分けよう
白いカーテンのカビ取りにはキッチンハイターが有効ですが、色物やデリケートな素材には酸素系漂白剤がおすすめです。いずれの場合も、換気や手袋の着用などの安全対策を忘れずに行いましょう。
4.カーテンにカビを発生させないための予防策
カーテンにカビが発生しやすい原因のひとつが、窓際の結露です。この結露を放置すると湿気がたまり、カビの温床になりやすくなります。以下の方法を実践して、カビの発生を予防しましょう。
こまめな換気
部屋の空気を入れ替えることで湿気を逃がし、カーテン周辺の湿度を下げることができます。
除湿機能の活用
エアコンの除湿機能や専用の除湿器を使用することで、室内の湿度を効果的にコントロールしましょう。
定期的なカーテンの洗濯
カーテンに付着したホコリや汚れを取り除くことで、カビの繁殖を防ぎます。
掃除の際に消毒用アルコールを使用
カーテンの裾や窓枠付近に消毒用アルコールをスプレーして拭き取ると、除菌効果でカビの発生を抑えられます。
さらに、結露の対策も忘れずに行うことが重要です。窓際の結露を減らす方法として、断熱シートの使用や換気扇の活用もおすすめです。
5.まとめ
カーテンのカビ取りにはキッチンハイターを使用する方法もありますが、注意すべきポイントがあります
・白いカーテンやレースのカーテンに使用すること
・希釈濃度とつけ置き時間を厳守すること
・換気を徹底し、ゴム手袋で手を保護すること
ただし、塩素系漂白剤は素材を傷める場合があるため、色柄もののカーテンやデリケートな素材には酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。こちらも使用時の濃度や手順を守り、効果的にカビを取り除きましょう。
予防策を日頃から意識して取り組むことで、大切なカーテンを清潔に保ち、快適な空間を維持することができます。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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