新築マンションなのにカビ?!原因と対策を専門業者が解説します
2024/12/11
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
新築マンションなのにカビ?!原因と対策を専門業者が解説します
念願の新築マンションに引っ越して、新生活がスタート。
ピカピカのエントランスや新築特有の香りに包まれて、夢見心地の毎日を送っている頃――ふと気づくと、壁や天井にカビが…。
「新築なのにどうしてカビが?」
「高性能な設備が整っているのに、カビが発生するのは普通のこと?」
「このまま放置して大丈夫?早めに解決したいけど、どう対処すればいいの?」
そんな疑問や悩みをお持ちの方へ、新築マンションでカビが発生する原因と対策についてわかりやすく解説します。
この記事では、以下のポイントを中心にお伝えします。
・新築マンションでカビが発生する理由
・カビが発生しやすい条件とは
・カビを効果的に除去する方法
・再発を防ぐための予防策
新築だからといって、カビのリスクがゼロになるわけではありません。
この記事を参考に、快適な住まいを守るための知識を身につけましょう!
目次
1 新築マンションなのにカビが発生することがあるのか
1.1コンクリート内部の水分が残っている
1.2 気密性の高い最新設備が影響している
1.3 低層階(三階以下)の物件が多い
1.4 日当たりの悪い部屋が原因になる
1.5 換気不足による湿気の滞留
1.6 収納スペースの詰め込み過ぎ
2 新築マンションに生じたカビを取り除く方法
2.1 靴箱やクローゼットに発生した場合
2.2 浴室やトイレなど水回りの場合
2.3 壁や窓際にできたカビの処理方法
2.4 カビ被害が大きい場合は管理組合に相談
3 新築マンションでカビを防ぐためのポイント
3.1 定期的に換気を行う
3.2 結露を早めに取り除く
3.3 室内をこまめに掃除する
3.4 衣類や布製品を日光に当てる
3.5 ドライ機能や除湿機を活用する
3.6 家具は壁から少し離して配置する
4 新築や築浅物件でもカビに悩む人が多い現状
5 まとめ
1 新築マンションなのにカビが発生することがあるのか
新築マンションや築浅物件にカビが発生するなんて想像しにくいかもしれません。
しかし、新しいからこそカビが生えるリスクがあるのです。
ここでは、新築マンションにカビが発生する主な理由を解説します。
新築マンションでカビが発生する原因
1.1コンクリート内部の水分が残っている
鉄筋コンクリート造りのマンションでは、構造材料であるコンクリートから水分が徐々に蒸発します。
この蒸発は建築後数年間続くため、室内に湿気がこもりやすくなります。
そのため、換気をしっかり行い、必要に応じて除湿機を活用することが効果的です。
1.2 気密性の高い最新設備が影響している
現代のマンションは気密性が高く、外気が入りにくい設計になっています。
これにより冷暖房の効率は上がりますが、室内の湿気が逃げにくくなるデメリットがあります。
特に冬場に窓ガラスに発生する結露は、カビの原因となる湿気が溜まりやすい例です。高気密住宅では、定期的な換気が欠かせません。
1.3 低層階(三階以下)の物件が多い
1階や2階など地面に近い階は、地面からの湿気が影響しやすいため、カビが発生しやすい傾向があります。
特に、河川や池が近くにある場合は湿気の影響がさらに強まります。
湿気が気になる低層階では、除湿機やエアコンのドライモードを積極的に活用し、湿気をコントロールしましょう。
1.4 日当たりの悪い部屋が原因になる
北向きの部屋や窓の少ない収納スペースでは、日光が入りにくく湿気が溜まりやすくなります。
紫外線にはカビの増殖を抑える効果がありますが、日当たりが悪いとその効果が得られません。
収納庫には除湿剤を設置したり、時々扉を開けて換気する工夫をしましょう。
1.5 換気不足による湿気の滞留
新しい住宅は湿気に強いと思い込んで換気を怠ると、湿気が溜まりやすくなります。
さらに、掃除不足でホコリが溜まると、これがカビの栄養源になります。
24時間換気システムがある場合は必ず稼働させ、定期的に窓を開けて空気を循環させることが大切です。
1.6 収納スペースの詰め込み過ぎ
靴箱やクローゼットに物を詰め込み過ぎると、空気の流れが悪くなり湿気がこもります。
特に靴箱や押し入れでカビが発生する事例が多いようです。
収納率を70%以下に抑えることで、通気性を確保し、カビのリスクを減らしましょう。
2 新築マンションに生じたカビを取り除く方法
万が一、新築マンションでカビが発生してしまった場合、適切な方法で取り除くことが大切です。
以下に、具体的なカビ取り方法を場所ごとにご紹介します。
2.1 靴箱やクローゼットに発生した場合
靴箱やクローゼットにカビが発生した場合、以下の手順で対処しましょう。
軽度のカビの場合
白いカビが薄っすらと発生している場合には、まず靴や収納物を全て取り出します。その後、消毒用エタノールをスプレーし、しっかりと拭き取りましょう。エタノールを使用することで、カビの菌を殺菌できます。靴にもエタノールを塗布し、日光に当てて乾燥させると効果的です。
カビの色素が沈着している場合
カビが深く染み込んでいる場合には、次亜塩素酸ナトリウムを薄めて使用します。柔らかい布やタオルに薄めた液を含ませて拭き取りますが、次亜塩素酸ナトリウムは漂白作用があるため、靴や衣類に直接付着しないよう注意してください。また、換気を十分に行い、使用後は完全に乾燥させてから物を戻しましょう。
靴にカビが生えている場合
靴の素材に合わせて酸素系漂白剤を使用すると効果的です。漂白剤を適量に薄め、柔らかいブラシで優しく洗浄し、乾燥させます。
2.2 浴室やトイレなど水回りの場合
風呂場のタイルやパッキン、トイレの壁などに発生したカビには、市販のカビ取り剤を活用しましょう。
使用方法
・カビ取り剤を直接スプレーし、10分程度放置します。
・その後、水でしっかりと流し、乾燥させます。水で流せない箇所では、濡れタオルで丁寧に拭き取りましょう。
・ゴムパッキンやタイル目地に深く入り込んだカビには、粘度の高いジェルタイプのカビ取り剤が適しています。
注意点
塩素系のカビ取り剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴーグルやマスク、手袋を着用して安全対策を忘れずに行いましょう。
2.3 壁や窓際にできたカビの処理方法
壁や窓際にカビが発生した場合、壁専用のカビ取り剤を使用します。
ただし、色柄のある壁紙の場合、次亜塩素酸ナトリウムが含まれる製品を使うと変色の恐れがあります。
使用手順
・カビ取り剤を塗布する前に、壁の目立たない箇所で試して安全性を確認します。
・問題がなければ、カビ部分に塗布し、適切な時間放置します。
・柔らかい布で優しく拭き取り、完全に乾燥させましょう。
2.4 カビ被害が大きい場合は管理組合に相談
軽度のカビは自分で取り除ける場合が多いですが、大規模なカビや構造上の問題が原因の場合には、管理組合や大家さんに相談するのがおすすめです。
管理組合がある場合、管理費で対応してもらえる可能性もあります。
一方、自主管理物件の場合は、専門業者に依頼する必要がある場合もあります。
まずは管理組合や大家さんに相談し、適切な手段を検討しましょう。
安全対策を心がけながら適切な方法でカビを除去しましょう
カビが発生してしまった場合、早めの対応が重要です。
それぞれの場所に適した方法で除去し、健康的な住環境を取り戻してください。
また、除去後は再発防止のための湿度管理や換気を徹底することが大切です。
3 新築マンションでカビを防ぐためのポイント
カビの発生を防ぐためには、日常的な工夫が重要です。
以下の対策を実践して、カビが生えにくい環境を維持しましょう。
3.1 定期的に換気を行う
通気性を良くするために、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。
1か所だけでなく、複数の窓を開けて空気を循環させることがポイントです。
特に天気の良い日は積極的に行い、湿気を排出してください。
3.2 結露を早めに取り除く
窓や壁に結露ができた場合、放置せずにこまめに拭き取ることが大切です。
結露が原因で湿気が増し、カビの温床となる可能性があります。
専用の結露取りワイパーを活用するのも便利です。
また、カーテンなどの布製品も湿気を吸いやすいため、定期的に乾燥させましょう。
3.3 室内をこまめに掃除する
ほこりや汚れはカビの栄養源となるため、こまめな掃除が必要です。
ロボット掃除機を活用するのも効率的です。
また、空気清浄機を設置して空気中のほこりやカビの胞子を取り除くのも効果的です。
3.4 衣類や布製品を日光に当てる
衣類や靴などの布製品は、定期的に日光に当てて乾燥させましょう。
日光には殺菌作用があり、カビ予防に役立ちます。
直射日光が難しい場合でも、陰干しで湿気を取り除くことが可能です。
3.5 ドライ機能や除湿機を活用する
雨の日や曇りの日には、エアコンのドライ機能や除湿機を使って室内の湿気を減らしましょう。
特にクローゼットや靴箱のような湿気がたまりやすい場所では、小型の除湿機を活用すると効果的です。
また、エアコンの内部にカビが生えないよう、定期的にフィルターを掃除したり、プロのクリーニングを依頼してください。
3.6 家具は壁から少し離して配置する
家具を壁に密着させて置くと、通気性が悪くなりカビが発生しやすくなります。
少し隙間を開けて空気の流れを確保しましょう。
また、大型家具の下や周辺も定期的に掃除を行い、ほこりや汚れをためないようにしてください。
4 新築や築浅物件でもカビに悩む人が多い現状
近年、住宅の気密性が向上したことにより、新築や築年数の浅い物件でもカビの発生が問題となるケースが増えています。
カビが発生する原因には、気密性や換気設備の問題、湿気の多い立地条件(湿地帯や低層階、漏水リスクなど)が挙げられます。
また、換気不足、結露の放置、収納スペースの過剰な詰め込みといった、日常的な生活習慣による影響も少なくありません。
特に梅雨や湿気の多い季節には、これらの要因が重なり、カビ被害がさらに拡大する恐れがあります。
放置することで健康被害や住宅の劣化が進むため、早急な対策が必要です。
住宅のカビでお困りの場合は、専門業者にご相談いただくことで、迅速かつ的確な対応が可能です。
5 まとめ
新築マンションでも以下のような条件が重なることで、カビが発生しやすくなります。
・コンクリートの水分蒸発や気密性の高い構造
・換気不足
・日当たりの悪い環境
・収納スペースの詰め込み過ぎ
・湿気がこもりやすい低層階や河川近くの立地
カビを放置すると、胞子が部屋中に広がり、他のエリアにも影響を及ぼします。
また、カビ毒による健康被害や住環境の悪化にもつながるため、早急な対応が重要です。
カビの発生を予防するために、日頃から湿気対策や掃除を心がけることで、健康で快適な住環境を維持しましょう。
カビが深刻化した場合には、専門業者への相談もぜひご検討ください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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