服に付着した「白カビ」の落とし方と予防のポイント
2024/12/06
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
服に付着した「白カビ」の落とし方と予防のポイント
押し入れやクローゼットにしまっていた衣類に、白いカビが生えていたことはありませんか?
特に黒や紺などの濃い色の服はカビが目立ちやすいですが、白い服や柔らかい素材の服では気づきにくい場合もあります。
今回は、衣類に発生した白カビの効果的な取り方と、再発を防ぐための予防策について詳しく解説していきます。
目次
1.白カビとはどんなカビ?
1-1 白カビは乾燥した環境でも増殖する
1-2 押し入れやクローゼットに白カビが発生しやすい理由
1-3 クローゼット内は白カビの栄養源が豊富に存在する
1-4 掃除の頻度が少ない場合に起こる影響
1-5 洗濯機にカビが潜んでいるケース
2.衣類についた白カビを取り除く方法
2-1 消毒用エタノールでカビを除去する方法と必要な道具
2-2 酸素系漂白剤を活用した白カビ除去と必要なアイテム
2-3 カビ取り作業を行う際の注意点
2-4 クローゼットや洗濯機も同時に清潔を保つ方法
3.衣類の白カビを予防するために
3-1 風通しの良い環境を整えることの重要性
3-2 一度着用した服をそのまましまわない工夫
3-3 洗濯機を定期的に掃除する習慣をつける
3-4 クローゼットや押し入れを清潔に保つコツ
4.まとめ
1.白カビとはどんなカビ?
そもそも白カビとはどのようなカビなのでしょうか。
白カビは身近に見られるカビの一種で、白いふわふわした見た目や粉状でホコリのような質感が特徴です。
白カビを含むカビ全般は、「湿度」「温度」「栄養分」「酸素」という4つの条件が揃うことで発生します。
多くのカビは湿度70%以上、温度0~45℃(特に20~40℃)の範囲で活発になりますが、湿度が低めの環境を好むカビも存在します。
このため、条件に応じて異なる種類のカビが発生する仕組みとなっています。
1-1 白カビは乾燥した環境でも増殖する
水回りやお風呂場など湿気の多い場所に繁殖する黒カビと異なり、白カビは食品や木材、衣類などの天然素材を栄養源にする特徴があります。
特に衣類に生える白カビは乾燥気味の環境を好む「好乾菌」と呼ばれる種類で、湿度が約65%程度でも発生します。
1-2 押し入れやクローゼットに白カビが発生しやすい理由
押し入れやクローゼットは湿度が季節や住宅環境によって大きく変動し、60%から80%、梅雨時には90%以上に達することもあります。
このような湿度の高い環境に加えて、風通しが悪く涼しい空間であるため、白カビが快適に生育できる条件が整っています。
さらに、衣類が密集してハンガーに掛けられていたり、プラスチック製の密閉ボックスに長期間保管されている場合も、白カビの発生リスクを高める要因となります。
1-3 クローゼット内は白カビの栄養源が豊富に存在する
白カビは衣類の素材を問わず発生します。
ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は比較的発生しにくいですが、革、ウール、絹、麻、綿といった天然素材は特に栄養源として好まれます。加えて、衣類に残った皮脂や洗剤の成分もエサとなり、白カビの繁殖を助けます。
また、クローゼットや押し入れそのものも白カビの栄養源となるため、クローゼット内でカビが服に移ったり、逆に服からカビの胞子がクローゼット内に広がることもあります。
1-4 掃除の頻度が少ない場合に起こる影響
押し入れやクローゼットの中は、掃除の機会が少なく、奥まで手が届きにくい場所です。
掃除を怠るとホコリがたまり、それが衣類に付着することで白カビの栄養分となります。
1-5 洗濯機にカビが潜んでいるケース
どれだけ衣類や保管場所を清潔にしていても、洗濯機内にカビが発生している場合、洗濯時にカビの胞子が衣類に付着してしまいます。
この状態で部屋干しや乾燥不足が重なると、白カビが発生する原因になります。
その後、高湿度の押し入れやクローゼットに保管することで、白カビの繁殖がさらに進行してしまいます。
2.衣類についた白カビを取り除く方法
衣類に白カビが発生してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
白カビは黒カビと異なり、比較的軽度なカビのため、自宅でも除去が可能です。
以下では、白カビを効果的に落とす方法をご紹介します。
2-1 消毒用エタノールでカビを除去する方法と必要な道具
準備するもの
・衣類用ブラシ
・消毒用エタノール
手順
・衣類用ブラシで白カビを軽くブラッシングして落とします。
・消毒用エタノールを衣類全体に噴射します(白カビが付着していない部分も含めて)。
・日光の下で衣類をしっかり乾かします。
消毒用エタノールは殺菌効果が高く、目に見えないカビも除去できます。
また、日光の紫外線には殺菌効果があるため、作業は晴天の日に行うのが理想的です。
2-2 酸素系漂白剤を活用した白カビ除去と必要なアイテム
準備するもの
・衣類が収まるサイズのたらいまたはバケツ
・酸素系漂白剤(※塩素系はNG)
・ゴム手袋
手順
・ゴム手袋を着用し、40~50℃のお湯をたらいやバケツに用意します。
・規定量の酸素系漂白剤をお湯に溶かし、よく混ぜます。
・白カビの付いた衣類を30分ほど浸け置きます(状態によって浸ける時間は調整)。
・カビが落ちたら水でしっかりすすぎ、漂白剤を完全に洗い流します。
・日光の下で衣類を完全に乾かします。
漂白剤を使用する際は、長時間の浸け置きが生地を傷める原因となるため注意が必要です。
また、酸素系漂白剤は色柄物にも使えるため、白カビの除去に適しています。
2-3 カビ取り作業を行う際の注意点
素材に注意
革製品や絹、カシミヤなどの高級素材は特にデリケートです。これらの場合、漂白剤の使用を避け、消毒用エタノールを布に含ませて優しくたたくように除去します。衣類の目立たない部分でテストしてから行いましょう。
専門業者への相談
大切な衣類や素材が傷みやすい場合は、クリーニング業者に相談するのも一つの方法です。
2-4 クローゼットや洗濯機も同時に清潔を保つ方法
・中の物をすべて取り出し、乾拭きを行います。
・消毒用エタノールを全体に噴射し、しっかり乾かします。
洗濯機の場合
洗濯槽のカビには塩素系漂白剤が効果的です。
洗濯機のカビ取りを定期的に行い、洗濯後の衣類にカビが付着しないようにしましょう。
服の白カビを取り除くだけでなく、原因となる場所を清潔に保つことで再発防止に繋がります。
カビが気になったら、まずは身の回りの環境を見直してみましょう。
3.衣類の白カビを予防するために
白カビを取り除くことは大切ですが、そもそもカビが生えないように対策をすることがより重要です。
ここでは、白カビを防ぐためのポイントをご紹介します。
3-1 風通しの良い環境を整えることの重要性
白カビは湿気が多く風通しの悪い場所を好むため、クローゼットや押し入れの空気を定期的に入れ替えましょう。
服を保管する際も隙間を意識し、詰め込みすぎないようにします。
ハンガーの場合: 服と服の間に余裕を持たせて掛けます。
プラスチックケースの場合: フタを閉める前に湿気がこもらないよう、中を一度換気してから保管しましょう。
さらに、市販の除湿剤を活用すると効果的です。
特に長期間保管する衣類には除湿剤をセットしておくと、湿気を吸収してカビを防げます。
3-2 一度着用した服をそのまましまわない工夫
短時間しか着ていなくても、服には皮脂や汗が付着しています。
これが白カビの栄養源となるため、一度着た服は洗濯してから収納するのが基本です。
洗えない素材の場合: 除菌スプレーをかけ、十分に乾燥させてから収納しましょう。
3-3 洗濯機を定期的に掃除する習慣をつける
洗濯機の内部にカビが発生していると、洗濯しても衣類に再びカビが付着してしまいます。
定期的に洗濯槽クリーナーを使い、カビ取りを行いましょう。
自分で対処できない場合: 専門業者に依頼するのもおすすめです。
3-4 クローゼットや押し入れを清潔に保つコツ
収納場所自体を清潔に保つことも重要です。
クローゼット内のホコリや汚れは、カビの栄養分になるため、目立つ汚れがあればすぐに取り除きましょう。
掃除のポイント
・ホコリは乾いた布や掃除機でこまめに取り除く。
・消毒用エタノールを使い、定期的に拭き掃除をする。
4.まとめ
白カビを予防するには、湿気を防ぎ、収納場所や洗濯機、衣類を常に清潔に保つことが大切です。
原因: 白カビは湿気・汚れた収納場所・洗濯機のカビから発生する。
予防策
・クローゼットの風通しを良くし、湿気対策をする。
・着用後の服は洗濯または除菌処理を行う。
・洗濯機や収納場所の掃除を定期的に行う。
もし白カビが広範囲に広がったり、自力で対処が難しい場合は、プロに依頼するのも一つの選択肢です。
適切な保管方法を取り入れ、衣類を清潔に保つことで、いつでも気持ちよく服を着られる環境を目指しましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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