ドラム式洗濯機のカビ対策!原因と自宅でできる対処法をご紹介
2024/11/26
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
ドラム式洗濯機のカビ対策!原因と自宅でできる対処法をご紹介
ドラム式洗濯機を使っていると、洗濯物から不快な臭いがしたり、黒や茶色のカスが付着してしまうことはありませんか?
これらの原因の多くは、洗濯槽の裏側に発生したカビによるものです。
最近では洗濯と乾燥が一体化したドラム式洗濯機が広く普及しています。しかし、その複雑な構造と乾燥機能の影響で、縦型洗濯機よりもカビが発生しやすいという特徴があります。
せっかく洗濯をしたのに、汚れが落ちるどころかカビが洗濯物についてしまうのは避けたいですよね。
そこで今回は、ドラム式洗濯機のカビが発生する理由と、自宅で簡単にできるカビ対策について詳しくご紹介します。
洗濯機を清潔に保ち、気持ちよく洗濯を楽しむためのヒントをお伝えします!
目次
1.ドラム式洗濯機にカビが発生する原因
1-1 カビが育つ環境とは
2.洗濯槽にカビを招く日常のNG習慣
2-1 日頃からドラム式洗濯機の扉を閉めっぱなしにしている
2-2 洗濯機を一時的な洗濯物置き場にしている
2-3 衣類の汚れを事前に落とさず洗濯している
2-4 洗剤や柔軟剤の使用量が適切でない
2-5 お風呂の残り湯をすすぎ工程に使っている
2-6 乾燥フィルターの清掃が不十分
3.カビが生えてしまった場合の対処法
3-1 洗濯槽に生えたカビを除去する方法
3-2 ゴムパッキンに付着したカビの掃除方法
3-3 排水口に発生したカビへの対応
4.ドラム式洗濯機でカビを防ぐためのポイント
5.まとめ
1.ドラム式洗濯機にカビが発生する原因
なぜドラム式洗濯機にカビが発生するのでしょうか。
洗濯後の衣類に黒や茶色のカスが付着したり、嫌な臭いが漂ったりするのは、洗濯槽やゴムパッキン、排水口などに付着したカビが原因です。
その主な正体は黒カビで、これがカビ臭さや汚れの元となっています。
1-1 カビが育つ環境とは
黒カビが繁殖するためには、以下の条件が必要です。
栄養分(洗剤の残りカスや皮脂汚れ)
カビ胞子(空気中や洗濯物に付着している菌)
適度な温度と湿度
洗濯槽に溜まった洗剤の残留物や衣類に付着した汚れがカビの栄養源となり、これに空気中や泥汚れなどから運ばれたカビ胞子が加わると繁殖が進みます。
このため、ドラム式洗濯機の内部はカビにとって非常に居心地の良い環境となりやすいのです。
2.洗濯槽にカビを招く日常のNG習慣
日々の使い方によっては、カビの発生を助長してしまう場合があります。
以下に、洗濯槽カビを引き起こしやすいNG習慣をご紹介します。
2-1 日頃からドラム式洗濯機の扉を閉めっぱなしにしている
ドラム式洗濯機は構造上、蓋を開けていると邪魔に感じたり、ぶつかる危険性があります。
このため、使用後も蓋を閉じたままにしがちです。
しかし、蓋を閉じっぱなしにしておくと内部に湿気がこもり、カビが繁殖しやすい状態になります。
2-2 洗濯機を一時的な洗濯物置き場にしている
洗濯機を洗濯カゴ代わりに使用し、濡れた衣類や汚れた服をそのまま放置していませんか?
湿気や汚れが蓄積し、カビの栄養源となってしまいます。
洗濯物は別のカゴに保管し、洗濯直前に投入するのがベストです。
2-3 衣類の汚れを事前に落とさず洗濯している
泥や食べかす、ほこりなどの汚れを落とさずに洗濯すると、これらが洗濯槽内に蓄積され、カビの温床となります。
特に頑固な泥汚れは、洗濯機に入れる前にあらかじめ手洗いで落としておきましょう。
2-4 洗剤や柔軟剤の使用量が適切でない
洗剤の入れすぎはすすぎきれない洗剤カスを生み出し、カビのエサとなります。
一方、量が少なすぎると汚れが十分に落ちず、これもカビの原因になります。
ドラム式洗濯機は縦型よりも少ない水で洗濯するため、専用の洗剤を適量使用することが重要です。
2-5 お風呂の残り湯をすすぎ工程に使っている
節水目的でお風呂の残り湯を使う場合、最初の洗い工程に限定しましょう。
すすぎに使用すると、残り湯に含まれる細菌が洗濯槽内に残り、カビや臭いの原因になります。
2-6 乾燥フィルターの清掃が不十分
ドラム式洗濯機の乾燥機能を使用した後、フィルターの掃除を忘れると通気性が悪化し、湿気がこもりやすくなります。
この結果、生乾きやカビ発生のリスクが高まります。
これらの習慣が重なると、洗濯槽内にカビが広がりやすくなります。
3.カビが生えてしまった場合の対処法
ドラム式洗濯機にカビが発生した場合、放置せず早めにカビ対策を取ることが重要です。
以下では、洗濯槽、ゴムパッキン、排水口それぞれの掃除方法を具体的にご紹介します。
3-1 洗濯槽に生えたカビを除去する方法
準備するもの
・洗濯槽クリーナー(メーカー推奨のものがおすすめ)
手順
1.洗濯機の電源を入れる。
2.洗濯槽クリーナーを指定された量だけ投入する。
3.洗濯機を稼働させる。
「槽洗浄コース」があればそれを使用し、ない場合は「洗い」から「すすぎ」までの一連のサイクルを実施します。
ポイント
カビがひどい場合は、クリーナーを入れてから3時間ほどつけ置きしてから稼働させると効果的です。
3-2 ゴムパッキンに付着したカビの掃除方法
準備するもの
・塩素系漂白剤
・ゴム手袋
・キッチンペーパーまたはティッシュ
・バケツまたはたらい
・ラップ
手順
1.バケツに水と漂白剤を入れる。
2.ゴム手袋を着用し、ティッシュやキッチンペーパーでゴムパッキンに付着したカビを拭き取る。
3.バケツ内の漂白剤液に浸したキッチンペーパーをゴムパッキンに貼り付ける。上からラップで覆い、30分放置する。
4.時間が経ったらラップやペーパーを取り除き、パッキンを水でしっかり洗い流す。
補足
ジェル状のカビ取り剤を使用すると、ゴムパッキンに密着するため、さらに効果的です。
3-3 排水口に発生したカビへの対応
準備するもの
・塩素系クリーナー
・ゴム手袋
・バケツまたはたらい
・歯ブラシまたはスポンジ
・コップ
手順
1.洗濯機の蛇口を閉め、電源を切る。
2.ゴム手袋を装着し、排水ホースや排水口のパーツを取り外す。パーツはバケツに入れた水とクリーナーに30分程度浸け置きする。
3.浸け置き中に排水口内の髪の毛や汚れを取り除く。
4.排水口にクリーナーを注ぎ、30分放置。
5.コップで水を流して汚れを洗い流す。この工程を繰り返して清潔にする。
6.浸け置きしていたパーツを洗い流し、歯ブラシやスポンジで磨く。
7.パーツを元の位置に戻して完了。
4.ドラム式洗濯機でカビを防ぐためのポイント
カビ予防には定期的なメンテナンスが必要です。
洗濯槽とゴムパッキンの掃除は月1回、排水口は半年に1回を目安に行うと、カビの発生を抑えられます。
また、日々の使い方にも注意しましょう。
予防策
・洗濯機の蓋は開けておく。
・洗濯物は洗濯カゴで保管し、洗濯機内に放置しない。
・洗濯前に衣類の汚れを簡単に落とす。
・洗剤や柔軟剤は適量を使用する。
・残り湯をすすぎに使用しない。
・使用後は乾燥フィルターを掃除する。
・週に1度は槽乾燥機能を使用し、洗濯槽内をしっかり乾かす。
定期的なメンテナンスと日常的なケアで、ドラム式洗濯機を清潔に保ち、カビの発生を未然に防ぎましょう。
5.まとめ
今回ご紹介した内容を簡単にまとめると、以下のポイントが重要です。
洗濯槽のカビ取りには、専用のクリーナーを使用する
洗濯槽クリーナーはドラム式洗濯機に適したものを選びましょう。定期的に槽洗浄を行うことで、カビの繁殖を防ぎます。
定期的な掃除を習慣化する
洗濯槽やゴムパッキンは月に1回、排水口は半年に1回程度の掃除を目安に。さらに、週に1度は槽乾燥機能を活用し、湿気を取り除くのも効果的です。
湿気とカビの栄養源を溜め込まない
カビの発生を防ぐために、洗濯機内の湿気や汚れをできるだけ減らす工夫を日常的に行いましょう。
メンテナンスをプロに頼る選択肢
ドラム式洗濯機は縦型に比べて構造が複雑で、乾燥機能などがあるためにメンテナンスが難しい場合があります。
自分で掃除をしていても手が届きにくい部分や奥まった箇所にはカビが残りやすいことも。
以下のような場合はプロに依頼するのがおすすめです
・自分で掃除してもカビが取れない
・メンテナンスの仕方に不安がある
・手間がかかるので任せたい
また、洗濯機周辺の環境によってもカビの発生しやすさは異なります。
洗濯機だけでなく、脱衣所や浴室のカビ対策も含めて、トータルでプロに相談することで根本的な解決が図れる場合もあります。
清潔な洗濯環境を保つために
日頃のこまめな掃除と湿気対策に加えて、適切なメンテナンスを続けることで、洗濯機を長持ちさせるだけでなく衣類も清潔に保つことができます。
プロに依頼する場合でも、定期的に洗濯機や周辺環境を見直す習慣を持つことで、カビのリスクを最小限に抑えられます。
カビを防ぎ、毎日の洗濯をより快適にしていきましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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