革製品のカビ除去と予防方法
2024/08/16
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
革製品のカビ除去と予防方法
古い荷物の整理中に以前に大切に保管していた高級な革製品を見つけたけれど、カビが生えてしまっている...なんてことに気づいたことはありませんか?
これらの思い出の品を再び使えるようにするための効果的なカビの除去方法と、カビを防ぐための予防策について紹介します。
目次
1.革製品にカビが生えやすい理由とは?
1-1 革製品をカビさせる意外な原因とは?
1-2 革製品を〇〇に保管していませんか?
1-3革製品を使用後に行うべきケア手順
2.カビが生えてしまった革製品の効果的な除去方法
2-1 日光に当てて乾燥させる
2-2重曹水でやさしく拭き取る
2-3エタノールでカビを除菌
2-4専用カビ取りクリーナーの使用
2-5プロのクリーニングサービスを利用する
3.革製品のカビ予防法
3-1 保管場所の湿度をコントロールする
3-2 革製品自体の湿気を取り除く
4.まとめ
1.革製品にカビが生えやすい理由とは?
革製品はカビが生えやすい素材として知られています。
これには、特定の条件が関係しており、特に重要なのが温度と湿度です。
カビは一般的に、温度が20℃以上で湿度が70%を超える環境で発生しやすくなります。
革製品はこれらの条件を満たすことが多いため、カビが生えやすいのです。
1-1 革製品をカビさせる意外な原因とは?
革そのものがカビを引き寄せる原因にもなっています。
革には油脂が含まれており、製造過程で使用されるタンニンなどの物質がカビの栄養分となります。
さらに、お手入れに使用する革用クリームも、カビの栄養源となり得るのです。
これが、革製品にカビが発生しやすい一因です。
1-2 革製品をそのまま保管していませんか?
保管方法にも注意が必要です。
タンスの引き出しや押入れの奥など、湿気がこもりやすい場所に革製品を保管すると、カビが発生しやすくなります。
特に、使用後の汚れを放置したまま保管することは、カビの温床を作り出しているようなものです。
長期間保管している間に、気づかぬうちにカビが広がってしまうこともあります。
1-3革製品を使用後に行うべきケア手順
革製品を使用した後は、必ず表面の汚れをしっかりと拭き取り、通気性の良い場所で保管することが大切です。
汚れがひどい場合は、消毒用アルコールで表面を軽く拭くと、カビの予防につながります。
その後、陰干しをして十分に乾燥させ、湿気の少ない涼しい場所で保管するようにしましょう。
このように、適切なケアと保管方法を実践することで、革製品を長持ちさせ、カビの発生を防ぐことができます。
2.カビが生えてしまった革製品の効果的な除去方法
革製品にカビが発生してしまった場合、広がる前に早急に対処することが重要です。
カビの胞子が広がらないように、作業は換気の良い場所で行いましょう。
2-1 日光に当てて乾燥させる
軽度のカビであれば、日光に当てるだけで対応できます。
太陽の光には殺菌効果があるため、表面のカビをタオルで優しく叩き拭きし、その後日中に陰干しします。
午前10時から午後2時の間、乾燥した日に数時間干すと効果的です。
干した後は、革専用のクリームで保湿すると、革がより長持ちします。
2-2重曹水でやさしく拭き取る
重曹を使った簡単なカビ取り方法もあります。
重曹は自然由来の成分であり、アルカリ性なのでカビのたんぱく質を分解します。
水100mlに重曹小さじ1杯を溶かした重曹水を作り、布に含ませてカビを優しく拭き取ります。
拭き取った後は、しっかり乾かしてから革専用のクリームで仕上げると良いでしょう。
2-3エタノールでカビを除菌
カビが広範囲に広がっている場合、消毒用エタノールを使用すると効果的です。
布にエタノールを含ませ、優しく叩くようにしてカビを除去します。
革製品はデリケートな素材なので、使用前に目立たない部分で試してから行うのが安全です。
カビを拭き取った後は、革専用クリームでお手入れをするのが良いでしょう。
2-4専用カビ取りクリーナーの使用
市販されている皮革専用のカビ取りクリーナーを使うのも一つの方法です。
スプレータイプや、拭き取りタイプ、丸洗い可能なタイプなど、さまざまな種類があります。
これらの製品は、革を傷めずに効果的にカビを除去することができます。
また、再発防止効果がある製品もあるので、定期的に使用すると予防効果も期待できます。
2-5プロのクリーニングサービスを利用する
高価な革製品やカビがひどく広がっている場合は、革製品専門のクリーニングに依頼するのが安心です。
専門家によるクリーニングは、革を保護しながら確実にカビを取り除いてくれます。
革の変色を避けるためにも、事前に相談してから依頼することをおすすめします。
革製品のカビ取りは、「日光、重曹、エタノール、専用クリーナー」などの方法がありますが、特に高価な革製品に対しては専門クリーニングを利用するのが最も安全です。
3.革製品のカビ予防法
革製品のカビ予防には、特に湿度管理が重要です。
カビの発生には温度、湿度、栄養分、酸素の4つの条件が必要ですが、その中でも湿度が一番の鍵となります。
以下の対策を実践して、革製品をカビから守りましょう。
3-1 保管場所の湿度をコントロールする
革製品を保管する際は、湿気がこもりやすい場所を避けましょう。
クローゼットやタンスの奥など、風通しが悪い場所はカビの温床になります。
これを防ぐために、時々クローゼットやタンスを開けて風を通したり、市販の除湿剤を設置したりすることが効果的です。
革製品を箱に保管する場合も、湿気がこもらないように注意しましょう。
3-2 革製品自体の湿気を取り除く
革製品自体の湿気を防ぐことも大切です。
使用後は、カビの原因となる汚れをしっかり拭き取ってから保管するようにしましょう。
雨に濡れた場合は、速やかに水分を拭き取って乾燥させることが必要です。
また、季節外のバッグなどを保管する際は、革を乾拭きした後、不織布の袋に入れるなどして湿気から保護しましょう。
乾燥剤を使う場合は、革製品に直接触れないように注意してください。
さらに、革製品を収納する際は、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、適度なスペースを確保して通気性を良くすることもポイントです。
バッグや靴などには、専用の除湿剤を活用すると、効果的に湿気をコントロールできます。
4.まとめ
革製品を長く愛用するためには、日々のこまめなケアが欠かせません。
カビを防ぐための予防策をしっかりと行い、大切な革製品を清潔に保ちましょう。
また、もし保管場所にカビが発生している場合は、再発を繰り返すことがあるため、カビの専門業者に相談することをおすすめします。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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