天井のカビを放置するのは危険!プロが教える対策と予防法
2024/07/08
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
天井のカビを放置するのは危険!プロが教える対策と予防法
脱衣所の上の方に黒い汚れがあるのを発見し、フローリングワイパーで拭いてみましたが、落ちませんでした。
手が届きにくい場所なので、そのまま放置することに。
しかし、1ヶ月後に見上げると黒い汚れが広がり、カビと判明。
どう対処すれば良いのでしょうか。
カビはどんな場所にも発生する可能性があります。
湿気が少ないと思われる天井でも例外ではありません。
目立たないからと放置すると、見た目だけでなく健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
特に天井のカビは放置しない方が良いでしょう。
今回は天井にカビが生えることで起こりうる影響やカビ取りの方法、再発防止策について詳しく解説します。
目次
1.天井のカビを放置するリスク
2.天井のカビを効果的に除去する方法
2-1. カビ取り剤が使える天井の材質を確認する
2-2. 消毒用エタノールでのカビ除去法
2-3. 逆性石けんを使用する方法
2-4. 天井の裏にカビが生えている場合は専門業者に相談
3.天井にカビが発生する原因とその対策
3-1. 天井裏に水が染み込んでいる
3-2. 部屋全体の湿度が高い
3-3. 結露の発生
3-4. 不用品の処分
4.天井のカビを予防する方法
4-1. すぐにできる天井のカビ対策:換気の徹底
4-2. サーキュレーターや除湿機を使って湿気対策を行う
4-3. ホコリや汚れを除去してカビの原因を取り除く
5.まとめ
1.天井のカビを放置するリスク
天井のカビを放置することで、以下のようなリスクが生じます。
・天井全体にカビが広がり、見た目が悪くなる
・他の部屋や建物全体にカビが移る
・健康への悪影響(アレルギーや呼吸器疾患など)
・カビ除去作業がさらに難しくなる
・カビ被害が深刻化し、修繕工事が必要になることも
天井のカビは放置するとどんどん広がり、見た目が悪くなるだけでなく、カビの胞子が他の部分や部屋に広がってしまいます。
特に、カビの胞子が空気中に舞い散り、それを吸い込むことで健康被害を引き起こすことがあります。
これにはアレルギー症状や呼吸器系の問題が含まれます。
さらに、カビが広がれば広がるほど、後で除去するのが大変になります。
場合によっては、単なるカビ取りでは済まず、天井の修繕工事が必要になることもあります。
このように、天井のカビを放置することは多くの問題を引き起こしますので、早期に対策をとることが重要です。
次のセクションでは、自宅でできる天井カビの対策方法を解説します。
2.天井のカビを効果的に除去する方法
2-1. カビ取り剤が使える天井の材質を確認する
カビ取り剤を使用する前に、天井の材質がカビ取り剤に耐えられるかどうかを確認することが重要です。
多くの家庭では天井と壁が同じ材質で作られているため、家具の裏など目立たない場所で少量のカビ取り剤を試してみてください。
色落ちや表面の変化がないかを確認しましょう。
2-2. 消毒用エタノールでのカビ除去法
色落ちや模様に影響が出た場合、消毒用エタノールを使用する方法が効果的です。
エタノールは濃度70%以上のものを使用し、薬局で「消毒用エタノール」として販売されています。
使用する際は、必ず換気を行い、マスクやゴーグルを着用して安全に作業を行いましょう。
必要なもの
・消毒用エタノール
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・フローリングワイパー
・雑巾
手順
・布やタオルに消毒用エタノールを染み込ませます。
・フローリングワイパーを使って、カビを拭き取ります。
・カビが取れたら、硬く絞った雑巾でエタノールを拭き取ります。
2-3. 逆性石けんを使用する方法
逆性石けんは塩化ベンザルコニウムを主成分とする消毒剤で、薬局で「オスバンS」などの商品名で購入できます。
逆性石けんは高い殺菌効果を持ちますが、漂白効果はありません。
使用する際は
・逆性石けんを水で希釈します。
・希釈液に雑巾を浸し、水気を絞ります。
・フローリングワイパーで天井に塗布します。
エタノールや逆性石けんではカビは除去できますが、カビの色が残る場合があります。
また、カビの根が深い場合はこれらの方法でも完全に除去できないことがあります。
このような場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
2-4. 天井の裏にカビが生えている場合は専門業者に相談
漏水や雨漏りが原因で、天井のクロスの裏からカビが生えてしまった場合は、クロスを剥がしてからカビ除去を行う必要があります。
このようなケースでは、カビ取り専門業者とリフォーム業者に依頼し、以下の手順で作業を進めることをおすすめします。
対処手順
漏水の修理: まずは漏水や雨漏りの修理を行います。
天井の壁紙を剥がす: 壁紙や天井の素材を剥がして、カビが根付いている部分を露出させます。
カビ取りをする: 専門業者がカビを徹底的に除去します。
壁紙を貼り直す: 新しい壁紙を貼り、仕上げます。
漏水を修理せずに放置すると、再びカビが発生する可能性があります。
また、壁紙の奥にまで菌糸が広がっている場合、表面だけのカビ除去では不十分です。
徹底的な修理とカビの原因を取り除くことが再発防止に繋がります。
3.天井にカビが発生する原因とその対策
カビを除去する方法を紹介しましたが、そもそもカビが発生しないようにすることが理想です。
ここでは天井にカビが生える原因を理解し、その対策について説明します。
3-1. 天井裏に水が染み込んでいる
築年数が経過している住宅では、屋根に雨が染み込むことがあります。
マンションやアパートでは、上の階で発生した水漏れが原因となることも考えられます。
漏水があると一部が湿り続け、カビの温床となります。
3-2. 部屋全体の湿度が高い
夏の暑い時期にエアコンを使用し、窓を閉め切っていると湿度が高くなります。
湿気が逃げ場を失うと、天井だけでなく壁や床にもカビが生える可能性が高まります。
除湿機を使用するなど、湿気をコントロールすることがカビ予防に重要です。
3-3. 結露の発生
脱衣所のような湿気が多い場所では、結露が発生しやすく、これを放置すると天井にカビが生えます。
結露を防ぐために換気をしっかり行い、除湿機を使用することが大切です。
結露が水滴となった場合は、フローリングワイパーで定期的に拭き取ることが効果的です。
3-4. 不用品の処分
室内に物が多すぎると通気性が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。
これにより、天井だけでなく床や壁、家具などにもカビが生えやすくなります。
使用していない物はリサイクルに出すか、人に譲るなどして処分しましょう。
室内に空気の通り道を確保することが重要です。
これらの対策を講じることで、天井のカビ発生を未然に防ぐことができます。
4.天井のカビを予防する方法
手の届きにくい天井にカビが発生すると、その除去は非常に困難です。
カビが発生しない環境を日常的に維持することが最も重要です。
以下にその具体的な方法をご紹介します。
4-1. すぐにできる天井のカビ対策:換気の徹底
最も手軽にできる対策は換気です。
晴れた日には窓やドアを開放し、空気を循環させて湿気を溜め込まないようにしましょう。
4-2. サーキュレーターや除湿機を使って湿気対策を行う
窓が少なく換気が難しい部屋では、サーキュレーターや除湿機を使って湿気をコントロールしましょう。
不要な扇風機があれば、それも活用できます。
エアコンの除湿機能も効果的ですので、併用しつつ、エアコンのフィルターを定期的に掃除することも忘れずに。
4-3. ホコリや汚れを除去してカビの原因を取り除く
ホコリや汚れはカビの栄養源となるため、定期的にフローリングワイパーや掃除機、ほうきで取り除きましょう。
消毒用エタノールを染み込ませた布巾で拭き掃除を行うと、除菌効果が高まりカビの発生を抑えられます。
空気中のホコリや菌を減らすために、空気清浄機の使用もおすすめです。
もし既に天井裏に水が染み込んでいる場合は、根本的な解決が必要です。
掃除をして一時的にカビを取り除くことはできても、再発のリスクが高いです。
特に湿度が高くないのに何度もカビが発生する場合は、カビ取りの専門業者やリフォーム工事業者に相談し、カビの原因を突き止めてもらうことを検討しましょう。
5.まとめ
カビが発生すると見た目が悪くなるだけでなく、健康に悪影響を与える可能性もあります。
特に天井にカビが生えると、胞子が下に降り注ぎ、家全体や私たちの健康にまで被害を広げる恐れがあります。
したがって、早めの対処が必要です。
カビを除去した後は、再発を防ぐために原因をしっかり究明することが重要です。
もし原因がわからず、カビが頻繁に再発するようであれば、カビ取りの専門業者に相談することをお勧めします。
早期対応と原因追求で、カビのない快適な住環境を維持しましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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