梅雨時期のパッキンのカビ除去法と対策
2024/06/29
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
梅雨時期のパッキンのカビ除去法と対策
「うわ!!いつの間にかパッキンにカビが生えてる!」
梅雨の季節、お風呂場や窓枠のパッキンにカビが発生しやすくなります。
皆さん、カビ除去剤を大量にスプレーしたり、ブラシでゴシゴシこすったりしていませんか?
不用意な方法を繰り返すと、サッシやタイル、塗装面を傷め、修繕費がかさむこともあります。
そこで今回は、パッキンのカビを安全に取り除き、サッシやタイル、塗装面を傷めずにカビ対策を行うための方法とコツをご紹介します。
目次
1.黒ずみが気になる場所No.1はパッキン?
1-1. そもそもパッキンって何?
1-2. パッキンをカビから守る重要性
2.パッキンにカビが生えやすく、目立つ理由
2-1. なぜパッキンはカビが生えやすいのか?
2-2. パッキンのカビが落ちにくい理由
2-3. 防カビシーリング材での補修を検討しよう
3.パッキンのカビ取りは集中的に
3-1. しつこいパッキンのカビ除去法
3-2. 安全なゴムパッキンのカビ除去手順
3-3.保護する手間を惜しまない
4.パッキンのカビを予防するには?
4-1. 結露対策
4-2. ホコリや汚れ対策
4-3. 定期的なアルコール除菌のすすめ
5.まとめ
1.黒ずみが気になる場所No.1はパッキン?
1-1. そもそもパッキンって何?
まず思い浮かぶのは、お風呂場のドアや窓のガラス周辺に使われる帯状のゴムでしょう。
これらのゴムはあらかじめ成型されたものや、パテ状のシーリング材が使用されています。
帯状のものだけでなく、キャップに取り付けられている円形のゴムも同様にパッキンです。
パテ状のシーリング材が充填される部分はシーリング(またはコーキング)と呼ばれますが、ここでは「隙間を埋めたり継ぎ目を密閉するもの」を総称してパッキンと呼びます。
1-2. パッキンをカビから守る重要性
パッキンは、例えばガラスとアルミフレーム、浴槽と壁など、異なる建材同士の接続部分に使用されます。
この役割は、隣接する建材同士がぶつかって破損するのを防ぐクッションとしての役割と、密閉して水漏れやガス漏れを防ぐ重要な役割を果たしています。
そのため、パッキンが劣化したり剥がれたりすると、窓ガラスの割れや排水管からの悪臭、水漏れによる住宅へのダメージなどのリスクが高まります。
つまり、パッキンはカビ菌やその他の外部からの侵入を防ぐ最終防衛ラインです。
こう考えると、「パッキンの保護は重要だ」と感じるでしょう。
2.パッキンにカビが生えやすく、目立つ理由
2-1. なぜパッキンはカビが生えやすいのか?
パッキンは重要な役割を持つ一方で、水分や汚れが溜まりやすく、カビが発生しやすい部分です。
カビが黒ずんで目に見えるようになる頃には、すでにパッキンの内部にまで成長してしまっています。
少しでもカビが見られた際には、すぐに対策を行うことが大切です。
2-2. パッキンのカビが落ちにくい理由
カビは一旦パッキンに付着すると、菌糸を伸ばして内部に入り込みます。
内部に侵入したカビは成長し、黒ずんだ見た目になります。
カビ除去剤は表面のカビには効果を発揮しますが、内部には浸透しにくく、完全に除去するのが難しいです。
このため、パッキンのカビは再発しやすく、落ちにくいと感じることが多いのです。
また、老朽化して割れたパッキンは、隙間にカビが入り込みやすくなります。
表面のカビを取り除いても、内部の菌糸が残っている場合、再びカビが発生してしまいます。
2-3. 防カビシーリング材での補修を検討しよう
劣化して凹凸ができたパッキンは、カビの温床となりやすいです。
このような場合、防カビ剤入りのシーリング材での補修が有効です。
シーリング材を使用することで、パッキンの凹凸を埋め、カビの発生を防ぐことができます。
補修は専門業者に依頼するのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。
3.パッキンのカビ除去は集中的に
3-1. しつこいパッキンのカビ除去法
カビがしつこいからといって、強力な塩素系漂白剤を無造作に使うのは避けましょう。
カビ除去用洗剤は必要な場所に必要な量だけ使用するのがポイントです。
以下にその手順を説明します。
3-2. 安全なゴムパッキンのカビ除去手順
必要なもの
・カビ除去剤(ジェルタイプ推奨)
・キッチンペーパー(フェルトタイプ推奨)
・マスキングテープ(接着力が弱いもの)
・養生用ビニール(ラップでも代用可)
・ハケ(歯ブラシでも代用可)
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
手順
汚れの除去
あらかじめターゲット周辺の汚れやホコリを掃除します。カビ除去剤の効果を最大限に発揮させるために、洗剤で汚れを落とした後、しっかり洗い流し、乾かしてから作業を始めます。
養生する
カビ除去剤が付着してほしくない箇所をマスキングテープやビニールで保護します。
キッチンペーパーをカットする
ターゲットであるパッキンの幅と長さに合わせてキッチンペーパーを切ります。
カビ除去剤の塗布
ハケでターゲットにカビ除去剤を塗布します。カビ除去剤を浸したキッチンペーパーをターゲットに密着させます。縦面に貼る場合は、ペーパーがずれないようにテープで固定します。
カビ除去剤をしっかりと塗布する
ペーパーの乾き具合を見て、カビ除去剤を重ね塗りします。
カビ除去剤のチェック
ペーパーを少しめくってカビ除去効果を確認します。効果が不十分な場合は、ペーパーにカビ除去剤を追加塗布して再度待ちます。
時間を置いて水拭き
効果が確認できたらペーパーを外し、しっかりと水拭きします。
しっかりと乾燥させる
最後にマスキングテープやビニールを剥がし、全体を乾拭きして乾燥させます。
この方法の良い点は、カビ除去ができたかどうか一部をめくって確認できる点です。
また、カビ除去剤の使用量を最小限に抑えることができ、安全で効果的かつ経済的です。
3-3.保護する手間を惜しまない
カビ除去剤は建材のアルミサッシや木部、塗装面にダメージを与えることがあります。
せっかくカビを取り除いても、塗装が剥がれて見苦しくなってしまうことのないよう、デリケートな部材を保護する手間を惜しまないようにしましょう。
4.パッキンのカビを予防するには?
風呂のドアや窓枠などのパッキン部分のカビは放置すると除去が難しくなるため、日常的な防止対策が重要です。以下にカビを防ぐ方法を紹介します。
4-1. 結露対策
窓に結露が発生する場合は、水滴をこまめに拭き取り、パッキンに水分を残さないようにしましょう。
結露防止シートを使うのも効果的です。
特に冬は結露が発生しやすく、水滴がパッキンに溜まりがちです。
ひどい場合は、雑巾をパッキンの上に置いて頻繁に取り替えるか、サーキュレーターや除湿機を使用して湿度を下げることをおすすめします。
4-2. ホコリや汚れ対策
湿気の多い場所では、パッキンにホコリやゴミが溜まりやすく、それがカビの原因となります。
定期的に拭き掃除を行い、細かい部分は使い古しの歯ブラシで掃除するのが効果的です。
掃除が難しい場合は、パッキン部分にマスキングテープを貼って汚れを防ぐ方法もありますが、定期的に張り替える必要があります。
4-3. 定期的なアルコール除菌のすすめ
カビの発生を予防するために、消毒用アルコールを使用してパッキン部分を定期的に消毒するのも有効です。
70~80%の濃度の消毒用アルコールが適しています。
窓掃除の際にパッキン部分にアルコールを吹きかけ、雑巾で拭き取ることで、カビの予防効果が得られます。
大掃除のタイミングで取り入れると良いでしょう。
これらの対策を日常的に取り入れることで、パッキンのカビを効果的に防ぐことができます。
5.まとめ
パッキンのカビ対策には、カビ除去剤だけでなく、防カビスプレーや防カビ剤入りシーリング材など、多様な方法があります。
どの方法が自分の状況に最適かを考え、楽しみながらDIYで取り組んでみるのも良いでしょう。
また、パッキンのカビは一度発生すると除去が厄介なので、日々の手入れが重要です。
消毒や結露対策を含めた定期的なケアを心掛けましょう。
こまめな換気と掃除を習慣にして、カビの発生を未然に防いでください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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