カビを簡単に拭き取りしただけで安心していませんか?見逃せない対策法!
2024/06/25
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
カビを簡単に拭き取りしただけで安心していませんか?見逃せない対策法!
ご自宅でカビを見つけた際に、水拭きで簡単に取れたからといって、安心してしまっていませんか?
カビは偶然に発生するものではありません。
一度でも見かけたら、必ず何かしらの原因があります。
その原因を見つけて対処しない限り、同じ問題が繰り返されることになります。
また、カビは住宅を傷めるだけでなく、私たちの健康にも悪影響を及ぼします。
そこで、今回は以下のポイントについて解説します。
・適切なカビの除去方法
・カビの予防対策
カビの根本的な対策法を知り、健康で快適な生活を守りましょう。
目次
1.水拭きだけのカビ掃除では不十分
1-1. カビは水分を好む
1-2. 畳は特に注意が必要
2.発生したカビの効果的な除去法
2-1. 軽度なカビ汚れの場合
2-2. 中度の汚れの場合
2-3. 水回りの頑固なカビの場合
3.カビを防ぐための環境づくり
3-1. こまめな換気を心掛けよう
3-2. 温度・湿度の管理を徹底しよう
3-3. 定期的な清掃を実施しよう
3-4. 不用品は整理しよう
3-5. 万年床やカーペットの敷きっぱなしは要注意
4.まとめ
1.水拭きだけのカビ掃除では不十分
先述したように、カビの掃除に水拭きだけを用いるのは効果的ではありません。
実際には、水拭きがカビの再発を促進する可能性すらあります。
1-1. カビは水分を好む
室内で最もカビが発生しやすい場所はどこでしょうか?
多くの方は「お風呂」と答えるでしょう。
お風呂場は高温多湿で水分が溜まりやすいため、カビにとって最適な環境です。
水拭きは、このお風呂場と似た状況を作り出してしまうので、カビ掃除には不向きです。
1-2. 畳は特に注意が必要
畳は湿気を吸いやすく、カビが発生しやすい素材です。
水拭きや乾拭き、叩くことは厳禁です。これらの方法はカビを畳の中に深く入り込ませてしまいます。
畳に生えたカビは、ブラシやほうきを使ってかき出し、消毒用アルコールや畳専用のカビ取り剤を使用して殺菌しましょう。
また、送風機で乾燥させることも効果的です。
カビ取り作業時には、カビ胞子を吸い込まないようにマスクを着用し、換気を十分に行いましょう。
次のセクションでは、具体的なカビ除去方法について詳しく見ていきます。
2.発生したカビの効果的な除去法
それでは、カビの汚れの程度別に効果的な除去方法を見ていきましょう。
2-1. 軽度なカビ汚れの場合
軽度のカビ汚れには、乾式モップで表面のホコリや汚れを取り除き、その後、固く絞ったクロスで拭き上げます。
乾いた後、エタノールスプレーを使って除菌しましょう。
エタノールは薬局などで購入できる80%濃度の「消毒用」を使用します。
また、軽度のカビ汚れで色素が沈着していない場合は、逆性石けんや次亜塩素酸水、重曹などを用いることも有効です。
2-2. 中度の汚れの場合
中程度のカビ汚れには、住宅用の中性洗剤が効果的です。
まず、マスクを着用してカビの飛散を防ぎます。
洗剤をスプレーし、しばらく放置した後、固く絞ったクロスで拭き取りましょう。
洗剤の成分が残らないように2度拭きすることが重要です。
最後に、エタノールスプレーで再度除菌します。
2-3. 水回りの頑固なカビの場合
水回りの重度なカビ汚れには、塩素系漂白剤を使用します。
汚れが頑固な場合、カビ取り剤をかけた後にラップで密封し、しばらく放置すると効果的です。
カビ取り剤使用時の注意点
・マスクとゴーグルを着用する
・窓を開けて換気を十分に行う
・ゴム手袋を着用し、カビ取り剤が肌に触れないようにする
・肌についた場合は、流水で十分にすすぎ落とす
・酸性洗剤と混ぜない(塩素ガスが発生するため)
以上がカビ除去の基本的な対処法です。
自力で除去しても再発する場合、カビが素材の奥深くに根を張っている可能性があります。
例えば、塗装壁にカビが生えている場合、塗装を剥がさない限りカビは再発し続けます。
このようなケースでは、専門のカビ取り業者に依頼し、適切な処理を行うことが必要です。
3.カビを防ぐための環境づくり
カビをしっかりと除去できたとしても、再びカビが発生しやすい環境では、またカビが生えてしまいます。
ここでは、再発を防ぐための方法をご紹介します。
3-1. こまめな換気を心掛けよう
現代の住宅は高性能な断熱材を使用しているため、高気密・高断熱が実現されています。
これにより、夏はクーラーで涼しく、冬は暖かい空気を保つことができ、省エネにもなっています。
しかし、この特性が結露を引き起こしやすくし、カビの好環境を作り出してしまいます。
対策としては、以下のような換気の方法を心がけましょう
・24時間換気扇をつけっぱなしにする
・朝や夕方に窓を開けて空気を入れ替える
・室内の整理整頓を行い、空気の通り道を確保する
3-2. 温度・湿度の管理を徹底しよう
カビは湿度60%以上、温度20〜30℃で発生しやすいため、これを管理することが大切です。
・室内干しを避ける
・必要以上に暖房の温度を上げない
・必要以上に加湿しない
どうしても室内干しが必要な場合は、除湿機を活用しましょう。
また、部屋の温度や湿度を定期的にチェックしておくこともおすすめです。
3-3. 定期的な清掃を実施しよう
カビの栄養源となる塵やホコリを除去するため、定期的に掃除を行いましょう。
・掃除機をかける
・モップ掛けをする
・空気清浄機を使う
エアコンの内部にもカビが発生しやすいため、フィルターの掃除や内部乾燥機能の使用も欠かせません。
3-4. 不用品は整理しよう
床に物を直置きすると湿気がたまりやすくなります。
使っていないものは処分し、収納ケースやかける収納を利用して通気性を良くしましょう。
また、あまり使わない部屋もこまめに換気して、空気の循環を良くすることが大切です。
3-5. 万年床やカーペットの敷きっぱなしは要注意
寝具やカーペットを敷きっぱなしにすると湿気がたまり、カビの原因となります。
定期的に上げて床掃除を行い、天日干しで湿気を除去しましょう。
窓のない部屋では、除湿機やサーキュレーターを使って湿気をコントロールしてください。
4.まとめ
カビは水分を好むため、水拭きによる拭き取りだけではかえって逆効果です。
しっかりとカビを除去するためには、専用のカビ取り剤や消毒用アルコールを使って確実に殺菌し、乾燥させることが重要です。
軽度のカビであれば、中性洗剤でも除去できますが、場所やカビの程度によって異なります。
自分でカビ取りをしても再発する場合は、素材の奥からカビが菌糸を伸ばしている可能性があるため、専門業者に相談することをおすすめします。
カビは簡単に拭き取り出来るものではなく、一度生えると対処が面倒です。
そのまま放置すると健康に悪影響を及ぼすこともあるため、日頃から予防対策を実践し、カビの発生を防ぐことが大切です。
また、一度カビが発生した家では、見えない部分にもカビの胞子が広がっている可能性があります。
何度もカビが再発する場合は、カビ取りの専門業者に相談してみるのも一つの手です。
カビを防ぐために、適切な対策を取り入れ、清潔な環境を維持しましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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