「サウナのカビ対策!プロが解説するカビ取り方法と予防策」
2024/05/13
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
「サウナのカビ対策!プロが解説するカビ取り方法と予防策」
「サウナ施設の経営者にとって、頻繁なカビ発生は大きな悩み」
「自宅でサウナを楽しむ方も注意!カビは健康にも影響を及ぼす可能性あり」
近年、サウナブームが続き、サウナ施設は多くの人々に愛されています。
しかし、サウナは管理が難しく、カビが生えやすい環境でもあります。
公共のサウナ施設でカビが見つかると、衛生面での信頼を損なう恐れがあります。
また、自宅でサウナを楽しむ人も増えていますが、カビの発生は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
今回は、サウナのカビ対策についてプロが解説します。
カビが生えた場合の対処方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・サウナのカビ取り方法
・サウナのカビ対策のポイント
・サウナにカビが生えやすい原因
・サウナのカビを放置すると生じるデメリット
目次
1.サウナでのカビ発生の理由とは?
1-1.高温多湿な環境がカビの温床に
1-2.木材の使用がカビの発生を招く
1-3.不十分な通気がカビの繁殖を促す
1-4.利用者の汗や皮脂がカビの栄養源に
2.サウナをカビから守る5つの対策
2-1. 定期的な乾燥と換気の確保
2-2.こまめな掃除で清潔を保つ
2-3.通気を確保して湿気を排出する
2-4.利用者に衛生意識を促す
2-5.抗菌コーティングで予防する
3.サウナのカビ放置の危険性とは?
3-1.不衛生な印象が客足に影響
3-2.健康への悪影響のリスク
3-3.カビが悪化し修復費用が増大
4.木材の場合、カビだけでなく灰汁の可能性も
5.サウナのカビ発生時の自己対処方法
5-1.消毒用エタノールでのカビ除去法
6.カビ除去が難しい場合は専門業者に依頼
7.まとめ
1.サウナでのカビ発生の理由とは?
サウナは、他の場所と比較してもカビが生えやすい環境と言われます。
その理由は、カビが発生するための条件がサウナ内で揃いやすいからです。
カビの発生条件として、暖かい温度、高湿度、皮脂などの汚れ、そして酸素が挙げられます。
では、なぜサウナ内ではこれらの条件が揃ってしまうのでしょうか。
その理由について、詳しく解説していきます。
1-1.高温多湿な環境がカビの温床に
サウナは高湿度になりやすい場所であり、利用者が体を濡らしたり汗をかいたりすることで、サウナ内の椅子や床に水分が付着します。
さらに、一部のサウナではロウリュで蒸気を発生させることもあります。
これらの要因により、サウナ内は高湿度の環境になり、カビにとって居心地の良い繁殖環境が整います。
また、カビは暖かい場所を好みますので、サウナの温かさもカビの生育を促進し、菌が迅速に増殖する環境を提供してしまいます。
1-2.木材の使用がカビの発生を招く
サウナには一般的に吸水性の高い木材が使用されており、これがカビが生えやすい状況を招いています。
高湿度のサウナ内では、木材が湿気を吸収し、その表面に水分が蓄積します。
このような湿った状態の木材は、カビの繁殖にとって理想的な環境となります。
木材が水分を多く含んでいると、カビの胞子が付着するとそこから生育してしまう可能性が高まります。
1-3.不十分な通気がカビの繁殖を促す
サウナは一般的に密閉された空間であり、ドアや窓を閉め切ることが通常の状態です。
これにより、外部からの新鮮な空気の流入が制限され、サウナ内の湿度が高まり、カビの繁殖が容易になります。
サウナ内での空気の循環が不十分だと、湿気や蒸気が一箇所に滞留し、湿度が高くなります。
十分な通気が行われないと、新鮮な空気が入りにくく、湿度が低下するのに時間がかかります。
濡れた状態が長く続いたり、高湿度の環境が持続すると、それだけカビの発生リスクが高まります。
1-4.利用者の汗や皮脂がカビの栄養源に
サウナ内は高温多湿の環境下であり、利用者が多くの汗をかくことが一般的です。
この汗には皮脂や埃が混ざり合い、それらが木材の表面に付着します。
木材は吸水性が高いため、これらの有機物が木材に吸収され、カビの繁殖に適した状態が整います。
さらに、木材の内部まで水や汗が浸み込むことで、カビの発生と成長が促進されます。
2.サウナをカビから守る5つの対策
サウナは高温多湿な環境下にあり、完全にカビを防ぐことは難しいです。
ただし、カビの生育を抑制したり、繁殖速度を遅らせることは可能です。
サウナをカビから守る5つの対策
1. 定期的な乾燥と換気の確保
2.こまめな掃除で清潔を保つ
3.通気を確保して湿気を排出する
4.利用者に衛生意識を促す
5.抗菌コーティングで予防する
2-1. 定期的な乾燥と換気の確保
サウナ内の木材は湿気を吸収しやすい性質がありますので、定期的な乾燥が肝要です。
木材が常に湿った状態にあると、カビの繁殖が容易になってしまいます。
従って、使用後はきちんと乾かすことが重要です。
自宅のサウナをお使いの場合は特に、使用後に丁寧に乾燥させましょう。
施設のサウナにおいても、24時間稼働している場合は乾燥させる時間を確保するのが難しいかもしれませんが、営業時間外には十分な乾燥時間を確保するよう努めてください。
2-2.こまめな掃除で清潔を保つ
サウナを使用した後は、乾燥させるだけでなく、掃除も重要です。
汗や皮脂がサウナ内に付着することで、カビの栄養源となります。そのため、こまめな掃除がカビの繁殖を防ぐのに役立ちます。
さらに、サウナ内にタオルを敷いている場合は、清潔なものと交換することを心掛けましょう。
湿ったタオルを放置すると、湿気を供給してカビの成長を促進してしまいますので、特に注意が必要です。
2-3.通気を確保して湿気を排出する
カビの発生を防ぐには換気が重要ですが、サウナは通常、閉め切った状態で使用されます。
そのため、サウナを利用した後は、できるだけ早くドアや窓を開けて新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
これにより、湿気が外部に排出され、サウナ内の温度や湿度が下がり、カビの繁殖を抑えることができます。
2-4.利用者に衛生意識を促す
サウナの清潔さを維持するためには、利用者の協力が不可欠です。
例えば、サウナを利用する際には、清潔なシートやタオルを使用して木材の表面に汗や皮脂が付着しないようにすることが重要です。
さらに、使用後のタオルはサウナ内に放置せずに持ち帰るように促すことも重要です。
2-5.抗菌コーティングで予防する
サウナの高温多湿な環境では、カビ対策を行っても限界があります。
そこで、抗菌コーティングを施すことで、サウナ内にカビが付着しにくくなり、繁殖を抑制できます。
カビバスターズ岐阜の抗菌コーティングは、銀イオンを高圧噴霧・コーティングすることで微生物の定着を防止します。
カビが生える前に抗菌コーティングを行うことで、後の手間や費用を節約できます。
サウナのカビ対策にはプロの力を借りて、しっかりと対策をすることが大切です。
3.サウナのカビ放置の危険性とは?
サウナ内でカビが見つかったら、速やかに対処することが重要です。
たまにカビが生えても「サウナはカビが生えやすいから仕方ない」と諦めることは避けましょう。
カビを放置すると、さまざまなデメリットが生じますので、早めの対処が必要です。
3-1.不衛生な印象が客足に影響
サウナ施設でカビが見つかると、客足が遠のく可能性があります。
顧客は清潔で快適な環境を求める傾向がありますので、衛生面が不十分な施設は避けられるでしょう。
良いサービスであっても、不衛生な環境では顧客の印象が損なわれます。
また、インターネット上での口コミや評判が広がる現代では、顧客の不満は瞬く間に拡散します。
顧客の不満が広がると、施設の評判に悪影響を及ぼす可能性があります。
3-2.健康への悪影響のリスク
サウナのカビを放置すると、利用者の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
まず、カビから発生する微小な胞子が空気中に浮遊し、呼吸器に侵入することで呼吸器問題を引き起こす可能性があります。
これらの胞子はアレルギー反応や呼吸器感染症を引き起こす可能性があり、特にアレルギーを持つ人々に影響を及ぼします。
また、カビの胞子や代謝物質はアレルギー反応を引き起こすことがあり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状が現れる可能性があります。
さらに、カビの存在が喘息の発作を引き起こす可能性もあります。
喘息を持つ人はカビによる空気中のアレルゲンに対して敏感であり、カビの存在が喘息症状を悪化させることがあります。
長期間にわたりカビの菌にさらされることは、肺感染症や他の健康問題のリスクを増加させる可能性があります。
特に免疫機能が低下している人々や高齢者にとって、カビによる健康リスクは特に深刻です。
3-3.カビが悪化し修復費用が増大
放置したカビは時間とともに悪化し、修復がより困難になる可能性があります。
初期段階での対処が適切であれば、費用も抑えられますが、放置してからの対応には高額な費用が発生する可能性があります。
また、悪化したカビが木材や建築構造に深刻な損傷を与えることもあります。
木材の腐食や浸透が進んだ場合、修復や交換が必要になり、膨大な費用がかかることがあります。
このような状況では、施設の一時的な閉鎖や修復工事が必要になるかもしれません。
その結果、収益面でも損失が生じる可能性があることを考慮する必要があります。
4.木材の場合、カビだけでなく灰汁の可能性も
サウナ内で黒い汚れが見られる場合、それがカビではなく灰汁である可能性も考えられます。
灰汁は木材に含まれる水溶性成分が水によって表面に染み出したもので、黒っぽい色合いをしています。
このような汚れがカビと誤解されることがありますが、灰汁は人体に影響を与えるものではありません。
ただし、見た目が悪いため、除去したいと考えることもあるでしょう。
灰汁を除去するためには、専用の液剤や洗浄方法を利用することがあります。
カビとの見分けが難しい場合は、専門家に相談することが賢明です。
カビ取り業者は適切な判断基準や機器を用いて、正確な診断を行うことができます。
5.サウナのカビ発生時の自己対処方法
カビは放置すると問題が深刻化する可能性があるため、発見したら速やかに除去することが重要です。
一般的に、市販の塩素系カビ取り剤(例: カビキラーやカビハイター)が思い浮かぶかもしれませんが、これらの製品は木材に使用することができません。
なぜなら、これらのカビ取り剤に含まれる成分が木材に残留すると、木材を変色させたり劣化させたりする恐れがあるからです。
5-1.消毒用エタノールでのカビ除去法
身近なアイテムでカビ取りをしたい場合、消毒用エタノールを使用することがおすすめです。
カビはアルコールに弱いため、消毒用エタノールを使用して拭き取ることで効果的に除去できます。
ただし、エタノールには漂白効果がないため、カビの色素などを取り除くことはできません。
また、カビが進行している場合は、エタノールだけでは完全に除去できず、一部が残ることがあります。
残ったカビは再び繁殖する可能性があるため、根絶することが重要です。
そのため、消毒用エタノールは初期段階のカビの場合や、業者が到着するまでの一時的な対処に適しています。
自分でしっかりとカビを除去する場合は、専用のカビ取り剤を使用する方法を検討してください。
消毒用エタノールでカビを取り除く際の手順は以下の通りです。
・サウナ内の汚れを雑巾で拭き取り、乾燥させる。
・乾いた状態で消毒用エタノールをカビが発生している箇所に吹きかける。
・エタノールを15分程度放置し、残っているエタノールを雑巾で拭き取り、完全に乾燥させる。
カビ取り作業中は換気を十分に行い、マスクと手袋を着用することを忘れずに行いましょう。
6.カビ除去が難しい場合は専門業者に依頼
広範囲にわたるカビや高所に発生したカビの場合、自力での対処が難しいことがあります。
そのような場合は、無理をせずにカビ取り業者に依頼することが賢明です。
しかし、カビ取り業者は数多く存在しており、どこに依頼すればいいか迷うこともあるでしょう。
信頼できるカビ取り業者を選ぶためには、以下のような項目に注目すると良いでしょう。
・施工実績が豊富であり、実績があること
・カビに関する豊富な知識を持っていること
・カビ取り後に再発防止のアドバイスを提供してくれること
・分かりやすい説明を行い、数値やデータを用いて説明してくれること
・カビ取り剤にこだわりを持っていること
・抗菌に力を入れていること
サウナは高温多湿で木材が使用されているため、カビが発生しやすい環境です。
そのため、カビを取り除くだけでなく、再発防止にも力を入れることが重要です。
他のカビ取り業者に依頼したにも関わらず、再びカビが発生してしまったという方もおられるかもしれません。
そんな方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
7.まとめ
今回の記事では、サウナでのカビ対策と、もしカビが発生してしまった場合の対処方法についてご紹介しました。
サウナでのカビ対策は、以下の5つのポイントに集約されます。
しかし、サウナはカビが繁殖しやすい環境であるため、対策をしていてもカビが発生することがあります。
カビが発生してしまった場合は、放置せずに早急に対処することが重要です。
初期段階のカビや緊急時の処置には、消毒用エタノールを使用してカビを取り除くことができます。
今回の記事が、サウナでカビに悩む方々の問題解決の手助けとなれば幸いです。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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