「水害後のカビ対策!カビバスターズ岐阜が教える防災テクニック」
2024/05/11
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
「水害後のカビ対策!カビバスターズ岐阜が教える防災テクニック」
近年、世界各地で異常気象が増加し、台風や集中豪雨などの水害が頻発しています。
日本も例外ではありません。こうした水害は被害をもたらすだけでなく、その後の住環境にも深刻な影響を及ぼします。
地球温暖化による気候変動が大気中の水蒸気量を増加させ、大雨の頻発を予測する研究結果が示されています。
国土交通省の統計によれば、水害による被害総額は年々増加しており、水害対策の重要性がますます高まっています。
そこで今回は、水害が引き起こすカビ被害や被害後の対処方法、そして水害対策について、カビバスターズ岐阜が詳しく解説します。
目次
1.水害が引き起こす被害とそれに伴うカビ被害
2.水害後の効果的な対処方法
2-1. カビの発生源を除去する方法
2-1-1. 扇風機や送風機を活用した乾燥法
2-1-2. 太陽光を利用した乾燥法
3.水害によるカビ除去の方法
3-1. エタノールを使ったカビの除去手法
3-2. 塩素系薬剤を活用したカビの除去手法
4.水害に備えるための事前対策
4-1. 漏電に警戒せよ!
4-2. 書類は高い場所に保管せよ!
4-3. リスクの高い場所を選ばぬように!
5.まとめ
1.水害が引き起こす被害とそれに伴うカビ被害
水害は、大雨によって引き起こされ、ダムの決壊や河川の氾濫などが主な原因です。
このような水害によって家屋が浸水すると、汚水が侵入し家屋内にカビの発生源が生まれます。
浸水がなくても、床下や家具が湿気てしまうことでカビの二次被害が生じます。
実際には、東海地域での豪雨やニューオリンズのハリケーンなどの水害では、書類や電子機器にカビが生え、高湿度を好むスタキボトリス属のカビが発生しました。
水害後の相対湿度の上昇は、カビの増殖を促進し、健康被害を引き起こす可能性もあります。
放置すれば、カビは空中に胞子を拡散し、新たな場所に繁殖します。したがって、水害の被害は一時的なものではなく、長期的に影響を及ぼす可能性があります。
水害発生後は、速やかに対策を講じる必要があります。
今回は、水害に備えた行動について、カビバスターズ岐阜の専門家の視点から解説します。
2.水害後の効果的な対処方法
水害発生時に必要な道具は多岐にわたりますが、災害時にすべての道具を揃えるのは難しいことかもしれません。
ただし、事前に備えていくつかの道具を用意しておくことは重要です。
例えば、ライフジャケットや防水ブーツ、ライト、バッテリー、非常食など、避難や救助活動に役立つアイテムを用意しておくと良いでしょう。
また、浸水した場合には水の排水作業が必要になるため、ポンプやバケツ、ぞうきんなどの排水道具も準備しておくことが重要です。
他にも、安全に作業を行うための防護具や工具も必要です。
水害に備えるために、家庭や施設に必要な道具を準備しておくことをおすすめします。
2-1. カビの発生源を除去する方法
水害による被害では、家屋や家財が水分を含んでしまい、カビの発生を招く可能性が高まります。
そのため、最初に行うべき作業は「汚れを取り除き、家屋や家財を徹底的に乾燥させる」ことです。
水害後の環境では、この作業が最も重要であり、かつ困難な作業の一つです。
しかし、十分な乾燥作業を怠ると、材質に含まれた水分がカビの繁殖を促し、家屋や家財全体にカビが広がる可能性があります。
大切な家具や生活空間を守るためにも、十分な乾燥が欠かせません。
そのためには、天井から床下までを含めた徹底的な乾燥作業が必要です。
乾燥作業には、以下の2つの方法が効果的です。
2-1-1. 扇風機や送風機を活用した乾燥法
乾燥作業は一般的な手法ですが、その際には周囲に注意を払う必要があります。
特に泥などの汚れが飛散する可能性があるため、周囲への配慮が重要です。
作業中はマスクなどを着用し、自身も汚れを吸い込まないように気を付けましょう。
また、乾燥が完了した後は、残った汚れをきれいに拭き取りましょう。
特にカビの胞子の温床となる可能性があるものは徹底的に取り除きましょう。
2-1-2. 太陽光を利用した乾燥法
こちらは太陽光を活用した乾燥手法です。
太陽の光には紫外線が含まれ、これがカビの除去に有効です。
この方法は乾燥と同時にカビの発生を予防するのに役立ちます。
ただし、天候の影響を受けやすいため、天候の変化には細心の注意が必要です。
カビにとって最も厳しい状態は、水分が十分に補給されない状態です。
特に見えない箇所、例えば床下や屋根裏などは、じっくりと乾燥させることが重要です。
床下の乾燥には特に時間がかかる場合があります。
長期的な乾燥作業が必要であり、床下の乾燥には数か月以上かかる場合があります。
次に、カビが生えてしまった場合の対処方法について解説します。
3.水害によるカビ除去の方法
まず水害で被害を受けた物品が、カビ除去後に再利用可能かどうかを確認しましょう。
壁にヒビがある場合、漏水の危険性があります。
漏水は周囲の湿度を上昇させ、カビの発生を促進します。
特に壁にヒビがある場合、壁紙の下から湿気が染み込み、カビの発生や壁紙の剥がれなどの被害が発生する可能性があります。
ヒビがある場合は、まず修復を行い、その後に壁紙を貼りましょう。
元の生活に戻る際には、下地処理に十分な注意を払うことが重要です。
また、家具が水分を過度に含むと湾曲し、元の状態に戻りにくくなります。
また、湿気を含んでいるためカビが生えやすくなります。
状況に応じて、家具の廃棄を検討することも重要です。
元々愛着のある家具であっても、カビの発生や再被害を避けるためには、適切な処理が必要です。
次に、カビが発生した場合の処理方法について説明します。
3-1. エタノールを使ったカビの除去手法
こちらはエタノールを使ったカビの除去方法です。
使用する際には70%以上の濃度のエタノールを使用し、作業する際は十分な換気を確保しましょう。
カビの発生箇所にエタノールを散布し、汚れをしっかりと拭き取ります。
使用する際には火気に注意し、火元から離れて作業を行いましょう。
また、特殊な表面加工が施された家具や素材には使用しないよう注意しましょう。
製品の対応性を確認してから使用することをおすすめします。
3-2. 塩素系薬剤を活用したカビの除去手法
こちらは塩素系薬剤を使ったカビの除去方法です。
塩素系薬剤はエタノールとは異なり、漂白効果がありますので、カビによって残った色素も取り除くことができます。
使用する際には界面活性剤が含まれた塩素系薬剤を選びましょう。
作業の際には漂白しても問題のない服装で行い、散布後はしっかりと拭き取りましょう。
また、木材などに使用する際には元の色よりも抜ける可能性があるため、注意が必要です。
皮膚が薬剤に触れないように手袋などで保護し、作業後は換気を十分に行いましょう。
子供やペットが触れないように工夫し、使用後は残った薬剤をしっかりと拭き取りましょう。
さらに、災害に巻き込まれる前に予防策を講じることが重要です。
それについては次回お話しします。
4.水害に備えるための事前対策
4-1. 漏電に警戒せよ!
まず、考えられる対策として挙げられるのが漏電の防止です。
コンセント部の漏電は難しいですが、たこ足配線からの漏電を防ぐことは可能です。
たこ足配線からの漏電を防ぐためには、高い位置への設置を心がけ、結束バンドなどで固定する工夫が必要です。
同様に、漏水による電子機器類の破損にも注意が必要です。
特にデータ保存が重要な機器は、高い位置に設置することが望ましいでしょう。
4-2. 書類は高い場所に保管せよ!
書類や写真などは一度濡れると元の状態に戻すことが難しく、またカビが生えやすくなります。
特に写真は濡れるとダメージが大きいため、棚の上などに保管するようにしましょう。
4-3. リスクの高い場所を選ばぬように!
最も重要なのは、河川周辺や地盤の緩い地域、海抜の低い地域への居住を控えることです。住居を選ぶ際には、リスクを十分に考慮しましょう。
水害は被害そのものよりも、その後の対処による後遺症が深刻です。
5.まとめ
今回は、水害後のカビ対策や防災について解説しました。
近年、急な豪雨や強い台風による床下浸水や雨漏れが増えており、その後のカビ被害も急増しております。
また、災害による水害だけでなく、床下漏水による水害でのカビ問題も多くお問い合わせいただいております。
カビ被害は、建物の老朽化だけでなく、健康被害にもつながるため早急な対策が必要です。
カビバスターズ岐阜は、MIST工法®を用いて多くの水害後のカビ取りを実施してまいりました。
水害によるカビ被害でお悩みの方は、お気軽にご連絡ください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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カビバスターズ岐阜
岐阜県多治見市滝呂町16-121-7
電話番号 : 050-3164-5149
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