【プロの解説】部屋や衣類の白カビを撃退!効果的なカビ対策と除去方法
2024/05/09
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
【プロの解説】部屋や衣類の白カビを撃退!効果的なカビ対策と除去方法
「家具の裏に白カビが繁殖してしまった。でも、掃除機で吸い取っても大丈夫?」
「長期間使っていなかった服に白い斑点が…これって白カビ?」
部屋や衣類の白カビに悩む方も多いですね。湿気がこもりやすい環境では、白カビの発生を防ぐのは容易ではありません。
白カビは取り除きやすい反面、拡散しやすい特性も持っています。誤った対処法で拡散すれば、一層の問題が広がる恐れもあります。
さらに、カビには健康被害をもたらすものもあります。早急な対処が重要です。
この記事では、部屋や衣類に発生した白カビへの正しい対処法や今後の予防策について解説します。実践的な方法を提案するので、安心してご活用ください。
この記事で解説する内容
・間違った白カビ対処法
・白カビの効果的な除去方法
・白カビの再発を防ぐ方法
目次
1.白カビが発生した際の対処方法の間違い
1-1.掃除機で対処する
1-2.換気や送風で対処する
1-3.拭いたり払ったりして放置する
2.【種類別】白カビの除去方法
2-1. 家具や壁のカビ取り<消毒用エタノール>
2-2. 畳のカビ取り<消毒用エタノール>
2-3. エアコンのカビ取り
2-4. 衣類のカビ取り<消毒用エタノール>
2-5. 衣類のカビ取り<酸素系漂白剤>
2-6. バッグのカビ取り<消毒用エタノール>
2-7. 革のカビ取り<革専用のカビ取り剤>
2-8. 自宅のカビがひどい場合のカビ取り業者への依頼
3.白カビを防ぐ!部屋・収納場所のカビ対策方法
3-1. エアコンで除湿する
3-2. 定期的な換気
3-3. こまめな清掃
3-4. 除湿剤の利用
3-5. 通気性の確保
3-6. 日光の利用
4.白カビを防ぐ!衣類・バッグのカビ対策方法
4-1. 汚れを落としてから収納する
4-2. 乾燥させてから収納する
4-3. 収納場所の換気
4-4. 除湿剤の活用
4-5. 収納場所の掃除
4-6. 不要な物の整理整頓
5.まとめ
1.白カビが発生した際の対処方法の間違い
カビは増殖する時間が経つにつれてさらに広がる恐れがありますので、絶対に放置しないでください。また、カビ取りを行う際には、誤った方法を取ることで状況を悪化させる可能性もあります。
ここでは、一般的によく見られる間違ったカビ対策の方法について解説します。
1-1.掃除機で対処する
一部の方々は、白カビを掃除機で吸い込むことを試みることがあります。
しかし、カビの胞子は極めて微小で、空気中に容易に漂います。
このため、掃除機を使用してカビを掃除すると、これらの胞子が排気口から外部に放出され、室内に広がる可能性があります。
白カビを掃除機で吸い込むことは、むしろカビの拡散を促進し、問題を悪化させる可能性があるため、絶対に行わないようにしてください。
1-2.換気や送風で対処する
通常、換気はカビ対策において不可欠です。
カビの発生を防ぐためには、定期的な換気が必要です。
また、カビが生えていない時には、扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させることで、湿気を取り除きカビの発生を防ぐことができます。
しかし、カビが発生した部分に直接送風すると、カビの胞子が空気中に拡散し、他の場所にカビが広がる可能性があります。
カビ取り作業中は換気が必要ですが、白カビが飛散しないように十分注意してください。
1-3.拭いたり払ったりして放置する
単に拭き取ったり払い落としたりするだけでは、カビを根本的に除去することはできません。この方法ではカビの胞子が空中に散布されるリスクが高まります。
カビの清掃には、専用のカビ取り剤を適切に使用し、根本的な除去を行う必要があります。
2.【種類別】白カビの除去方法
次に、白カビが発生した場合の適切な取り扱い方法について詳しくご紹介します。
各種の白カビに対する対処法をご紹介していますので、白カビにお困りの方はぜひ参考にしてください。
2-1. 家具や壁のカビ取り<消毒用エタノール>
壁や天井、家具、押入れやクローゼットなどでの発生したカビに対処する方法をご紹介します。
最初に、最も安全な方法である消毒用エタノールを使った方法を説明します。
エタノールには漂白効果がないため、黒カビの対処には向きませんが、表面に発生した白カビには効果的です。
準備するもの
・スプレータイプの消毒用エタノール
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
注意事項
・作業中は換気をすること
・火気の近くで使用しないこと
・作業前に目立たない場所で試してから作業をすること
手順
①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る。
②消毒用エタノールをカビが発生している箇所や周辺に吹きかける。その後、10〜15分放置する。
③消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取り、その後しっかり乾燥させる。
この方法で、カビを除去し清掃することができます。
2-2. 畳のカビ取り<消毒用エタノール>
畳に白カビが発生した場合は、消毒用エタノールを使用してカビ取りを行いましょう。
事前準備
・スプレータイプの消毒用エタノール
・雑巾
・歯ブラシ
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を着用して作業を行いましょう。
注意事項
・作業中は換気を行うこと
・火気の近くで使用しないこと
・作業前に目立たない場所で試してから作業を行うこと
カビ取り手順
①消毒用エタノールをカビが発生している箇所や周囲に吹きかけ、10〜15分放置します。
②歯ブラシを使って畳の目に詰まったカビを優しく掻き出します。掻き出したら、雑巾で拭き取ります。
③カビを掻き出した後、再び消毒用エタノールを吹きかけます。
④最後に、雑巾で乾拭きして消毒用エタノールを拭き取ります。
これにより、畳の白カビを効果的に除去することができます。
2-3. エアコンのカビ取り
エアコン内部にカビが繁殖すると、稼働時にカビが部屋中に拡散する可能性があります。
そのため、エアコンのカビ対策は迅速に行うことが重要です。
以下では、エアコンフィルターのカビ取り方法をご紹介します。
事前準備
・中性洗剤
・スポンジ
・キッチンペーパー
・新聞紙
・脚立
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を着用して作業を行いましょう。
カビ取り手順
①電源を切り、エアコンからフィルターを取り外します。
②フィルターをシャワーで洗い流します。大きな埃の塊があれば取り除いてから洗い流しましょう。
③フィルターの裏面から中性洗剤を使って優しく洗い、埃やカビを除去します。
④水分をキッチンペーパーで拭き取った後、風通しの良い場所に置いてしっかり乾燥させます。水分が残ったままエアコンに戻すとカビの繁殖を促すので注意しましょう。
⑤完全に乾燥したら、フィルターをエアコンに戻します。
エアコンの吹き出し口にもカビが付着している可能性があるので、中性洗剤を含ませたタオルで拭き取ることも忘れずに行いましょう。
エアコンは精密機器であり、フィルター以外の内部のカビ取りは故障の恐れがあるため、プロに任せることをおすすめします。
2-4. 衣類のカビ取り<消毒用エタノール>
「洗濯できない衣類に白カビが生えてしまった。でもすぐに着なければいけない…」という状況では、消毒用エタノールを使用して応急処置することができます。
事前準備
・消毒用エタノール
・衣類用粘着テープ
・布
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を着用して作業を行いましょう。
カビ取り手順
①屋外で衣類に付着したカビを払い落とします。不要な布を使用し、使用後は捨てられるようにしましょう。
②大まかなカビを払い落とした後、衣類用粘着テープを使用して表面のカビを除去します。
③消毒用エタノールを衣類に吹きかけ、見えないカビを死滅させるために15分ほど放置します。
④残っている消毒用エタノールを布で拭き取ります。擦るのではなく、軽くポンポンと叩くようにしましょう。
⑤完全に乾くまでしっかりと陰干しをして作業を終了します。
この方法で、洗濯できない衣類に白カビが生えた場合でも応急処置ができます。
2-5. 衣類のカビ取り<酸素系漂白剤>
洗濯表示マークを確認し、漂白剤を使用することが可能な衣類であれば、酸素系漂白剤を使用してカビ取りを行いましょう。
事前準備
・酸素系漂白剤
・桶
・洗濯用洗剤
・ぬるま湯(40~60℃)
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を着用してください。
カビ取り手順
①桶にぬるま湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かします。
②衣類を桶に入れて、しばらく漬けます。目安としては1時間程度ですが、カビの状況を見て判断してください。
③軽く絞ってから洗濯機に入れ、通常の洗濯と同様に洗います。
④完全に乾くまでしっかりと干して作業を終了します。
この方法で、洗濯表示マークを確認して、漂白剤を使用できる衣類に発生したカビを取り除くことができます。
2-6. バッグのカビ取り<消毒用エタノール>
洗濯できないバッグにカビが発生した場合でも、消毒用エタノールを使用して対処することができます。
もし漂白剤を使用できるバッグにカビが発生した場合は、2-5.衣類のカビ取り<酸素系漂白剤>で紹介された方法を使用して除去してください。
革製のバッグにカビが生えている場合は、消毒用エタノールでは染みになる恐れがあるため、2-7.革のカビ取り<革専用のカビ取り剤>で紹介されたカビ取り方法の方が安心です。
事前準備
・消毒用エタノール
・布
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を着用してください。
カビ取り手順
①屋外でカビを払い落とします。不要な布などを使用し、使用後はそのまま捨てるのがおすすめです。
②消毒用エタノールを吹きかけ、染み込ませます。15分ほど放置してください。
③布で残っている消毒用エタノールを軽く拭き取ります。擦るのではなく、軽く叩くようにしてください。
④完全に乾くまで陰干しして作業を終了します。
これにより、バッグに生えたカビを除去し、清潔な状態に保つことができます。
2-7. 革のカビ取り<革専用のカビ取り剤>
レザージャケットや革のバッグ、革靴などにカビが発生した場合は、専用の革製品用カビ取りスプレーを利用しましょう。
事前準備
・革製品用のカビ取りスプレー
・布
・ブラシ(馬毛など)
・マスク
・ゴム手袋
カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に着けるようにしましょう。
カビ取り手順
①ブラシを使って大まかなカビや汚れを取り除きます。靴紐がある場合は事前に外しておきましょう。屋外で行うと良いでしょう。ブラシを使用した後は、除菌も行いましょう。
②布にカビ取りスプレーを含ませて、革製品全体を拭きます。カビを除菌するためです。
③革製品の内側にもカビ取りスプレーを吹きかけます。内側にもカビが発生している可能性があるため、しっかりと処理しましょう。
④風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。陰干ししてください。
これにより、革製品に発生したカビを除去し、清潔な状態を保つことができます。
2-8. 自宅のカビがひどい場合のカビ取り業者への依頼
カビが広範囲に発生している場合や、再発が頻繁に起きている場合は、自分で処理するのは難しいことがあります。
特に高所にカビが発生している場合は、作業が危険であり、専門知識や経験が必要です。
そのような状況では、無理に自分で対処しようとせず、専門のカビ取り業者に依頼することが賢明です。
カビ取り業者は専門知識や豊富な経験を持ち、効果的なカビ除去を行ってくれます。
カビバスターズ岐阜は、MIST工法®を活用したカビ取りで多くの実績を持っています。白カビだけでなく、青カビや黒カビも含め、様々なタイプのカビに対応できます。
ご自宅のカビにお困りの場合は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
プロの手で確実にカビを除去し、快適な生活環境を取り戻しましょう。
3.白カビを防ぐ!部屋・収納場所のカビ対策方法
一度カビが発生した部屋は、カビが繁殖しやすい環境が整っていることを意味します。
したがって、この記事で紹介した方法で白カビを除去したとしても、再びカビが発生する可能性があります。
今後、紹介するカビ対策方法を積極的に実践し、カビの発生を防ぐ部屋や収納場所を目指しましょう。
3-1. エアコンで除湿する
エアコンの除湿機能は、雨の日やジメジメした日に室内の湿度を制御するために非常に効果的です。
高湿度はカビの繁殖に最適な環境を提供するため、エアコンを使用して湿度を60%以下に保つことがカビの予防に役立ちます。
定期的なエアコンフィルターの清掃も重要です。
これにより、カビの胞子や埃の蓄積を防ぎ、エアコンの効率も向上します。
3-2. 定期的な換気
日常的な換気は、カビの予防において非常に重要です。
特にキッチンやお風呂、地下室など、湿気がこもりやすい場所では、定期的な換気を心がけましょう。
これにより、部屋内の湿気を外に排出し、新鮮な空気を取り入れることができます。
3-3. こまめな清掃
ホコリや汚れはカビの増殖を促す要因となるため、家の清掃を定期的に行うことが重要です。
特に、カーペットやカーテン、家具の下など、ホコリが溜まりやすい場所には注意が必要です。
さらに、浴室やキッチン、トイレなどの水回りは特に重要で、頻繁に拭いて清潔に保つことがカビの予防につながります。
3-4. 除湿剤の利用
収納スペースはしばしば密閉されており、湿気がこもりやすく、それがカビの温床となります。
そこで、クローゼットや引き出し、収納ボックス内には除湿剤を設置することをお勧めします。
除湿剤は湿気を吸収し、カビの発生を防ぐのに役立ちます。
ただし、除湿剤は定期的に交換する必要がありますので、水が溜まっていないかを頻繁に確認しましょう。
3-5. 通気性の確保
部屋の中で空気が滞留している場所は、埃や湿気が溜まりやすく、カビのリスクが高まります。
そのため、家具や収納アイテムを壁から数センチ離して配置することで、空気の流れを確保し、湿気がこもるのを防ぐことができます。
また、収納ボックスや棚も物を詰め込みすぎないように注意しましょう。
3-6. 日光の利用
カビは紫外線に弱いため、日光を当てることで自然の消毒効果が得られます。
日中はカーテンを開けて部屋に十分な日光を取り入れ、湿気を減らしてカビの成長を抑えることが重要です。
特に日当たりの良い窓辺では、定期的に家具やカーペットを移動させて、日光が適切に当たるようにすると効果的です。
4.白カビを防ぐ!衣類・バッグのカビ対策方法
次に、衣類やバッグなどのカビ対策についてお伝えします。
是非日常生活に取り入れてみてください。
4-1. 汚れを落としてから収納する
衣類やバッグなどのカビ対策には、洗濯可能なアイテムは適切に洗濯し、洗濯できないものはブラシなどを使って汚れを落としてから保管することが大切です。
汚れや汗、体液はカビの栄養源となり得るため、これらをきちんと取り除くことでカビの繁殖を防ぐことができます。
清潔な状態でアイテムを保管することは、カビの予防に効果的な対策となります。
4-2. 乾燥させてから収納する
湿った状態で衣類やバッグを収納すると、カビのリスクが高まります。
湿ったアイテムが収納場所全体の湿度を上げ、他の物品にも影響を及ぼす可能性があります。
ですから、使用後には衣類やバッグを十分に乾かしてから収納するようにしましょう。
洗濯後も同様に、完全に乾燥させることが重要です。
4-3. 収納場所の換気
定期的にクローゼットや収納スペースを開けて、空気を循環させることが重要です。
これにより、湿気がこもるのを防ぎ、カビの発生を抑制することができます。
また、天気の良い日には衣類やバッグを外に出して風通しを良くするのも効果的です。
4-4. 除湿剤の活用
収納場所で湿度を管理する際には、積極的に除湿剤を活用しましょう。
これらは密閉された空間や湿度が高い季節において、カビ予防に欠かせないアイテムです。
除湿剤の効果を維持するためには、定期的に新しいものに交換することが重要です。
4-5. 収納場所の掃除
収納場所の定期的な掃除は欠かせません。
埃や汚れを取り除くことで、カビの発生に必要な環境を排除し、予防につながります。
定期的な確認も忘れずに行いましょう。
4-6. 不要な物の整理整頓
カビは通気性の悪い場所で発生しやすいため、収納スペースを整理整頓して空気の流れを確保しましょう。
不要な物は処分し、隙間を作って収納することでカビの発生を防ぎます。
定期的な片づけは、衣類などを出し入れする機会を増やし、長期間同じ状態で放置されることを避ける助けになります。
5.まとめ
今回は白カビが発生した場合のカビ取り方法を中心にご紹介しました。
白カビは比較的除去しやすいですが、拡散しやすい性質も持っています。そのため、注意が必要です。
カビの範囲が広がっていたり、再発が続いている場合は、自力での対処が難しいかもしれません。
そのようなときは、カビ取り業者などのプロに依頼しましょう。
カビバスターズ岐阜では、MIST工法®を活用したカビ取りで多くの実績を積んでいます。
白カビだけでなく、青カビや黒カビなど、さまざまなタイプのカビに対応しています。
ご自宅のカビにお困りの場合は、ぜひ一度当社にご相談ください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
----------------------------------------------------------------------
カビバスターズ岐阜
岐阜県多治見市滝呂町16-121-7
電話番号 : 050-3164-5149
----------------------------------------------------------------------