「オフィス内のカビ発生で労災リスク!?社内でのカビ除去・カビ対策をプロが詳しく解説」
2024/04/17
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
「オフィス内のカビ発生で労災リスク!?社内でのカビ除去・カビ対策をプロが詳しく解説」
「オフィスでのカビ発生に悩む。自力での対処方法は?それとも専門業者に依頼すべき?」
「カビの影響でオフィス内でアレルギー反応が出る。これは労災に該当するのか?」
オフィスは長時間過ごす場所であり、一部の人にとっては自宅よりもそこでの時間が長いかもしれません。だからこそ、清潔な環境を維持したいと思う方も多いでしょう。
企業には従業員の健康と安全を守る責任があります。カビの発生は従業員の健康を脅かすだけでなく、企業にも悪影響を与えかねません。
もしカビによって従業員が病気になった場合、それは労働災害とみなされる可能性があります。
そうならないためにも、オフィスでのカビ発生に対する対処方法や予防策について詳しく解説していきます。
この記事では以下の内容を紹介します。
・カビが発生しやすいオフィス内の場所とその原因
・自力でのオフィス内カビ除去方法
・専門業者に依頼する場合の選び方
・オフィスのカビ対策
目次
1.カビ発生による労災リスク!オフィス内のカビ発生に迅速に対処しよう
2.オフィスでのカビ発生の主な場所と原因は?
2.1 水回りエリア(トイレ、給湯室など)
2.2 風通しが悪い場所(物置、倉庫など)
2.3 掃除が行き届かない場所(棚の裏など)
2.4 窓の近くでの結露
3.自力でのカビ除去か専門業者に依頼か、どちらを選択すべきか
4.水回りエリアのカビを自力で除去する方法
4.1 事前準備と注意事項
4.2 カビ除去手順
5.窓のカビを自力で除去する方法
5.1 事前準備と注意事項
5.2 カビ除去手順
6.自力でのカビ除去が難しい場合は専門業者に依頼する
6.1 適切なカビ除去業者の選び方
6.2 業者に依頼する前の準備
7.オフィスのカビ発生を防ぐための5つの対策
7.1 定期的なエアコン清掃
7.2 湿度管理の徹底
7.3 適切な換気の確保
7.4 定期的なオフィス清掃
7.5 従業員へのカビ対策啓発
8.まとめ
1.カビ発生による労災リスク!オフィス内のカビ発生に迅速に対処しよう
労働災害と聞くと、通常は仕事中の怪我や事故を想像する方も多いでしょう。
しかし、劣悪な職場環境によって引き起こされる病気も労働災害とみなされることがあります。
その典型例がカビが繁殖した職場です。
カビの存在は感染症や中毒、アレルギー反応などさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
近年では、カビが放出する有機化合物がシックビル症候群やシックハウス症候群の原因になるという指摘もあります。
カビによる健康被害はさまざまで、感染症や中毒症状、アレルギー反応、シックビル・シックハウス症候群などがあります。
これらの症状は重篤で、命にかかわるリスクもあります。
労働安全衛生総合研究所によると、カビによる健康影響は喘息、肺臓炎、皮膚炎などのアレルギー反応から、咳、湿疹、倦怠感、頭痛、めまいなどのシックビル・シックハウス症候群までさまざまです。
労働者の安全を確保するため、カビの発生を放置することは許されません。
従業員の健康と安全を守る義務は、労働契約法にも明記されています。
カビは単なる汚れではなく、深刻な健康リスクをもたらすものです。
カビを見つけたら、迅速に対処し、従業員の健康を最優先に考えましょう。
2.オフィスでのカビ発生の主な場所と原因は?
次に、オフィス内でカビが生えやすい場所を見ていきましょう。
カビが繁殖するために必要な条件は、湿度が高いこと、温度が一定範囲内であること、栄養源があること、そして酸素が存在することです。
したがって、これらの条件が揃いやすい場所にカビが発生する傾向があります。
オフィス内で湿度が高くなりやすい場所としては、トイレや給湯室などの水回りが挙げられます。
また、風通しが悪い物置や倉庫、掃除が行き届かない場所、そして結露が生じやすい窓の近くなども、カビが生えやすい場所です。
これらの場所では、埃や汚れが栄養源となり、湿気がこもりやすい環境が形成されます。
したがって、オフィス内でこれらの場所を特に注意し、定期的な清掃や換気を行うことが重要です。
これらの対策を講じることで、カビの発生を防ぎ、健康な職場環境を維持することができます。
2.1 水回りエリア(トイレ、給湯室など)
カビは湿気を好むため、オフィス内で特に水回りがその発生源となりやすいです。
トイレや洗面所、給湯室などの水回りは、水分だけでなく、カビが繁殖するための栄養源も豊富です。
特にトイレは、尿などが飛び散ることで汚れが溜まり、カビの繁殖に適した環境が形成されます。
給湯室も食べ物や飲み物の残りなどが原因で汚れがたまりやすく、カビの発生が懸念されます。
これらの場所は多くの人が使用するため、定期的な清掃が必要不可欠です。
清掃の頻度や方法を適切に管理し、清潔な環境を保つことが重要です。
2.2 風通しが悪い場所(物置、倉庫など)
物置や倉庫などの場所は通常、窓が少なく、人の出入りもまばらでドアが開閉される頻度が低い傾向にあります。
これにより、外気と室内の空気が入れ替わらず、湿気がこもりやすい環境が生まれます。
特に倉庫のような場所は物が多く収納されており、通気性が悪いため湿気や埃が溜まりやすくなっています。
このような状況はカビの発生にとって好条件となり、カビが急速に繁殖して広がる可能性が高まります。
2.3 掃除が行き届かない場所(棚の裏など)
普段目につく場所は従業員や清掃業者によって定期的に掃除されるため、カビの発生をある程度防ぐことができます。
しかし、棚の裏側や天井などの隠れた場所は掃除が難しく、埃や汚れが溜まりやすいです。
また、物置や倉庫などの収納スペースは掃除が行き届かず、汚れが蓄積しやすい傾向にあります。
これらの汚れが積み重なると、カビの繁殖を助長してしまいます。
2.4 窓の近くでの結露
雨の日や寒い日など、窓が結露する現象はよくあります。
外の気温が低くなると窓ガラスが冷え、同時に室内の暖かい空気が窓に触れることで結露が発生します。
カビは湿った環境を好むため、結露した窓の近くは特にカビが生えやすい環境となります。
また、窓周辺は結露によって湿度が高くなる傾向があります。
そのため、窓のサッシや窓の近くに置かれた棚やデスクなどもカビの発生しやすい場所となります。
3.自力でのカビ除去か専門業者に依頼か、どちらを選択すべきか
カビが発生した際、自力での対処や業者に依頼するかを判断することが必要です。
自力でのカビ取りは迅速に対処できる場合や費用を節約できるメリットがありますが、カビが深刻で除去しきれない場合や再発のリスクがある場合は、プロに依頼することが適切です。
以下のチェックリストを活用して判断してください。
□ カビが広範囲に広がっている
□ 天井や身長より高い位置にカビがある
□ カビが再発している
□ カビ取り後もカビの臭いが残る
□ 壁紙がめくれたり、濡れている
□ 漏水や結露による修理が必要
広範囲のカビや高所に生じたカビは自力では難しい場合がありますので、安心して業者に依頼しましょう。
また、再発や臭いの問題がある場合は、見えない場所にカビが残っている可能性があります。
状況に応じてリフォームが必要な場合もありますので、該当する項目があれば業者に相談することをお勧めします。
該当する項目がない場合は、自力での対処が可能なケースも多いので、以下で紹介する方法で対処してください。
4.水回りエリアのカビを自力で除去する方法
湿気の多い場所では、カビのリスクが高まります。
カビが発生すると迅速に広がる可能性があるため、見つけたら即座に除去することが重要です。
ここでは、市販のカビ取り剤(塩素系カビ取り剤)を利用した方法を紹介します。
4.1 事前準備と注意事項
必要な準備物としては、以下のものが挙げられます。
・塩素系カビ取り剤
・中性洗剤
・スポンジ
・雑巾
・ラップ(必要に応じて)
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色が落ちても問題ないもの)
安全のために、作業時にはマスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を着用しましょう。
特に、塩素系漂白剤と酸性タイプの製品を混ぜないようにし、換気を十分に行うことが重要です。
塩素系カビ取り剤には水酸化ナトリウムが含まれており、皮膚や目に触れると重篤な損傷を引き起こす可能性があるため、十分な安全対策を講じて作業を行いましょう。
4.2 カビ除去手順
手順は以下の通りです。
①中性洗剤とスポンジを使って、汚れを取り除きます。その後、濡れている箇所を雑巾で拭き取ります。
②カビが発生している部分と周辺に塩素系カビ取り剤を吹きかけ、放置します。カビがひどい場合は、カビ取り剤が浸透しやすくなるように、吹きかけた箇所にラップを被せます。その後、約10〜15分放置します。
③カビ取り剤を十分に水で洗い流し、残留しないようにします。最後に雑巾で水気を拭き取って作業を終了します。
5.窓のカビを自力で除去する方法
カビが結露によって窓のサッシやゴムパッキンに発生することはよくあります。
カビを発見したら、即座に取り除くことが重要です。
今回は、市販の塩素系カビ取り剤を利用した方法を紹介します。
5.1 事前準備と注意事項
以下は必要な用具と注意事項です。
必要な用具
・塩素系カビ取り剤
・雑巾
・綿棒(必要な場合)
・ラップ(必要な場合)
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・色落ちしても問題ない長袖の服
注意事項
・酸性タイプの製品と混ぜない
・作業中は必ず換気する
・体を保護しながら作業する
塩素系漂白剤と酸性タイプの製品を混ぜると、危険な塩素ガスが発生する恐れがあります。
それは最悪の場合死に至ることがある危険なガスです。
混ぜないようにし、作業中は換気を十分にしましょう。
また、カビ取り剤には水酸化ナトリウムという成分が含まれており、皮膚を溶かす可能性や目に入ると失明する恐れがあります。
そのため、マスクやゴム手袋などで体を保護しながら作業してください。
5.2 カビ除去手順
①アルミサッシの汚れを除去するために、事前に硬く絞った雑巾を使用してください。特にレールの隅など、雑巾で取り除きにくい部分は綿棒を活用してみてください。
②カビ取り剤を使用する前に、塩素系カビ取り剤をカビが発生している部分とその周囲に吹きかけてください。カビが濃厚な場合は、浸透を助けるためにラップを使用すると効果的です。その後、約10〜15分放置します。
③カビ取り剤を放置した後は、湿らせた雑巾を使ってカビ取り剤を丁寧に拭き取ってください。最後に、乾いた雑巾で水気を拭き取り、表面を乾かしてください。
6.自力でのカビ除去が難しい場合は専門業者に依頼する
自力では対処が難しい箇所や広範囲にわたってカビが広がっている場合は、無理をせずにカビ取り業者に依頼しましょう。
しかし、カビ取り業者は多く存在しており、どの業者を選べば良いか迷うこともあるでしょう。
初めて業者に依頼する際には、何から始めれば良いのか戸惑うこともあるかもしれません。
ここでは、適切なカビ取り業者の選び方と業者に依頼する前に行っておくべきことを紹介します。
6.1 適切なカビ除去業者の選び方
良いカビ取り業者を選ぶ際には、以下の項目に多く当てはまる業者を選ぶことが重要です。
・豊富な実績と経験がある
・カビの専門知識が豊富である
・現地調査に来てくれる
・使用するカビ取り剤にこだわりがある
・防カビにも力を入れている
・お客様に寄り添った提案をしてくれる
・料金が明確でわかりやすい
業者選びの段階では、これらの項目に当てはまる業者を見つけることが難しいかもしれません。
最初はインターネットでカビ取り業者のホームページを比較し、施工実績やサービス内容を確認してください。
オフィスのカビ取りは大規模な施工になることが多いため、過去に企業や大型店舗などでの施工実績がある業者を選ぶことが望ましいです。
適切な業者を見つけたら、現地調査や見積もりを依頼してみてください。
その際に業者の対応や提案内容、費用などをしっかり確認し、納得できる業者を選ぶようにしましょう。
カビバスターズ岐阜は、戸建・マンション・アパートや病院・介護施設・商業施設など多くのカビ除去の実績がありますので、オフィスなどの大規模なカビ除去も対応可能です。
オフィスのカビ除去でお困りの際には、ぜひ一度カビバスターズ岐阜までお問い合わせください。
電話、公式ホームページのお問い合わせフォームまたは、公式LINEにて承っております。
6.2 業者に依頼する前の準備
カビ取り業者に依頼する際は、事前に以下の項目を把握し、準備しておくことが重要です。
・カビが発生した場所とその範囲
・カビが発生した時期や期間
・カビの色や特徴
・カビが発生している場所の写真
これらの情報を整理してから、カビ取り業者に連絡して現地調査を依頼し、見積もりを取ってください。
また、見積もりや現地調査の後には、断ることも可能です。複数の業者を比較し、適切なカビ取り業者を選ぶことが大切です。
7.オフィスのカビ発生を防ぐための5つの対策
オフィスでカビの発生を防ぐためには、以下の5つの対策が重要です。
・定期的なエアコンの清掃
・湿度管理
・換気の頻度を確保
・定期的な掃除
・従業員への啓発
これらの対策を実施することで、オフィス内でのカビの発生を効果的に防ぐことができます。
7.1 定期的なエアコン清掃
エアコンは室内の空気を循環させることで快適な温度を維持しますが、その過程で温度差による結露や空気中の汚れの吸引によってカビが発生することがあります。
特にエアコン内部に溜まった水分や汚れがカビの温床となり、その繁殖が進むとオフィス内にカビの胞子を広める恐れがあります。
このような事態を防ぐために、エアコンの定期的な清掃が不可欠です。
多くの業務用エアコンには、ユーザーが自らフィルターを掃除できる機能が備わっています。
取扱説明書やメーカーのウェブサイトで確認し、定期的なフィルター清掃を行うことでカビの発生を予防できます。
しかし、自力で清掃が難しい場合や専門的なメンテナンスが必要な場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。
業者は適切な方法でエアコンの清掃を行い、カビの発生を防止するための対策を提供します。
7.2 湿度管理の徹底
日本は多湿な気候であり、年間を通じて湿度管理が重要です。
気象庁のデータによると、2022年の東京の月ごとの平均湿度を示したグラフでは、3月から12月の10ヶ月間が平均湿度60%以上で、そのうち4月から11月は平均湿度が70%以上となっています。
カビは湿度が60%を超えると活動を始め、湿度が高いほど繁殖が促進されます。日本の気候では、ほとんどの期間がカビの発生に適しています。
したがって、カビを防ぐためには湿度管理が欠かせません。
除湿機やエアコンの除湿機能を活用して、湿度60%以下を維持することが重要です。これにより、カビの発生を大幅に軽減できます。
7.3 適切な換気の確保
オフィス内の湿気を排出するために、窓を開けて定期的に換気することをおすすめします。
カビは空気が滞留する場所に発生する傾向がありますが、窓を開けることで湿気を外に逃がすだけでなく、オフィス内の空気を循環させることも可能です。
良好な通気性を確保することで、カビの発生を抑制できるでしょう。
窓のない物置や倉庫などの場合でも、ドアを開けた状態で送風機を使用することで空気の循環を促進できます。是非試してみてください。
7.4 定期的なオフィス清掃
カビは汚れが溜まっている場所に発生しやすいため、定期的な掃除が欠かせません。
特に水回りはカビの温床となりやすいため、頻繁な清掃が必要です。
給湯室ではカップ麺の残りや飲み物のこぼれなどで汚れが溜まることがありますので、排水口を含めて隅々まで掃除しましょう。
見える箇所だけでなく、目につかない隙間や裏側もお掃除をお忘れなく。
さらに、給湯室やトイレの洗面台などでは水道を使用する際に水が飛び散ることもあるため、拭き取る習慣を身につけることでカビの発生を予防できます。
また、倉庫や物置など物が多く保管されている場所も、定期的に物を移動させて棚や隅々まで掃除することが重要です。
7.5 従業員へのカビ対策啓発
オフィスのカビ対策は、除湿や換気、掃除などの定期的なメンテナンスが不可欠ですが、これを一人で行うのは難しいでしょう。
周囲の人々に理解を求め、共同でカビ対策を行うことが重要です。
ただ、「掃除しよう」「換気しよう」と呼びかけるだけでは、中には怠ける人もいます。
そうならないためには、カビが発生する場所で長時間過ごすことのリスクや影響をしっかり伝え、人々が主体的にカビ対策を行うように促す必要があります。
8.まとめ
オフィス内にカビが生えると、その場所には多くのカビの胞子が舞っています。
これらを吸い込むことで健康リスクが生じる可能性があります。
従業員の健康を守るためにも、カビが発生した場合は迅速に除去することが重要です。
軽度のカビであれば個人での対処も可能ですが、深刻な場合は専門業者に依頼することが賢明です。
オフィスのカビ取りは大規模な作業になることがありますので、これまでの実績がある専門業者に相談することがおすすめです。
カビバスターズ岐阜は、様々な施設でのカビ除去実績がありますので、オフィスなどの大規模なカビ除去も対応可能です。
お困りの際は、ぜひ当社にお問い合わせください。
カビ除去が完了したら、再発防止のためにも対策を講じましょう。以下の5つの対策が重要です。
・定期的なエアコン清掃
・湿度管理
・換気の頻度確保
・定期的な掃除
・従業員への啓発
従業員の健康を守り、快適なオフィス環境を提供するために、カビ取りと対策を徹底して行いましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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