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床下のカビ発生に迅速対応!最小被害で解決する方法と対策

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床下のカビ発生に迅速対応!最小被害で解決する方法と対策

床下のカビ発生に迅速対応!最小被害で解決する方法と対策

2024/02/19

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

床下のカビ発生に迅速対応!最小被害で解決する方法と対策

 

床下のカビが発生した場合、最短で解決し、被害を最小限に抑える対処方法についてご紹介します。新築時に床下にカビが発生すると、問題がこじれて裁判にまで発展するケースもあります。時間が経つほど悪化するため、早急な対応が不可欠です。カビバスターズ岐阜が厳選した床下のカビ対策を、以下でご紹介します。

 

目次

1.床下にカビが発生した現場の特徴

・埋め立て地や沼地

・基礎パッキン工法

・システムキッチン

・漏水

・床上・床下浸水

2.床下のカビを放置すると発生する4つの問題点

・シロアリの発生

・カビ臭の発生

・腐食

・カビの再発率の急激な上昇

3.原因究明するときの方法

・床下に潜る

・ファイバースコープ

・床を剥がす

4.絶対にやってはいけない誤った対策方法

・掃除機で吸う

・素材を削る

・水で拭く

5.床下カビ対策おすすめ3ステップ

・汚染範囲・汚染レベル・カビの種類特定と原因究明

・除カビ・除菌・抗菌作業

・床下環境の改善

6.床下のカビでよくある質問

・床下のカビは自力で対処できないの?

・床上・床下浸水の緊急事態時の対策はどうやるの?

・業者に依頼したいけど費用はどのくらい?

7.まとめ

・床下のカビは放置せず、早急に専門家に相談しましょう。

 

1.床下にカビが発生した現場の特徴

 

これまでカビバスターズ岐阜では、多数の床下カビ取り作業を行ってきました。そして、床下にカビが発生しやすい住宅にはいくつかの共通点が見られます。

 

・埋め立て地や沼地

 

一般的にカビは湿気を好む傾向があります。したがって、元々田んぼや沼地だった場所を埋め立てて家を建てた場合、土壌中に湿気が多く含まれていることがよくあります。実際、当社に寄せられる床下カビの問題に関するお問い合わせの中には、元々田んぼや沼地だったというケースが多く見られます。

 

・基礎パッキン工法

 

過去の住宅では、基礎コンクリート部分に通気口を設けて通風や換気を行っていましたが、この方法では角部分が換気しにくく、コンクリートに穴をあけることでひび割れが発生する可能性もありました。

 

近年では、基礎パッキン工法が採用されることが増えています。この工法はシロアリや防虫対策、基礎の強度などの面で優れています。メーカーの情報によると、通気が均等に行われるため換気に有利であるとの意見もありますが、カビ対策の観点から見ると、基礎パッキン工法の住宅ではカビの発生が多い傾向があります。

 

特に築1年~2年程度の築浅の建物では再発率が高く、カビが酷くなりやすい傾向があります。以前、床下の1か月間の温湿度データを取得したところ、比較的湿度の低い時期でも、床下の湿度が常時80%を超える現場があることが確認されました。

 

基礎パッキン工法には多くのメリットがありますが、カビ予防のためには湿度対策が不可欠です。

 

・システムキッチン

 

システムキッチンから発生したカビが床下に広がるケースがあります。特に、システムキッチンに発生するカビはほとんどが青カビです。青カビは再発しやすい性質を持っており、問題が長期化する可能性があります。一度キッチンに発生したカビが他の部屋に広がり、結果的に全ての床を剥がす必要がある事例もありました。

 

・漏水

 

古くなった配管やジョイント部分からの漏水は、トイレやお風呂などでカビが発生する一因となります。

 

特に汚水雑排水の漏水は深刻で、壁が水分を吸収し栄養分を提供するため、カビが壁全体に広がることがあります。

 

弊社が対応したマンションでは、漏水が原因で床や壁、天井などの全てを取り除いてからスケルトンリフォームを行うほどの深刻な事例もありました。

 

・床上・床下浸水

 

近年、台風や急なゲリラ豪雨による河川の氾濫による水害が増加し、住宅が床上・床下浸水することでカビが繁殖するケースが増えています。

 

床下浸水とは、宅地の基礎から50㎝未満の深さまで水が浸透する状態を指し、床上浸水はその深さが50㎝以上です。

 

たとえ水が引いても、不十分な対処が繁殖する細菌の増殖を許し、カビの発生につながります。

 

床下は目にする機会が少ない場所であり、お風呂やリビングとは異なり、カビの発生に気づきにくい場所です。 しかし、放置すれば確実にカビが繁殖し、建材を傷める可能性があるため、床下浸水時にも適切な対策を行うことが不可欠です。

 

2.床下のカビを放置すると発生する4つの問題点

 

床下は日常的に目にすることがないため、カビの発生に気付かないことがあります。

しかし、カビの発生に気付いたとしても放置してしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。

 

・シロアリの発生

 

湿気のある環境を好むシロアリも、床下のカビ発生箇所に生息することがあります。 シロアリによる被害は住宅の基礎や柱の食害に繋がり、住宅の耐久性を脅かす可能性があります。

 

・カビ臭の発生

 

床下のカビが発生すると、その臭いが家の中に漂うことがあります。 カビの臭いは雑巾や絵の具のような独特の匂いで、健康被害を引き起こす可能性もあります。 カビ臭さを感じた場合は、専門業者に相談することが重要です。

 

・腐食

 

カビによって放置された建材は腐食する可能性があります。 特に木材に含まれる木材腐朽菌がカビによって活性化されると、建材の劣化が進み、建物の耐久性が脅かされます。

 

・カビの再発率の急激な上昇

 

床下環境は再発率が高い傾向にあります。 放置したカビは再発しやすく、初期段階での対応が重要です。定期的な点検と適切な対策が必要です。

 

3.原因究明するときの方法

 

・床下に潜る

 

床下のカビの調査を行う際には、必ず床下に潜り込んで状況を確認する必要があります。

 

ペンライトだけでは見落としや誤解が生じる可能性があるため、置き型ライトを複数個所に使用して明るく照らすとより効果的です。

 

・ファイバースコープ

 

ファイバースコープは内視鏡の一種で、細いチューブの先にカメラが付いており、狭い隙間にも挿入できる便利な機器です。 床下のチェックには利点の多い道具となりますが、注意が必要です。

 

ファイバースコープだけに頼ってしまうと、見落としが生じる可能性があるため、他の手法と組み合わせて使用することをおすすめします。

 

・床を剥がす

 

床下の狭いスペースで潜ることが難しい場合、床を剥がす方法が考えられます。 この方法は手間と費用がかかりますが、実際に目で見ないと把握できない問題が多いため、必要な場合があります。

 

カメラだけでは見落とす可能性があるため、できるだけ早めに床を剥がして確認することをお勧めします。

 

4.絶対にやってはいけない誤った対策方法

 

カビの発見後、誤った対処方法は状況を悪化させ、被害を拡大させる可能性があります。実際に、裁判や建替えといった深刻な事態に発展するケースもあります。早急な対応が重要ですが、以下の3つの対策は避けることが重要です。適切な対応を取ることで被害を最小限に抑えることができます。

 

・掃除機で吸う

 

カビが発生している際に、一部の方が掃除機を使って吸い取ろうとすることがあります。しかし、一般的な掃除機を使用すると、カビの胞子がフィルターを通過し排気口から放出され、カビの被害が悪化する可能性があります。

 

青カビや白カビは表面に発生するため、掃除機を使って吸い取ると一時的に綺麗に見えるかもしれません。しかし、これらの方法ではカビは死滅せず、再び発生します。

過去の事例では、掃除機で吸い取った後に室内に排気した結果、カビが家全体に広がりました。そのため、本来よりも莫大なコストがかかることになりました。

 

このような問題を避けるために、掃除機を使用してカビを吸い取る方法は避けるべきです。

 

・素材を削る

 

木材などの素材を直接削っても、カビの菌は完全に死滅するわけではありません。むしろ、カビの菌が付着した木くずが舞ってしまい、他の場所にも広がる可能性があります。またスタイロフォームのような断熱材や、土間のコンクリートも同様のことが言えます。そのため、床下に使われている素材を削ることで逆にカビの拡散を促すことになり、効果的な対策とは言えません。

 

・水拭き

 

水で拭くだけでは、青カビや白カビの見た目は一時的に綺麗になるでしょう。しかし、カビは水拭きだけでは完全に死滅せず、再び繁殖します。さらに、水分を与えることでカビの繁殖を促進する可能性もあります。

 

また、汚れた雑巾を使用すると、カビの栄養源を供給することになります。その結果、カビの再発を促進するだけでなく、前回よりも状況が悪化する可能性も考えられます。ですから、水で拭くだけではカビ対策として十分な対処とは言えません。

 

5.床下カビ対策おすすめ3ステップ

 

一部の建築業者は、カビが発生した場合に換気や乾燥させれば問題が解決すると考えています。しかし、除カビをしないまま換気を行うと、カビの胞子が拡散し、むしろカビの被害を壁の隙間や天井裏に拡大させることになります。

 

同様に、乾燥させても、発生したカビは死滅しません。休眠状態になり、繫殖環境が整ったときに、繫殖を再開します。

 

床下のカビを最短かつ最小限の被害に抑えるためには、以下の3つのステップを実施することがおすすめです。

 

・汚染範囲・汚染レベル・カビの種類特定と原因究明

 

まず床下の汚染範囲・汚染レベル・カビの種類を、含水率検査・落下菌検査、付着菌検査を用いて測定していきます。

 

これらの検査により、カビの汚染が部分的なのか、全体的なのか、繫殖したカビにどんなリスクがあるかをデータ化をし、最適な対策を講じることが可能となります。

 

またカビ繫殖の原因として、床下漏水や床下浸水が無いかの確認も重要です。

 

・除カビ・除菌・抗菌作業

 

原因究明と環境改善の方針が決まったら、MIST工法®を活用した除カビ・除菌・抗菌をしましょう。

 

カビが発生していたため、換気や乾燥に良いといわれる炭を使用するといった対策をとった方もいるでしょう。 しかし、一度発生したカビ菌は自然に消えることはありません。 除カビ・除菌・抗菌を行わずに環境改善をしても、問題は悪化する可能性があります。

 

カビ菌をしっかり除去し、再発を防ぐためには、MIST工法®による除カビ・除菌・抗菌が最適です。 早めの対応で再発のリスクを減らし、作業範囲を最小限に抑えることで、総合的なコストを抑えることができます。

 

・床下環境の改善

 

温湿度計を用いて、その数値に基づき換気・除湿・調湿についての対策を行います。

 

おすすめの床下の湿気対策として、以下の3つの対策が考えられます。

 

① 床下換気扇を設置する 床下換気扇は、床下の湿気を排出し、新鮮な空気を取り込むための装置です。これにより、湿気の停滞を防ぎ、カビやシロアリの発生を抑制できます。通常、住宅の床下には2台~4台の換気扇を設置することが推奨されます。

 

② 防湿シートを敷く 床下の土壌から湿気が上昇するのを防ぐために、ポリエチレン製の防湿シートを床下に敷きます。このシートは、床下の砂利や土の上に敷いて使用され、湿気の侵入を防止します。

 

③ 床下調湿剤を利用する 床下調湿剤は、床下の湿度を調整し、適切な湿度を保つための効果的な対策です。素材としては、ゼオライトやシリカゲル、竹炭などがあります。これらの素材は、湿気を吸収して適切な湿度を保ち、カビやシロアリの発生を抑制します。ただし、常に湿度が高い場合は調湿剤だけで十分な対策とはならないため、注意が必要です。

 

これらの対策を組み合わせて、床下の湿気対策を効果的に行いましょう。

 

6.床下のカビでよくある質問

 

床下のカビ問題でお困りのお客様からいただく質問の中で多いものをまとめました。

 

・床下のカビは自力で対処できないの?

 

床下にカビが発生すると、その取り除きは一般の方にとっては容易ではありません。その理由は次の3つが挙げられます。

 

1.床下は狭く、うつ伏せやあおむけ状態での作業が必要であり、作業が困難です。

 

2.防護服や防護マスクを着用しないと、カビ菌を吸い込んでしまったり、カビ取り剤が肌や呼吸器に付着する危険性があります。

 

3.カビを日常的に見慣れていない方は、汚れとカビの区別が難しい場合があります。

 

これらの理由から、床下のカビ対策は専門知識や適切な装備が必要となります。安全を確保しながら効果的にカビを取り除くためには、専門業者のサポートを利用することが重要です。

 

・床上・床下浸水などの緊急事態の場合の対策はどうしたらいい?

 

近年増え続けている床下や床上での浸水事故は、泥や汚水などの処理、乾燥、除菌が必要な対策です。浸水したまま放置すると、菌が繁殖し、カビの発生を招く可能性があります。安全に対処するためには、次の手順が必要です。

 

浸水対策の手順

 

汚水の排水: 汚水や泥などをホースやバケツを使って水で流し、清潔にします。汚水には様々な菌やウイルスが含まれているため、早めの対処が重要です。

 

乾燥: 水分をしっかりと除去し、カビの発生を防ぎます。サーキュレーターや扇風機を使用して、床下や床上の乾燥を促します。

 

除菌: カビや菌の繁殖を防ぐために、除菌処理を行います。適切な除菌剤を使用して、浸水した箇所を処理します。

 

次亜塩素酸ナトリウムを使用した除菌手順

 

希釈: 次亜塩素酸ナトリウムなどの除菌剤は、原液のままでは強すぎるため、水で希釈します。キッチンハイターなどを使う場合は、約10倍に薄めてください。

 

拭き取り: 希釈した除菌剤を新品の雑巾につけて、浸水した箇所を拭き取ります。効果的な方法として、農業用の蓄圧式噴霧器を使用することもできます。

 

洗い流し: 液剤を残さないように、水で洗い流すか、水拭きを行います。金属部分などはしっかりと拭き取り、錆の発生を防ぎます。

 

再度乾燥: 除菌処理後も、サーキュレーターや扇風機を使用してしっかりと乾燥させます。

 

以上の手順に従って、浸水事故後のカビ対策を行いましょう。ただし、広範囲の浸水や大規模なカビ発生の場合は、専門業者に依頼することが最善です。

 

・業者に依頼しいけど費用はどのくらいかかる?

 

カビ除去の業者に依頼する場合、気になるのは施工費用でしょう。しかし、業者によって費用は異なります。

 

リフォーム業者や一般の掃除業者と専門のカビ除去業者では、手法や使用する薬剤が異なるため、料金も違ってきます。また、床下の高さや地面の素材など、現場の状況によっても費用は変動します。

 

そのため、最初に現地を見てもらい、具体的な見積もりを出してもらうことが重要です。

 

7.まとめ

 

・床下のカビは放置せず、早急に専門家に相談しましょう。

 

カビバスターズ岐阜では、これまで多くの床下カビ取りの依頼を受けてきました。

 

その経験から、築古の住宅でのカビ発生は主に漏水や床下浸水が原因であることがわかりました。一方で、自然発生するカビはそれほど多くありませんでした。逆に、近年の高気密高断熱な住宅では自然発生するカビのリスクが高まっています。特に、湿地や埋立地などの環境では床下に湿気がたまりやすく、カビの発生リスクが高い傾向にあります。

 

「新築だからカビは生えない」という誤った考えがあるかもしれませんが、実際には築浅の住宅でもカビに悩むケースが多くあります。自分の家は大丈夫と思うのは危険です。少しでもカビで不安を感じたら、ぜひカビバスターズ岐阜にご相談ください。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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