壁紙のカビトラブル!初期対応で大幅な出費を防ぐ方法
2024/02/08
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
壁紙のカビトラブル!初期対応で大幅な出費を防ぐ方法
壁に発生するカビトラブルは、意外にも多くの人々が直面しています。目に見える場所に発生するため、不潔な印象を与えるだけでなく、放置すると他の箇所や壁紙の裏側にも広がるリスクがあります。そうなれば、通常よりも高額な費用が必要になる可能性も。そして、カビが引き起こす健康被害も決して軽視できません。カビを発見したら、早めの対処が必要です。
この記事では、壁紙にカビが生じた場合の費用や初期対応方法について解説します。自らでの対処方法や、それが難しい場合の対策についても詳しくご紹介します。
目次
1.壁紙にカビが発生した場合の損害状況
1-1. カビの除去と防止のみで解決可能な場合
1-2. 壁紙の交換が必要な状況
1-3. カビが深刻でボードの交換が必要な場合
2.壁面のカビ対策は予防と早期対応が重要
3.専門業者に依頼 vs 自己対応:コスト効率はどちらが良い?
4.早期段階のカビを見つける簡単な方法
4-1. 窓のシーリング
4-2. 部屋の隅々
4-3. 家具の裏側
5.発見したカビの簡易除去方法
6.壁紙(クロス)の裏側にカビが生じた場合の対処法
7.カビ除去の裏技で低コストで解決する方法
8.まとめ:壁紙カビトラブルから身を守るための手段
1.壁紙にカビが発生した場合の損害状況
壁の素材には種類があり、素材によってカビ対策方法が異なります。
ビニールクロス、紙クロス、布クロス、天然素材の一例として珪藻土、そして塗装が挙げられます。その中でも、ビニールクロスは一般的です。
ビニールクロスは、主に塩化ビニール樹脂から作られており、ほとんどの住宅で使用されています。
この記事では、ビニールクロスにカビが生えた場合の費用について紹介します。
1-1. カビの除去と防止のみで解決可能な場合
壁紙の表面に薄くカビが生えている場合でも、除カビと防カビだけで対処できます。
ただし、ただカビを取り除くだけでは不十分です。通常、目に見えるカビは胞子をまき散らしており、部屋全体に広がっている可能性が高いです。
再発を防ぐためには、目に見えないカビにも対処する必要があります。部屋全体のカビ取りと防カビを行うと、約10万円単位の費用がかかるでしょう。
コストを抑えるためには、見える部分のみの処理や環境改善による菌の成長抑制も方法の一つですが、再発リスクは高まります。
再発を避けるためには、部屋全体のカビ取りが必要です。
1-2. 壁紙の交換が必要な状況
壁紙の裏側やその奥のボード・コンクリートなどにまでカビが侵食している場合、表面のカビを除去するだけでは再発を防げません。
このため、壁紙を剥がしてカビを徹底的に除去する必要があります。
施工の手順は以下の通りです。
・壁紙の撤去
・ボード・コンクリート・その他室内全体の除カビ防カビ処理
・防カビ処理した新しい壁紙の貼り付け
壁紙の裏側にもカビの菌が付着していると、新しい壁紙を貼っても再びカビが繁殖します。そのため、壁紙を新しくする際には、裏側も含めて除カビ防カビの対策を行うことが重要です。
一部のリフォーム業者はこの点を無視しており、新しい壁紙を貼るだけで問題が解決すると考えています。しかし、十分なカビ取りが行われないと再発のリスクが高まりますので、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。
カビの再発を避けるためには、カビ対策に熟知した専門業者に依頼することが肝要です。壁紙の全交換と除カビ防カビ施工には、部屋の広さにもよりますが、数十万円の費用がかかる見込みです。
また、壁紙の交換が必要なほど広範囲にカビが発生している場合、部屋にある家具やカーテン、衣類などにも影響が及ぶ可能性があります。これらのアイテムのカビ取りや交換にも追加費用が発生します。
1-3. カビが深刻でボードの交換が必要な場合
壁のボードが深くまでカビに侵食されている場合、除カビ剤だけでは対処が難しく、ボードの交換が必要です。
カビがボードの奥深くまで侵入していると、除カビ剤が行き渡らず完全に除去することができません。中途半端な対処では再発のリスクが高まるため、根本的な解決が必要です。
部屋の壁をボードから全て交換し、除カビ防カビを行う場合、費用は数十万円、場合によってはそれ以上になることが想定されます。高額な費用に驚くかもしれませんが、放置すれば費用は増えるばかりです。
また、健康被害も懸念されます。医療費の負担や命にかかわるリスクも考慮すべきです。
カビ対策に不安を感じる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
カビバスターズ岐阜では、カビ対策のご相談を無料にて承っております。
ぜひ一度カビバスターズ岐阜までお問い合わせください。
2.壁面のカビ対策は予防と早期対応が重要
カビ対策の重要性は、「カビを生やさないように予防し、生えたら早めに対処する」ということです。
カビが生育するには、高湿度や水分、適度な温度、汚れなどの栄養源、そして酸素という条件が揃っている必要があります。
これらの条件のうち、1つでも欠けるとカビの発生を抑えることができますが、温度や栄養源は人間にとっても必要な条件であり、完全に防ぐことは難しいです。
そのため、最も調整しやすいのは湿度や水分です。
カビは湿度が60%を超えると活動を始め、70%、80%と湿度が高くなるほど繁殖が活発になります。
湿度が高い場所では、エアコンや除湿機を使って湿気を取り除くことが重要です。
また、収納場所など湿気がこもりやすい場所には除湿剤を利用しましょう。
さらに、結露も注意が必要です。結露は寒暖差が大きい場所で発生しやすく、水滴となってカビの繁殖を促します。
結露が発生しやすい箇所はカビの生育にとって好条件ですので、定期的に確認しましょう。
カビを見つけたら、早めに取り除くことが重要です。初期段階のカビなら自力で除去できる場合もありますので、費用を抑えることができます。
3.専門業者に依頼 vs 自己対応:コスト効率はどちらが良い?
壁紙のカビ取りにおいて、費用を抑えるためには以下の手順が有効です。
・カビが生えないように予防する。
・カビが生えたら自分で対処する。
・自分での対処が難しくなったら、迅速に専門業者に相談する。
初期段階では自らカビ取りを行い、状況が悪化してきたらすぐに専門業者に相談することが、コストパフォーマンスの観点からも最善です。カビが放置され続けると、カビ取りだけでなくリフォーム工事が必要になり、費用が高額になる可能性があります。また、一般の工務店やリフォーム業者に依頼する際は、カビの専門知識を持つ業者を選びましょう。
なぜなら、カビが付着したボードやコンクリートを適切に処理せず、壁紙だけを交換することで再発のリスクが高まり、結果として再度のリフォームやカビ取りが必要になり、費用がかさんでしまうからです。
信頼できる業者に依頼することで、より効果的かつ経済的なカビ対策が可能となります。
4.早期段階のカビを見つける簡単な方法
カビ取り費用を抑えるために、早期の発見が肝心です。
初期段階で問題を見つけることができれば、自分で対処することでほとんどの場合、カビ取りを行う費用を抑えることができます。カビは放置すれば、通常3週間ほどで部屋全体に広がりますが、環境によっては1週間で急速に広がることもあります。そのため、早急な対処が極めて重要です。
カビの発生しやすい箇所を知っておくことで、カビの発生を早めに発見することができます。結露や埃の溜まりやすい場所、風通しが悪い場所などに注意を払いましょう。
特に次の3つの場所には重点的に注意を払って、初期段階でカビを見つけるよう努めてください。
・窓のシーリング
・部屋の隅々
・家具の裏側
これらの場所を定期的にチェックすることで、カビの早期発見と対処が可能となります。
4-1. 窓のシーリング
湿度が高く、結露しやすい窓のシーリングは、カビの発生が特に顕著です。
弊社では数多くの住宅を調査してきましたが、壁にカビが生えている家のほぼ全てで、窓のシーリングにもカビが見られます。
窓のシーリングにカビが生えると、カーテンや周辺の壁にもカビが広がり、問題が拡大してしまいます。
窓のシーリングは柔らかい素材でできているため、放置すればカビを完全に取り除くのが難しくなります。
カビが見つかったら、迅速に除去することが重要です。
4-2. 部屋の隅々
空気の循環が悪い場所では、湿気や埃が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境となります。
特に部屋の隅々は、他の場所よりも空気の流れが弱く、カビが生えやすい傾向にあります。
さらに、湿気は空気よりも軽いため、天井付近の隅々には特に溜まりやすいので、こうした箇所にも十分な注意が必要です。
4-3. 家具の裏側
4-2. 部屋の隅々でもお伝えしましたが、家具の裏側も空気の流れが弱く、湿気や埃が溜まりやすい場所です。
特に大型家具の裏は、掃除が行き届きにくく、埃が溜まりやすい状況にあります。
こうした場所はカビの繁殖にとって理想的な環境であり、カビが急速に広がるリスクが高まります。
5.発見したカビの簡易除去方法
カビ発見時の自己対処方法についてご紹介します。
カビ取りと聞くと、一般的にはお風呂場などで使用される塩素系のカビ取り剤を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに、これらのカビ取り剤は効果的にカビを死滅させることができますが、壁紙に使用するのは安全性の観点からはお勧めできません。
なぜなら、カビを殺す成分の中には、壁紙の素材を脱色したり残留成分を残したりする可能性があるためです。壁紙が元々白い場合でも、カビ取り剤の使用によって白さの違いが目立つシミのようなものができるかもしれませんし、色付きの布クロスなどの場合は色の変化が起きるかもしれません。
さらに、市販のカビ取り剤やハイターに含まれる水酸化ナトリウムという成分は、壁紙に残留すると触れることで化学やけどを引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。
市販のカビ取り剤を使用する場合は、十分な換気を行い、最後に水を含んだ雑巾で何度も拭いて、成分をしっかり取り除くことが重要です。また、使用時にはマスク、手袋、ゴーグル、長袖の服などを着用して、体を保護することも忘れないでください。
塩素系カビ取り剤の使用は危険なので、お勧めする方法としては、消毒用エタノールを使用して除菌する方法です。カビはアルコールに弱いため、消毒用エタノールであれば効果的に死滅させることができます。
ただし、エタノールには漂白効果がなく、揮発性が高いため、強力なカビに対しては根本的な除去が難しい場合もありますので、ご注意ください。
6.壁紙(クロス)の裏側にカビが生じた場合の対処法
壁紙が剥がれかけたり、浮き上がったりしている状態は、内部のボードにまでカビが侵食している可能性があります。このような状況では、壁紙を剥がさない限り、カビを根本から取り除くことは難しいでしょう。
カビの発生源が内部にある場合は、放置すると下地のプラスターボードを腐らせて交換が必要になることもありますので、早めにカビ取り業者に相談することが重要です。ただし、梅雨など湿度が高い時期はカビ取り業者が混雑するため、施工までに時間がかかることもあります。
そのような状況の場合は、エアコンのドライ機能や除湿器を使用し部屋を除湿することが重要です。
室内を除湿することで、カビの進行速度を遅くすることができます。
7.カビ除去の裏技で低コストで解決する方法
ここまで読んでいただき、カビ問題解決には、数十万~の出費がかかるというお話しが出ましたが、カビ除去を低コストで解決する裏技って何?と思われた方が多いと思います。
ここでは、カビ取り費用を大幅に削減できる方法について説明します。
ハイターを使用したカビ取り方法は、ビニールクロスや塗装などで確実に薬剤を残さずに施工できる場合に有効です。特に小さなお子さんやペットが触れないような状況であれば安全に利用できます。
カビがかなり進行している場合は、業者に依頼する方が安全ですが、面積が50センチ程度で、小さなお子さんやペットが触れないような安全な状況の場合はご自身でも対応可能です。
使い古した歯ブラシと安価な塩素系漂白剤を使えば、100円程度でカビ取りできます。
以下、カビ取り方法の手順を説明します。
① 手袋・マスク・ゴーグル・長袖の服を着用する
ハイターに触れると炎症を起こしたり、目に入ると失明する恐れがあるため、十分に体を保護してください。
② 部屋を換気する
作業を行う前に必ず換気をしてください。
③ ハイターを塗布する
カビが発生している箇所に、10倍程度に薄めたハイターを歯ブラシやポリエチレン製の刷毛で塗布してください。擦ると素材を傷める可能性があるため、液剤を塗布した後は白くなるまで待ちます。10倍では消えない場合は、5倍⇒2倍⇒原液と徐々に強くしてみてください。
④ 液剤を拭き取る
水拭きと乾拭きを交互に行い、何度も拭いて液剤が残らないようにします。
⑤ しっかり乾燥させる
2時間程度、しっかりと乾燥させて作業を終了します。
※ご自分での施工は、あくまでも自己責任でお願いします。
8.まとめ:壁紙カビトラブルから身を守るための手段
日本の高温多湿な気候では、カビの被害を完全に回避するのは難しいでしょう。
そのため、しっかりと対策をしてカビを防ぎ、発生した際にはすぐに対処することが重要です。常に「とにかく生やさない、生えたらすぐ対処する」を意識して行動しましょう。
特に結露しやすく、カビが発生しやすい場所には注意が必要です。
窓のシーリング、部屋の隅々、家具の裏側など、こうした場所を定期的に確認してください。
もしカビが発生しているのを見つけた場合は、迅速にカビ取りを行いましょう。
消毒用エタノールを使用することを基本としておりますが、条件が整えば薄めたハイターでもカビ取りが可能です。※ご自分で施工する際は、リスクをしっかり理解して安全な範囲で施工しましょう。
それでもカビが完全に取り除けない場合は、カビ取り業者に依頼することを検討しましょう。
カビバスターズ岐阜では、電話、公式ホームページのお問い合わせフォームまたは、公式LINEにてお問い合わせを承っております。
壁紙をはじめとした、壁のカビトラブルにお困りの際には、ぜひ一度カビバスターズ岐阜までお問い合わせください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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