Re:創

服のカビにカビキラーは使える?安全なカビ取り方法とは?

お問い合わせ LINE公式

服のカビにカビキラーは使える?安全なカビ取り方法とは?

服のカビにカビキラーは使える?安全なカビ取り方法とは?

2025/02/18

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

服のカビにカビキラーは使える?安全なカビ取り方法とは?

 

「久しぶりに取り出した洋服にカビが!」そんな経験をしたことはありませんか?大切な衣類にカビが生えてしまうと、なんとか自力で落としたいと思うものです。

 

自宅にある塩素系のカビ取り剤、例えば「カビキラー」を使えば除去できるのでは?と考える人も多いでしょう。しかし、ネット上には「布製品にも使える」との情報もあれば、「使用すると繊維を傷めるので避けるべき」といった意見もあり、どちらが正しいのか迷ってしまいますよね。

 

そこで今回は、服のカビにカビキラーが使えるのか、また衣類を傷めずにカビを落とす方法について解説します。カビの特性や、カビ取り剤の成分、繊維への影響を理解しながら、最適な対処法を知っておきましょう!

 

目次

1.衣類のカビにカビキラーは使えるのか?
  使用できる素材かラベルで確認
  【適さない素材】
  カビキラーを衣類に使うリスク

2.洋服に生えたカビを落とす方法
 ① コインランドリーで高温洗浄する
   実施時の注意点
 ② 消毒用エタノールで除去する
   必要な道具
   手順
   使用時の注意点
 ③ 酸素系漂白剤を使う
   必要な道具
   手順
   使用時の注意点
   液体タイプと粉末タイプの違い
 ④ プロのクリーニングを利用する

3.衣類のカビを防ぐためのポイント

4.まとめ

 

1.衣類のカビにカビキラーは使えるのか?

 

まず、「衣類にカビが生えてしまった場合、カビキラー(塩素系カビ取り剤)で除去できるのか?」という疑問についてですが、 使用はおすすめできません 。その理由は、 生地が変色する可能性がある ためです。

 

使用可能な素材をラベルで確認

カビキラーは強力なカビ取り剤として広く使われていますが、 適用範囲 を確認すると、以下の素材には使用できないと記載されています。

 

【使用不可の素材】

・砂壁

・繊維壁

・漆喰

・布張りの壁

・ユニットバスの化粧鋼板

・ホーロー・アルミ・しんちゅうなどの金属製品

・木製品

・獣毛のハケ・ブラシ

 

このように、 変色や劣化のリスクがある素材には適さない ことが分かります。衣類も布製品であるため、使用すると 脱色や繊維の傷みが発生する可能性 が高く、 カビを除去できたとしても服自体がダメージを受けてしまう ため、カビキラーの使用は避けた方が良いでしょう。

 

カビキラーが衣類のカビ取りに向かない理由

 

カビキラーの主成分は 次亜塩素酸ナトリウム水酸化ナトリウム です。

 

次亜塩素酸ナトリウム は漂白作用があるため、黒カビの色素を分解しやすいですが、衣類に使うと 生地の色柄が変色するリスク があります。

 

水酸化ナトリウム は強アルカリ性の成分で、生地の繊維を傷める可能性があります。

 

そのため、カビを除去できたとしても 洋服自体の風合いや色を損なう恐れ があります。白いレースカーテンなどには使えることもありますが、 使用前に必ず素材を確認する必要があります

 

キッチン用の白い布巾や雑巾など、消耗品の漂白や殺菌目的なら塩素系漂白剤の使用は問題ありませんが、 大切な衣類には適していません

 

では、衣類のカビを安全に落とすにはどうすれば良いのでしょうか?次の章で詳しく解説していきます。

 

2.洋服に生えたカビを落とす方法

 

衣類にカビが生えてしまった場合、どのように除去すればよいのでしょうか?カビの発生状況や衣類の素材によって最適な対処法は異なりますが、ここでは 比較的軽度のカビ を取り除く方法から、 しつこいカビの対処法 までをご紹介します。

 

カビ取り剤の中には 塩素系漂白剤(カビキラーなど) がありますが、衣類には使用できません。使用できたとしても、 雑巾や布巾などの消耗品に限定 されます。衣類のカビには、別の方法で対応しましょう。

 

① コインランドリーで高温洗浄する

 

洗濯可能な衣類 であれば、 コインランドリーの乾燥機を使った高温処理 によってカビを死滅させることができます。

 

方法

まず、 衣類を通常通り洗濯 する。

その後、 60℃以上の温度で30分以上乾燥 させることで、カビの菌を死滅させる。

 

この方法が有効なケース

✅ カビの色素が沈着していない軽度なカビの場合

 

注意点
⚠️ すでに カビの色素が衣類に定着している場合 、高温乾燥だけでは除去できません。 酸素系漂白剤を使用するか、クリーニング店に依頼 しましょう。
⚠️ 高温乾燥が可能な衣類かどうか、 洗濯表示を事前にチェック しておくこと。縮みや傷みの原因になる可能性があります。

 

自宅に乾燥機付き洗濯機がある場合 も同様に、高温設定で乾燥させることでカビを防ぐことができます。

 

② 消毒用エタノールで除去する

 

衣類の 一部にカビがうっすら生えている場合消毒用エタノールを使って除去 するのが有効です。

 

必要なもの

・消毒用エタノール(70%以上の濃度推奨)

・マスク(必要に応じてゴム手袋)

・ふきん or キッチンペーパー

 

方法

1.カビが生えた部分に消毒用エタノールをスプレー する。

2.15分ほど放置 し、エタノールが浸透するのを待つ。

3.清潔な布やキッチンペーパーで軽く叩くように拭き取る

4.しっかりと乾燥させる

 

この方法が有効なケース
✅ カビが衣類の表面に付着している程度の軽い場合

 

注意点
⚠️ 革製品やデリケートな素材(シルク、ウールなど)には使用しない 。色落ちや変質の原因になる可能性があります。
⚠️ 使用前に、 目立たない部分で試してから使用する のがおすすめです。

 

カビ予防としても効果的 なので、衣類を 長期間保管する前に、クローゼット内に消毒用エタノールをスプレー しておくとよいでしょう。

 

③ 酸素系漂白剤を使う

 

カビの色素が沈着してしまい、 消毒用エタノールでは落ちない場合 は、 酸素系漂白剤を使ってつけ置き洗い するのが効果的です。

 

必要なもの

・酸素系漂白剤(液体 or 顆粒タイプ)

・ゴム手袋

・バケツ or 洗面台

 

方法

1.40~60℃程度のお湯 をバケツや洗面台に溜め、衣類を入れる。

2.酸素系漂白剤を適量(例:オキシクリーンの場合は4Lの湯に対しキャップ1杯)入れる

3.約1時間つけ置き する。

4.流水ですすいだ後、通常の洗濯を行い、しっかり乾燥させる

 

この方法が有効なケース
✅ カビの色素が沈着してしまった場合
✅ 軽度の黄ばみや汚れも同時に落としたい場合

 

注意点
⚠️ ウールやシルクなど、使用できない素材がある ため、 洗濯表示を確認 する。
⚠️ 換気を行い、ゴム手袋を着用 して作業する。

 

液体タイプ vs 顆粒タイプ、どちらが良い?

 

液体タイプ → 繊維に優しいので デリケートな衣類におすすめ

顆粒タイプ → より強力な漂白効果があるため しつこいカビや頑固な汚れに向いている

 

また、 スプレータイプ の酸素系漂白剤もあるので、 部分的なカビ取り に便利です。

 

④ プロのクリーニングを利用する

 

高級な衣類やデリケートな素材の洋服は、 無理に自宅でカビ取りをせず、専門のクリーニング店に相談 しましょう。

 

✅ コートやジャケットなどの 型崩れしやすい衣類
✅ シルク・カシミヤなどの 繊細な素材
着物や特別な衣装 など、 自宅で洗えない衣類

 

専門のクリーニングなら、 適切な洗浄方法でカビを取り除き、衣類を傷めずに仕上げてくれます 。費用はかかりますが、大切な衣類を守るためにはおすすめの方法です。

 

3.衣類のカビを防ぐためのポイント

 

カビが発生した衣類は、軽度であれば適切な対処で取り除くことができますが、カビの色素が染みついたり広範囲に広がった場合は、完全に落とすのが難しくなります。

 

そのため、そもそもカビを発生させないための予防策を講じることが重要です。

 

衣類のカビを防ぐ基本対策

 

1.汚れを落としてから保管する
洗濯後にしっかり乾燥させ、汚れを落とした状態で収納しましょう。皮脂やホコリが残っているとカビの原因になります。

 

2.洗濯機・洗濯槽の定期的な清掃
見落としがちですが、洗濯槽の内部にカビが発生すると、衣類にもカビが移る可能性があります。月に一度は洗濯槽クリーナーを使って清掃しましょう。

 

3.クローゼットの換気をこまめに行う
クローゼット内は湿気がこもりやすいため、定期的に扉を開けて換気し、空気の流れを作ることが大切です。

 

4.クローゼット内の清掃と消毒
カビの発生を防ぐため、収納スペースは定期的に掃除し、アルコール除菌を行いましょう。

 

5.衣類を詰め込み過ぎない
収納スペースに余裕を持たせ、衣類の間に風が通るようにしましょう。詰め込み過ぎると湿気がこもりやすくなります。

 

6.クリーニングのビニール袋から出して保管
クリーニング後の衣類をビニール袋に入れたまま保管すると、湿気がこもりやすくなります。通気性の良いカバーに入れ替えるのがおすすめです。

 

7.除湿剤や除湿機を活用する
クローゼット内の湿度管理には、除湿剤や除湿機を活用しましょう。特に梅雨や湿気の多い時期はこまめに交換することが重要です。

 

衣替えの際に心がけたいこと

衣替えのタイミングで、クローゼットやタンスの中をしっかり掃除するのも効果的です。すべての衣類を一度取り出し、ホコリを拭き取るだけでもカビの発生リスクを減らせます。また、長期間収納する衣類は、定期的に陰干しして湿気を逃しましょう。

 

4.まとめ

 

衣類にカビが生えてしまった場合、カビ取り剤(塩素系)は生地を傷める恐れがあるため使用を避けましょう。代わりに、高温乾燥・酸素系漂白剤・消毒用エタノールを活用し、衣類を傷めないように慎重に対処することが大切です。

 

さらに、カビを発生させないためには、普段から衣類を清潔に保ち、収納環境を整えることが重要です。湿気対策をしっかり行い、衣類を長く快適に使えるようにしましょう。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

----------------------------------------------------------------------
カビバスターズ岐阜
岐阜県多治見市滝呂町16-121-7
電話番号 : 050-3164-5149


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。