洗濯機の排水ホースにカビが生える原因と対策方法
2025/02/14
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
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洗濯機の排水ホースにカビが生える原因と対策方法
洗濯機の排水ホースの状態を気にしたことはありますか? 洗濯槽のクリーニングは定期的に行っていても、ホースの内部までは確認しにくいため、見落としがちです。
ひび割れや水漏れが発生して初めてホースの劣化に気づくことが多いですが、実はホースの内側にも汚れが蓄積し、カビが発生することがあります。洗濯槽と同様に、ホースも定期的に手入れをしなければ、黒カビやぬめりが発生し、不衛生な状態になってしまうのです。
そこで今回は、洗濯機のホースにカビが生える原因と、効果的な対策・クリーニング方法について詳しく解説します。
目次
1. 洗濯機の排水ホースにカビが発生する原因
① 排水ホース内部は湿気がこもりやすい
② 汚れが蓄積し、カビの温床になりやすい
2. 洗濯機の排水ホースのカビを取り除く方法
対策① ホースを取り外して酸素系漂白剤でつけ置き洗浄
・準備するもの
・手順
対策② 取り外せないホースを酸素系漂白剤で洗浄する方法
・準備するもの
・手順
対策③ ひどい汚れや劣化がある場合はホースを交換
3. まとめ
1. 洗濯機の排水ホースにカビが発生する原因
洗濯機の排水ホースは普段目に見えない部分ですが、実はカビが繁殖しやすい環境が整っています。その主な原因として、以下の2つが挙げられます。
① 排水ホース内部は湿気がこもりやすい
排水ホースはその名の通り、水を排出するための管なので、空気の流れがほとんどありません。洗濯後、ホース内部に水分が残りやすく、乾燥しにくい状態が続きます。さらに、以下のような習慣があると湿気がこもりやすくなります。
・洗濯後すぐに衣類を取り出さず、洗濯機内に放置している
・洗濯機のフタを閉めっぱなしにしている
・洗濯槽を洗濯カゴ代わりに使っている
また、乾燥機能付きの洗濯機を使用している場合、乾燥時の熱がホース内の湿度を上げることもあります。温度と湿気が適度に保たれると、カビにとって最適な繁殖環境ができあがってしまうのです。
② 汚れが蓄積し、カビの温床になりやすい
洗濯機の排水ホースには、洗濯時に流れ出る汚れが少しずつ蓄積します。具体的には、以下のようなものがホース内に溜まりやすいです。
・洗剤や柔軟剤の溶け残り
・衣類の繊維や糸くず
・洗濯水に含まれる皮脂汚れや泥
これらの汚れは、カビにとっての栄養源となります。さらに、次のような洗濯方法がホースの汚れを悪化させる原因になります。
・洗剤や柔軟剤を規定量以上に入れている
・一度に大量の衣類を詰め込みすぎている
・泥汚れなどがひどい衣類を下洗いせずにそのまま洗濯している
・洗濯槽の掃除を定期的におこなっていない
洗剤や柔軟剤を適量以上入れると、水に溶けきらなかった成分がホース内に残り、そこに衣類の繊維や汚れが絡みついて、カビの繁殖しやすい環境を作ってしまいます。また、洗濯槽が汚れていると、そこから流れ出たカビがホースに付着し、さらに増殖してしまうことも。
カビはわずかな酸素と栄養分、適度な湿気と温度があれば簡単に繁殖してしまいます。洗濯機の排水ホースは、まさにカビにとって最適な環境になりやすい場所なのです。そのため、ホースの掃除を怠ると、知らないうちにカビがどんどん増えてしまう可能性があります。
2. 洗濯機の排水ホースのカビを取り除く方法
排水ホースにカビが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?カビを取り除く方法として、主に以下の2つの対策が考えられます。
・酸素系漂白剤を使用してホース内のカビを除去する
・新しいホースに交換する
酸素系漂白剤を使用する方法は、ホースの劣化が少なく、比較的丈夫な場合に適しています。ただし、洗濯機の構造によってホースが取り外せる場合と、取り外せない場合があるため、それぞれの方法を紹介します。
対策① ホースを取り外して酸素系漂白剤でつけ置き洗浄
ホースを取り外して洗浄できる場合、酸素系漂白剤を使った浸け置き洗いが効果的です。
必要な道具
・ゴム手袋
・ホースが入るサイズの容器(バケツや浴槽でもOK)
・酸素系漂白剤
・歯ブラシや掃除用ブラシ
手順
ホースを取り外す
・洗濯機の蛇口を閉め、排水口や洗濯機本体からホースを慎重に外します。
ホース内の汚れを洗い流す
・取り外したホースの中を流水で流し、大まかな汚れを落とします。
漂白液を作る
・40〜50℃程度のぬるま湯をバケツや浴槽に溜め、規定量の酸素系漂白剤を溶かします。
ホースを浸け置きする
・漂白液の中にホースを沈め、10〜15分ほど放置します。排水口の部品も取り外せる場合は、一緒に浸け置きすると良いでしょう。
ブラシでこすり洗い
・浸け置き後、カビが残っている部分を歯ブラシなどでこすり落とします。
すすぎと乾燥
・しっかりと流水ですすぎ、十分に乾かしてからホースを元の位置に取り付けます。
対策② 取り外せないホースを酸素系漂白剤で洗浄する方法
洗濯機の構造上、ホースが簡単に取り外せない場合でも、酸素系漂白剤を使ってホース内を洗浄することが可能です。
必要な道具
・ゴム手袋
・コップ
・サランラップ
・輪ゴム(2〜3本)
・バケツ
・酸素系漂白剤
手順
排水口からホースを外す
・洗濯機とホースは接続したまま、排水口からホースを外します。
お湯を注ぐ
・ホースの排水口側から40〜50℃のお湯を8割ほど注ぎ入れ、酸素系漂白剤を規定量加えます。
ホースの口を塞ぐ
・漂白液がこぼれないよう、サランラップでホースの口を塞ぎ、輪ゴムでしっかり固定します。
ホースを振って内部の洗浄
・漂白剤が行き渡るようにホースを軽く振ります。
浸け置き
・10〜15分放置し、カビを分解させます。カビの状態がひどい場合は20〜30分程度放置しても問題ありません。
漂白液を排出する
・バケツを用意し、ホース内の漂白液を排水します。
すすぎ洗い
・きれいな水をホース内に流し、サランラップで口を塞いで振り洗いをします。
乾燥と取り付け
・ホース内をしっかり乾燥させたら、再度元の位置に戻します。
ポイント
酸素系漂白剤は40〜50℃のお湯を使うことで効果を発揮します。水よりも温めたお湯を使うことで、カビの分解がスムーズになります。
また、塩素系漂白剤は洗濯槽のカビ取りには有効ですが、ホースに使用すると劣化を早める可能性があります。ホースの傷みを防ぐためにも、酸素系漂白剤を使用するのが無難です。
対策③ ひどい汚れや劣化がある場合はホースを交換
ホースのカビがひどい場合や、長期間使用している場合は、新しいホースに交換するのが最も確実な方法です。
交換の目安
・使用開始から2〜3年が経過している場合
・ホースの劣化や破損が見られる場合
新品のホースは、洗濯機のメーカーやホームセンター、ネットショップなどで購入可能です。洗濯機の型番によって適合するホースが異なるため、事前に確認しておきましょう。
ホース交換の手順
古いホースを取り外す
・水道の蛇口を閉め、排水ホースを慎重に外します。
新しいホースを取り付ける
・購入したホースを適切に接続し、しっかりと固定します。
水漏れチェック
・洗濯機を試運転し、水漏れがないか確認します。
業者に依頼する場合
ホースの交換が難しい場合は、水道修理業者に依頼するのも一つの方法です。交換作業の費用相場は1万円〜1万6000円ほどとなっています。自分で取り付けるのが不安な場合は、業者に相談してみましょう。
3. まとめ
洗濯機の排水ホースは湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。放置すると悪臭やつまりの原因にもなるため、定期的なメンテナンスが大切です。
軽度のカビの場合 → 酸素系漂白剤で浸け置き洗い
ホースが取り外せない場合 → ホース内に漂白液を注いで洗浄
カビがひどい、ホースが劣化している場合 → 新品のホースに交換
2〜3年ごとの交換や定期的な掃除を習慣にすることで、清潔な状態を保つことができます。洗濯機のカビ対策として、ぜひ実践してみてください。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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