木製まな板に発生したカビを除去する方法
2025/02/12
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
木製まな板に発生したカビを除去する方法
食材を切った後、水回りに立てかけて乾燥させていたはずの木製まな板。日頃からしっかり洗っているつもりでも、気がつくと黒カビが発生していることがあります。
まな板は直接食材が触れる調理器具のため、カビが生えてしまうと衛生面が気になりますよね。「もう捨てるべきか…」と悩むかもしれませんが、適切な方法を使えばカビを取り除くことが可能です。
今回は、木製まな板に生えたカビの除去方法について、詳しく解説していきます。
目次
1.木製まな板はカビの温床?カビを招くNG習慣とは
2.まな板に生えたカビの効果的な除去方法
2-1 消毒用エタノールでカビを拭き取る
2-2 熱湯を使って殺菌する
2-3 やすりをかけて表面のカビを削る
2-4 重曹を活用してカビを落とす
2-5 塩素系漂白剤を使う際の注意点
3.木製まな板にカビを発生させないための予防策
3-1 使用後はタワシでしっかり汚れを落とす
3-2 洗浄後は水気をしっかり飛ばして乾燥させる
3-3 定期的なアルコール消毒でカビをブロック
4.まとめ
1.木製まな板はカビの温床?カビを招くNG習慣とは
木製のまな板は、日々の調理で包丁の刃が当たり、小さな傷が無数にできています。その傷の隙間には、食材のカスが入り込みやすく、これがカビの栄養源となるため、放置するとカビが発生しやすくなります。
さらに、木製のまな板自体も有機物でできているため、カビにとっては栄養源となり得ます。木材は繊維状の構造をしているため、表面を洗っただけでは内部まで完全に除菌できないことがあり、プラスチック製のまな板よりもカビが繁殖しやすい要因となっています。
また、使用後に十分に乾燥させずに、水気が残る状態で保管すると、湿気を好むカビが繁殖しやすくなります。そのため、「汚れが残る」「湿気がこもる」といった習慣が重なると、まな板がカビの温床になってしまうのです。
2.まな板に生えたカビの効果的な除去方法
カビが生えてしまった木製まな板を清潔にするには、いくつかの対処方法があります。手軽にできるものから、少し手間がかかるものまであるので、状況に応じて試してみましょう。
2-1 消毒用エタノールでカビを拭き取る
まだ表面にうっすらとカビが発生している程度であれば、消毒用エタノールを吹きかけることで除菌が可能です。ただし、水気があると効果が薄れるため、乾いた状態で行うのがポイントです。
使用するエタノールは、食品に使用できるものを選びましょう。キッチン専用のアルコールスプレー(例:パストリーゼ77)などが適しています。ただし、色素が沈着している場合には、エタノールでは漂白効果がないため、見た目の黒ずみはそのまま残ることがあります。
2-2 熱湯を使って殺菌する
カビは熱に弱いため、沸騰したお湯をまな板の両面や側面にかけることで、表面のカビを除去できます。お湯をかけた後は、しっかりと乾燥させることが重要です。
ただし、黒カビの色素が沈着してしまっている場合、熱湯消毒だけでは漂白できません。その場合は、他の方法と組み合わせて対応する必要があります。
2-3 やすりをかけて表面のカビを削る
木製まな板の場合、最も効果的なのが「やすりがけ」です。表面に発生したカビを、紙やすり(#120~#240程度)で削ることで、物理的に除去できます。
ただし、内部までカビが浸透している場合は、削るだけでは完全に除去できない可能性があります。また、削りすぎると厚みが減って安定感がなくなるため、慎重に行いましょう。
2-4 重曹を活用してカビを落とす
重曹をまな板の表面に振りかけ、スポンジや布でこすり洗いすることで、カビの除去ができます。キッチン用クレンザーの代わりに使用することも可能です。
ただし、重曹には漂白効果はないため、黒カビの色素までは落とせません。カビが奥まで浸透している場合は、熱湯消毒と組み合わせて何度か洗浄するとよいでしょう。
2-5 塩素系漂白剤を使う際の注意点
「キッチンハイター」などの塩素系漂白剤は、黒カビの漂白と除菌に最も効果的ですが、木製まな板に使用する際は注意が必要です。
製品のラベルには「木製品は変色する可能性があるため、目立たない場所で試す」といった注意書きがあることが多く、使用後に変色するリスクがあります。使用する場合は、目立たない部分でテストし、短時間(5分以内)で処理した後、十分に流水で洗い流してください。
それでもカビが落ちない場合は、衛生面を考慮し、プラスチック製のまな板への買い替えを検討するのも一つの方法です。
3.木製まな板にカビを発生させないための予防策
カビの発生を防ぐには、使用後のケアが重要です。以下のポイントを意識しましょう。
3-1 使用後はタワシでしっかり汚れを落とす
使用後は、タワシやスポンジを使って食品カスをしっかり落としましょう。特に肉や魚を切った後は、入念に洗浄することが大切です。
3-2 洗浄後は水気をしっかり飛ばして乾燥させる
洗浄後は、立てかけて風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。湿気の多い場所で保管すると、カビが繁殖しやすくなるため、できるだけ早く乾かすことがポイントです。
3-3 定期的なアルコール消毒でカビをブロック
1週間に1回程度、消毒用エタノールを吹きかけて除菌することで、カビの発生を予防できます。特に梅雨時期や湿度の高い季節は、こまめなメンテナンスが効果的です。
4.まとめ
木製まな板は、傷がつきやすく、食品カスや水分が残ることでカビが発生しやすいアイテムです。カビが生えてしまった場合は、エタノール消毒や熱湯消毒、やすりがけなどの方法で対応できます。
また、日頃の使い方やメンテナンスを見直すことで、カビの発生を未然に防ぐことができます。衛生的に使用するためにも、適切なケアを心がけましょう。
それでも落ちない場合や、まな板の内部までカビが広がっている場合は、買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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