シーツに発生したカビの除去方法
2025/02/06
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
シーツに発生したカビの除去方法
毎日の疲れを癒すために、質の良い睡眠は欠かせません。そして、その快適な睡眠を支えるのが、清潔な寝具です。
しかし、ある日ふとシーツを見てみると「黒いポツポツが…?」— それはカビかもしれません。
シーツにカビが生えてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのまま放置せず、早めに適切な対策を取りましょう。
この記事では、シーツに発生したカビを取り除く方法を詳しく解説します。
目次
1.なぜシーツにカビが生えるのか?
1-1 カビが発生しやすい環境とは
2.シーツのカビを取り除く方法
2-1 軽度のカビの場合
① 柄物・色物シーツのカビ取り
必要なもの
手順
注意点
② 白いシーツのカビ取り
手順
注意点
2-2 洗濯だけではカビは落ちない?
3.シーツにカビを生やさないための日常ケア
① こまめな洗濯で清潔を保つ
② 室内の換気を意識する
③ ベッドを壁から少し離して設置する
④ 劣化したシーツは新しいものに交換する
4.まとめ
1.なぜシーツにカビが生えるのか?
1-1 カビが発生しやすい環境とは
カビは湿気の多い環境で増殖する
シーツは直接肌に触れる寝具のひとつであり、睡眠中にかいた汗を吸収しやすい特徴があります。そのため、湿度が高くなりやすく、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
また、次のような行動がカビ発生の原因になることもあります。
・濡れた髪のまま寝る
・よだれが付着したまま放置する
・シーツの洗濯頻度が少ない
・窓際の結露や加湿器の蒸気がシーツに当たり続ける
・ベッドを壁に密着させ、結露した水分が染み込む
・万年床で通気性が悪くなっている
このように、シーツに湿気がこもる環境を作ってしまうと、カビが発生しやすくなります。シーツは毎日使うものだからこそ、清潔に保つことが重要です。
2.シーツのカビを取り除く方法
シーツにカビが生えてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?カビの状態やシーツの色柄によって適した方法が異なります。
2-1 軽度のカビの場合
カビがまだ表面に薄く付着している程度であれば、「消毒用アルコール」を使って除去できます。
手順
1.カビの生えた部分に消毒用アルコールをスプレーする
2.ペーパータオルなどで軽く叩くように拭き取る
3.その後、通常通り洗濯し、しっかりと乾燥させる
4.可能であれば、コインランドリーの乾燥機で30分以上の高温乾燥を行う(50℃以上で30分の加熱でカビを死滅させる効果が期待できます)
① 柄物・色物シーツのカビ取り
カビが広がってしまった場合、酸素系漂白剤を使用してカビを落としましょう。
必要なもの
・酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
・ゴム手袋・マスク
・バケツまたは洗濯機
・30~50℃のお湯
手順
1.手袋とマスクを着用する
2.バケツまたは洗濯機にシーツを入れ、30~50℃のお湯を加える
3.カビ部分に酸素系漂白剤を直接つけてもみ洗いする
4.お湯に適量の漂白剤を溶かし、30分~1時間ほど浸け置く
5.洗濯機で通常通り洗濯し、しっかり乾燥させる
注意点
・漂白剤を使用する際は換気をしっかり行う
・お湯を使用する際は火傷に注意する
・ウールやシルク素材のシーツには酸素系漂白剤は使用不可
② 白いシーツのカビ取り
真っ白なシーツであれば、塩素系漂白剤(ハイターなど)を使用してカビ取りをすることも可能です。
手順
1.バケツまたは洗濯機に水を入れる
2.塩素系漂白剤を適量加える(例:キッチンハイターなら5Lの水にキャップ1.2杯分)
3.シーツを30分程度浸け置く
4.その後、洗濯機で洗い、しっかりと乾燥させる
注意点
・使用量を守らないと生地が傷んだり、変色する可能性がある
・換気を十分に行い、ゴム手袋やマスク、長袖を着用する
・黄みがかった白いシーツは色が変わることがあるので、目立たない部分で試してから使用する
2-2 洗濯だけではカビは落ちない?
「シーツにカビが生えてしまったけれど、いつも通り洗濯すれば落ちるのでは?」と考える方も多いかもしれません。
しかし、通常の洗濯ではカビの表面汚れをある程度落とせても、カビの根や色素の沈着までは除去できない可能性があります。また、カビ菌を完全に死滅させるには、適切な殺菌処理が必要です。
そのため、シーツにカビが生えてしまった場合は、以下のような方法を組み合わせて対処するのが効果的です。
1.消毒用アルコール(エタノール)で殺菌処理をする
2コインランドリーの高温乾燥機を利用して熱処理する(50℃以上の熱で30分以上乾燥させるとカビは死滅しやすくなります)
3.カビの色素が残っている場合は、漂白剤を活用する
・色柄物のシーツには「酸素系漂白剤」
・真っ白なシーツには「塩素系漂白剤」
このように、洗濯だけでは不十分な場合があるため、シーツの状態に応じた適切なカビ取り方法を選びましょう。
3.シーツにカビを生やさないための日常ケア
シーツにカビが生えないようにするためには、日常的なケアが大切です。
① こまめな洗濯で清潔を保つ
汗や皮脂が染み込んだシーツを放置すると、カビの温床になってしまいます。週に1回以上、できれば2~3日に1回は洗濯するのがおすすめです。
② 室内の換気を意識する
湿気がこもるとカビが発生しやすくなります。特に寝室の窓をこまめに開け、空気を循環させましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
③ ベッドを壁から少し離して設置する
壁にぴったりくっつけると、壁の結露がベッドやシーツに移ることがあります。5~10cmほど隙間をあけて設置し、湿気がこもらないようにしましょう。
④ 劣化したシーツは新しいものに交換する
シーツの劣化が進むと、繊維が傷んでカビが根付きやすくなります。長期間使用したシーツは定期的に新しいものに交換しましょう。
4.まとめ
シーツは毎日使う寝具だからこそ、定期的なお手入れが必要です。カビが生えた場合は、消毒用アルコールや漂白剤を活用して早めに対処しましょう。また、日頃から湿気対策やこまめな洗濯を心がけることで、カビの発生を未然に防ぐことができます。
シーツのカビを放置すると、健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、清潔な状態をキープして快適な睡眠環境を整えましょう!
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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