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家中がカビで覆われてしまったら?プロ直伝の応急処置とカビ取りのコツ

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家中がカビで覆われてしまったら?プロ直伝の応急処置とカビ取りのコツ

家中がカビで覆われてしまったら?プロ直伝の応急処置とカビ取りのコツ

2025/01/23

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

家中がカビで覆われてしまったら?プロ直伝の応急処置とカビ取りのコツ

 

「北側の部屋が湿気でジメジメしていたけれど、特に対策せず放置していたら、壁や天井、家具、押入れの服までもカビだらけに。何から始めればいいでしょうか?」

湿気が多く日当たりの悪い部屋は、カビが繁殖しやすい環境です。特に長雨や高湿度の日が続くと、気づいたときには家中がカビに侵食されている場合もあります。そんなとき、「どこから片付ければいいの?」と悩む方は多いでしょう。

 

まず最初にするべきことは、カビ専門の業者に相談することです。
家全体にカビが広がった場合、個人で完全に除去するのは難しく、むしろ悪化させてしまう可能性もあります。ただし、すぐに業者が来られるとは限らないため、それまでに状況をこれ以上悪化させない応急処置が必要です。

 

この記事では、家中がカビだらけになってしまった際の初期対応や、業者が来るまでの間に行うべき対策をプロの目線で解説します。住宅のカビ問題に悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

 

この記事でわかること

・家全体にカビが広がった際の初期対応

・業者に頼む前にできる応急処置

・カビを防ぐための具体的な予防策

 

目次

1. 家中がカビで覆われた場合の対応策
  1-1. カビが広範囲に発生している場合は専門業者に相談を
  1-2. 業者が来るまでの応急処置を忘れずに
  1-3. 引っ越しを検討するという選択肢も

2. 業者到着までに行うカビ対策の応急処置
  2-1. 室内の換気を徹底する
  2-2. 不用品の整理・処分を行う
  2-3. 家全体を掃除する

  2-4. 壁や天井のカビ取り
  2-5. 水回りのカビ取り

3. カビが広がりやすい住宅環境の特徴
  3-1 日当たりが悪く湿気がこもりやすい家
  3-2 物が多く整理整頓が不十分な環境
  3-3 エアコンが設置されていない部屋
  3-4 清掃頻度が低くホコリが溜まりやすい
  3-5 24時間換気システムを止めている場合

4. カビを予防するための基本ポイント
  4-1 毎日窓を開けて2回以上の換気を心がける
  4-2 濡れた靴や衣類を乾かしてから収納する習慣
  4-3 不必要な物を購入せず整理整頓を意識
  4-4 押入れやクローゼットを開放し空気を通す
  4-5 定期的に収納スペースを掃除してカビ防止
  4-6 浴室やトイレは24時間換気を徹底する
  4-7 使用後の寝具の湿気をしっかり除去
  4-8 床に物を直置きせず整理する
  4-9 窓の結露をこまめに拭き取り管理
  4-10 カーテンは定期的に洗濯して清潔を保つ

5. まとめ

 

1. 家中がカビで覆われた場合の対応策

 

カビが発生している範囲が狭い場合は、自力での除去が可能なこともあります。しかし、カビが広範囲にわたっている場合や、手の届きにくい場所にまで広がっている場合は、完全に除去するのは非常に難しいのが現実です。

 

このような状況では、個人で解決しようとせず、専門家の手を借りることを考えるべきです。ここでは、広範囲のカビに直面した際に取るべき具体的なステップを紹介します。

 

1-1. カビが広範囲に発生している場合は専門業者に相談を

 

天井や壁、高所や奥まった部分にまでカビが広がっている場合、専門業者に相談するのが最適です。特に、面積が1㎡以上のカビが広がっている場合、市販のカビ取り剤では対応が難しいケースが多く、完全に除去するのは困難です。

また、カビ取り剤を使った作業を長時間行うと、健康被害のリスクも伴います。そのため、健康と安全を守るためにも、広範囲のカビにはプロの力を借りるのが安心です。費用はかかるかもしれませんが、専門業者による適切な対応が最善策と言えるでしょう。

 

1-2. 業者が来るまでの応急処置を忘れずに

 

梅雨時や湿気が多い季節になると、カビ取り業者は依頼が集中し、すぐに対応してもらえないことも少なくありません。その場合、待っている間に状況が悪化しないよう、応急処置を行うことが大切です。

 

応急処置には、以下のような基本的な手順があります。

・室内をしっかりと換気する。

・カビの原因となる不要品を処分する。

・カビがひどい部分を中心に掃除を行う。

・カビ取り剤などを使用して適切に対応する。

・室内の湿度を下げるために除湿を行う。

 

1-3. 引っ越しを検討するという選択肢も

 

もし家中にカビが広がっており、リフォームや専門的な対策が必要な状況であれば、場合によっては引っ越しを視野に入れるのも一つの方法です。

 

広範囲のカビの除去には、大規模な工事や高額な費用が必要になるケースもあります。そのため、リフォームのコストと比較して、新しい住居への引っ越しが経済的に合理的な場合もあります。

 

ただし、家族構成やライフスタイルによって引っ越しが難しい場合もあるため、専門家と相談しながら最適な選択をすることが重要です。カビ対策が必要な住宅の売却や、新しい住まいの選択においては、カビに詳しい不動産業者のサポートを利用するのもおすすめです。

 

2. 業者到着までに行うカビ対策の応急処置

 

カビ取り業者に依頼しても、対応までに時間がかかる場合があります。そんなときは、応急処置を行うことでカビの広がりを抑え、状況を悪化させないようにしましょう。

 

以下は、応急処置の手順を解説した内容です。

 

事前準備:安全を確保してから作業を始める

カビ取り作業に取りかかる前に、以下のアイテムを用意し、身につけることをおすすめします

 

マスク:カビの胞子を吸い込まないようにするため。

ゴム手袋:手荒れや薬剤による刺激を防ぐため。

ゴーグル(必要に応じて):目への飛散を防ぐため。

長袖長ズボン(必要に応じて):皮膚の露出を最小限にするため。

 

また、特に暑い季節には熱中症に注意し、こまめに水分補給を行いながら作業してください。

 

2-1. 室内の換気を徹底する

 

カビの繁殖を抑えるため、湿気を下げることが重要です。晴れた日には、できるだけ多くの窓を開け、外の新鮮な空気を取り入れましょう。一方、雨天や湿度が高い日には、換気扇を活用して室内の湿気を排出します。

 

ただし、カビが発生している部屋が限定されている場合、家全体を換気すると胞子が他の部屋に広がるリスクがあります。このような場合は、カビのある部屋で空気清浄機やサーキュレーターを使用して、胞子の拡散を防ぎましょう。

 

2-2. 不用品の整理・処分を行う

 

不要な物品や使わなくなった衣類が多いと、それらがカビの温床となる可能性があります。特に、すでにカビがついてしまった物品は、状態が悪化する前に処分するのが賢明です。

 

大切な衣類の場合は、酸素系漂白剤での洗浄や、専門のクリーニングサービスの利用を検討してください。高価な衣類や着物などは、カビ除去に特化したクリーニング業者に相談するとよいでしょう。

 

2-3. 家全体を掃除する

 

不用品の整理が終わったら、家全体を丁寧に掃除しましょう。ただし、カビがある場所で掃除機を使うと、胞子が空気中に拡散する恐れがあります。そのため、カビ取りには以下の方法がおすすめです

 

消毒用エタノール次亜塩素酸水を布に染み込ませて拭き取る。

希釈した逆性石けんを使って殺菌効果を高める。

 

これらを使用することで、カビを物理的に除去しながら繁殖を抑えられます。

 

2-4. 壁や天井のカビ取り

 

壁や天井に生えたカビには、消毒用エタノールを使う方法が有効です。エタノールはカビに対して殺菌効果を発揮しますが、色素沈着を完全に取り除くことはできません。色素を除去したい場合は、専用のカビ取り剤を使用しましょう。

 

手順:

1.換気を行い、マスクやゴム手袋などで体を保護します。

2.消毒用エタノールをカビの部分にスプレーし、しばらく放置して殺菌します。

3.雑巾で拭き取り、その後しっかり乾燥させます。

 

2-5. 水回りのカビ取り

 

トイレや浴室などの水回りは湿度が高く、カビが発生しやすい環境です。このような場所では、塩素系カビ取り剤を使用すると効果的です。

 

手順:

1.作業中はマスクやゴム手袋を着用し、十分な換気を行います。

2.カビ取り剤をカビ部分に直接スプレーし、15~30分放置します。

3.水でしっかり洗い流して、仕上げます。

 

これらの応急処置を行うことで、カビの広がりを抑えながら、業者が到着するまでの間に被害を軽減することが可能です。カビ取り作業を安全に行い、快適な住環境を守るために参考にしてください。

 

3. カビが広がりやすい住宅環境の特徴

 

家の中でカビが発生しやすい家には、特定の共通点があります。現在カビが目立たない家でも、以下の条件に当てはまる場合、今後カビの被害が広がる可能性があります。これらの特徴をチェックし、予防策を講じましょう。

 

3-1 日当たりが悪く湿気がこもりやすい家

 

日光が十分に入らない家は、湿度が高くなりやすく、それがカビ発生の原因となります。特に北向きの部屋は日差しが届きにくく、湿気が抜けにくい環境が整うため、カビが発生しやすいエリアです。

 

また、川沿いや湿地の近くなど湿度が高い地域に建つ家や、1~3階の低層階の住居は、湿気がたまりやすい傾向があります。湿度が高い環境はカビの繁殖を助長するため、注意が必要です。

 

3-2 物が多く整理整頓が不十分な環境

 

家の中に物が多いと、通気性が悪化します。空気の流れが滞ることで湿気がこもり、カビが発生しやすい空間が生まれます。特に物が密集している場所では、カビの胞子が他の物にも広がりやすくなります。

 

さらに、物が多いと掃除が行き届かず、ホコリがたまりやすくなります。このホコリがカビの栄養源となり、カビ発生のリスクが高まります。

 

3-3 エアコンが設置されていない部屋

 

エアコンは湿度を調整する重要な役割を担っていますが、エアコンが設置されていない家や、エアコンのフィルター清掃が不十分な場合、湿気が取り除けず、カビの発生を助長します。エアコンを効果的に使用するためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

 

3-4 清掃頻度が低くホコリが溜まりやすい

 

掃除が行き届いていない家では、湿気やホコリが蓄積しやすく、カビの発生に適した環境が作られてしまいます。さらに、ダニなどの害虫が増えると、その死骸がカビの栄養源となり、カビの成長をさらに促進する可能性があります。定期的な掃除を心掛けることで、こうしたリスクを軽減できます。

 

3-5 24時間換気システムを止めている場合

 

24時間換気システムが備わっているにもかかわらず、運転を止めている家庭や、換気扇を適切に使用していない家庭は、空気が循環せず、湿気がこもりがちです。湿気の多い浴室やキッチン、トイレでは、換気扇をこまめに使用し、空気の流れを確保することが大切です。

 

専門家からのアドバイス

これまで数多くの住宅でカビ除去や防カビ施工を行ってきましたが、湿度や雨といった条件が重なると、カビは短期間で一気に広がることがあります。特に広範囲にわたるカビ被害は住宅の劣化を早めるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

 

カビが家中に広がる前に、早めの対策を取ることが重要です。もし少しでもカビが気になる場合は、早めに専門家にご相談いただければ、コストも抑えられ、より効果的な対応が可能です。

 

カビバスターズ岐阜では、住宅環境に合わせたカビ対策をご提案しています。お気軽にお問い合わせください!

 

4. カビを予防するための基本ポイント

 

カビの発生を防ぐためには、日々の生活で湿気をコントロールし、カビが生えにくい環境を整えることが大切です。建物の構造や立地条件を変えるのは難しいですが、住まい方を工夫することでカビのリスクを大幅に減らすことができます。

 

以下の10個のポイントを実践してみてください。

 

4-1 毎日窓を開けて2回以上の換気を心がける

 

室内の湿った空気を外に出すことは、カビ予防の基本です。朝と夕方に全ての窓を開け、新鮮な空気を取り入れることで湿度を下げ、カビの発生を抑えます。特にリビングや寝室といった長時間過ごす部屋は念入りに換気しましょう。


4-2 濡れた靴や衣類を乾かしてから収納する習慣

 

濡れたままの靴や衣類を収納すると、湿気がこもり、カビの温床になります。雨に濡れたものは完全に乾かしてからクローゼットや靴箱にしまうようにしましょう。晴れた日には外干しを活用するのもおすすめです。


4-3 不必要な物を購入せず整理整頓を意識

 

物が多いと湿気がこもりやすくなり、通気性が悪化します。必要のないものは購入を控え、物を減らして家全体をスッキリ保つことを心掛けましょう。整理整頓された環境は掃除もしやすくなり、カビ予防に役立ちます。


4-4 押入れやクローゼットを開放し空気を通す

 

収納スペースは閉じられているため湿気がたまりやすい場所です。定期的に扉を開けて空気を循環させたり、除湿剤を使ったりして湿気をコントロールしましょう。


4-5 定期的に収納スペースを掃除してカビ防止

 

長期間保管された衣類は湿気を吸い込みやすくなります。季節ごとに衣類を一度外に出して風を通し、収納スペースも清掃して湿気を取り除きましょう。これにより、衣類と収納場所の両方をカビから守ることができます。


4-6 浴室やトイレは24時間換気を徹底する

 

浴室やトイレは湿気が多く、特にカビが生えやすい場所です。換気扇を24時間稼働させることで湿気を外に逃がし、カビの発生を抑えましょう。キッチンでも調理中から換気扇を使用し、湿気や油分を排出することが大切です。


4-7 使用後の寝具の湿気をしっかり除去

 

寝具は汗や体温で湿気をため込みやすいアイテムです。使用後は干したり立てかけたりして乾燥させましょう。晴れた日には太陽光で乾かすことで殺菌効果も期待できます。


4-8 床に物を直置きせず整理する

 

床に直接物を置くと、その下に湿気がたまりやすくなります。隅や壁際に物を置くのは避け、空間を広く保つようにしましょう。また、脚付きの家具を使用すると床の通気性が良くなり、湿気を逃がしやすくなります。


4-9 窓の結露をこまめに拭き取り管理

 

冬場など、結露が発生しやすい時期には窓周りが湿りやすくなります。この結露を放置すると、窓枠やカーテンにカビが発生する原因になります。結露を見つけたらすぐに拭き取り、結露防止シートなども活用しましょう。


4-10 カーテンは定期的に洗濯して清潔を保つ

 

カーテンは湿気やホコリを吸収しやすいため、定期的に洗濯して清潔に保つことが大切です。特に窓際のカーテンは結露の影響を受けやすいので、季節の変わり目や大掃除のタイミングで洗濯する習慣をつけましょう。

 

プロのアドバイス

湿度や換気を適切に管理することで、カビの発生リスクを大幅に減らすことが可能です。しかし、すでにカビが広がってしまった場合は、ご家庭での対処が難しいこともあります。その際は、早めに専門業者へ相談することで、被害を最小限に抑えることができます。

 

カビバスターズ岐阜では、湿気対策や防カビ施工のご相談を随時受け付けています。住まいの環境を守るために、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

5. まとめ

 

住宅全体にカビが発生してしまった場合、健康へのリスクも伴うため、早急な対応が求められます。特に、カビの被害が広範囲にわたる場合は、専門業者に相談することが最善の選択です。

 

ただし、業者に依頼してから実際の作業が始まるまでに時間がかかる場合もあるため、その間に出来る限りの対策を講じることが重要です。例えば、部屋の換気をしっかり行い、湿気を抑えることや、不要なものを整理してスペースを確保するなどの行動が、カビの拡大を防ぐ助けになります。

 

とは言え、これらの対策はあくまで応急的なものにすぎません。本格的なカビ対策は、カビが発生しないよう未然に防ぐことが最も効果的です。普段から、適切な換気や定期的な清掃を心がけ、湿気がこもらない清潔な環境を保つことで、カビの発生を大幅に減らすことができます。

 

カビの問題を放置せず早めに対応することで、健康的で安心な住環境を守りましょう!

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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