洗濯機のカビ対策に蓋を開けるべき?
2024/12/27
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
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洗濯機のカビ対策に蓋を開けるべき?
洗濯機は湿気がこもりやすいため、カビが発生しやすい家電のひとつです。そのままカビを放置してしまうと、衣類にカビの胞子が付着したり、嫌なニオイが洗濯物に移ったりと、せっかくの洗濯が台無しになりかねません。
洗い上がりの衣類を清潔で気持ちよく仕上げるには、洗濯機のお手入れが欠かせません。その中で「蓋を開けておく」という方法が効果的と言われていますが、本当に効果があるのでしょうか?
この記事では、洗濯機のカビを防ぐための基本的な対策や、蓋を開けることの利点、さらには日常でできる簡単なお手入れ方法について詳しくご紹介します。
目次
1.洗濯機の蓋は開けるべき?それとも閉めるべき?
1-1 洗濯槽の内側に潜むカビの実態
1-2 洗剤カスがカビを育てる原因に
2.洗濯機の使用頻度とカビのリスク
2-1 洗濯機のカビ対策とお掃除方法
3.定期的な洗濯槽の清掃がカビ予防のカギ
4.まとめ
1.洗濯機の蓋は開けるべき?それとも閉めるべき?
洗濯機のカビや臭いを防ぐためには、蓋を開けるべきか閉めるべきか、悩んだことはありませんか?結論から言えば、**「使用後は蓋を開けて乾燥させる」**のが正解です。
大手家電メーカーでも、洗濯機の使用後に蓋を開けて十分に乾燥させることがカビ予防に有効だと推奨しています。洗濯機内部は湿気がこもりやすく、洗剤の残りカスや汚れが雑菌やカビの栄養源となりやすい環境です。
そのため、使用後は必ず蓋を開け、湿気を逃がしてカビの発生を防ぎましょう。
1-1 洗濯槽の内側に潜むカビの実態
普段目にすることのない洗濯槽の裏側は、カビが繁殖しやすい隠れたスポットです。
洗濯後に衣類に黒っぽいカスや粉状の汚れが付いていた経験はありませんか?これは、衣類についていた汚れではなく、洗濯槽の裏側で繁殖したカビや汚れが剥がれ落ちたものかもしれません。さらに、こうしたカビが胞子を放出し、それが洗濯水や衣類に付着するリスクもあります。
一部の調査では、カビの生えた洗濯槽で洗濯を行うと、洗濯中の水1リットルあたりに数万個以上のカビの胞子が含まれることもあるそうです。これを防ぐためにも、洗濯後は洗濯機内を乾燥させる工夫が必要です。
1-2 洗剤カスがカビを育てる原因に
意外にも、洗剤そのものがカビの栄養源になることをご存じでしょうか?特に「スコレコバシディウム」というカビは、浴室や洗面所など湿気の多い場所を好み、洗剤をエサに増殖する特徴があります。
このため、洗剤の使用量には注意が必要です。適切な量を守ることが、衣類をきれいにするだけでなく、洗濯槽内でのカビの発生を抑えるポイントにもなります。
2.洗濯機の使用頻度とカビのリスク
毎日洗濯機を使用する人も多いと思いますが、実は使用頻度が多いほどカビが発生しやすいという一面もあります。
カビの繁殖には「湿気」と「栄養分」が必要です。洗濯機を毎日使うことで、湿気が常に残る状態が続き、カビが増えやすい環境が作られてしまいます。そのため、可能であれば1日おきに洗濯機を使い、使用しない日にはしっかりと乾燥させる時間を確保することをおすすめします。
とはいえ、毎日使わざるを得ない場合もありますよね。その場合は、定期的に洗濯槽クリーナーを使用して内部を除菌することで、カビの増殖を抑えることが可能です。
2-1 洗濯機のカビ対策とお掃除方法
洗濯槽のカビを防ぐためには定期的な掃除が重要です。ここでは3つの方法を紹介しますので、ご自身に合ったやり方を選んでみてください。
1. 重曹を使った掃除法
弱アルカリ性の重曹は、衣類への影響を抑えながら洗濯槽をきれいにできる方法です。漂白効果がないため、色柄物が多いご家庭におすすめです。ただし、ドラム式洗濯機では使用できない点に注意しましょう。
必要なもの
・重曹
・ゴミ取りネット
手順
1.40~50℃のぬるま湯を洗濯槽いっぱいに溜めます。カビが上部まで付着している可能性があるので、槽全体が浸る量を目安にしてください。
2.重曹を100~200g(容量に応じて増減)入れます。
3.約2時間放置した後、洗濯機の「洗い」機能を1回回します。
4.浮かんできた汚れをゴミ取りネットで取り除き、これを2~3回繰り返します。
5.最後に脱水を行い、蓋を開けて完全に乾燥させて完了です。
この方法はやや手間がかかりますが、消臭効果もあり1~2か月に1度の実施が理想的です。
2. 酸素系漂白剤を使った掃除法
酸素系漂白剤(粉末や液体)を使う方法も効果的です。市販の「オキシクリーン」なども使用可能です。
手順
重曹と同じ手順で行います。40~50℃のお湯を槽に入れ、酸素系漂白剤を100~200g投入して洗濯槽を回します。
この方法もドラム式洗濯機には適していませんので注意が必要です。
3. 塩素系漂白剤を使った掃除法
最も強力な方法として、塩素系漂白剤を使用する方法があります。市販の洗濯槽クリーナーを使うと手軽に実践可能です。
手順
1.洗濯槽に40~50℃のぬるま湯を溜めます。
2.塩素系漂白剤を投入し、洗濯槽を1時間程度回します。
3.しっかりとすすぎ、蓋を開けて乾燥させれば完了です。
塩素系漂白剤は取り扱いに注意が必要です。他の洗剤と混ぜないこと、換気を十分に行うことを心がけましょう。
糸くずフィルターの掃除も忘れずに
洗濯機の糸くずフィルターは、ゴミが溜まりやすくカビの温床になりがちです。洗濯のたびにゴミを取り除き、フィルターの内部も定期的に洗浄しましょう。
洗濯機の蓋の掃除方法
洗濯機の蓋に汚れが目立つ場合、重曹や酸素系漂白剤を溶かした水溶液で拭き取りましょう。
必要なもの
・重曹または酸素系漂白剤
・水
・バケツ
・布巾
・キッチンペーパー
・綿棒(細部の清掃用)
手順
1.ゴム手袋を装着します。
2.バケツに水100ccを用意し、小さじ1(約5g)の重曹または酸素系漂白剤を溶かします。
3.布巾を浸し、軽く絞って蓋を拭き取ります。
4.キッチンペーパーで水分を拭き取り、乾燥させます。
5.隅のホコリやゴミは綿棒で取り除きます。
3.定期的な洗濯槽の清掃がカビ予防のカギ
今回紹介した方法を1~2か月に1度の頻度で行い、洗濯機を清潔に保ちましょう。また、高温での洗浄が必要な場合は取扱説明書を確認し、機器の対応温度を超えないよう注意してください。
4.まとめ
洗濯機の内部は湿気や洗剤カスが溜まりやすく、カビにとって理想的な環境になりがちです。そのため、洗濯機を使わないときは蓋を開けて内部をしっかり乾燥させることが、ニオイやカビの予防につながります。
さらに、洗濯槽の裏側には目に見えないカビが潜んでいる場合もあります。定期的にクリーニングを実施することで、衣類をカビのリスクから守ることができます。
もし、定期的なクリーニングを行っても洗濯機や衣類にカビ臭さが残る場合は、専門業者に依頼して内部を徹底的に清掃してもらうか、修理を検討するのも一つの方法です。
カビ対策を徹底して、快適なお洗濯を楽しみましょう!
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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