スポンジにカビが?!除去と対策法
2024/11/02
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
スポンジにカビが?!除去と対策法
キッチンやお風呂掃除に欠かせない「スポンジ」。
汚れを落とすために泡立てたり水を含ませたりして使いますが、この水分保持力ゆえに、スポンジは雑菌やカビの温床になりやすいという側面もあります。
今回は、「もしスポンジにカビが生えてしまったらどうするか?」という疑問にお答えし、専門家が効果的な対策法をわかりやすくまとめてご紹介します!
目次
1.スポンジにカビが生える原因とは?
1-1 カビが発生したスポンジの適切な対処法
2.スポンジのカビ除去方法
2-1 必要なアイテム
2-2 台所用漂白剤でのカビ取り注意点
3.スポンジのカビ対策
3-1 使用後にしっかり汚れを洗い流す
3-2 置き場所に工夫を
3-3 定期的な乾燥を心がける
3-4 こまめな殺菌と消毒
3-5 2〜3週間ごとの交換
4.まとめ
1.スポンジにカビが生える原因とは?
スポンジは「水分」「栄養」「温度」「酸素」という、カビの繁殖に必要な条件が揃いやすい環境にあります。
たとえ石鹸で洗浄しても、しっかり殺菌しない限りカビや細菌は再び増殖してしまいます。
キッチンや浴室など湿度の高い場所で使うことが多いため、スポンジは食器の食べかすや石鹸のカスが付着したまま、湿気と室温が適度にある状態が続き、微生物にとって理想的な培養環境になってしまいます。
また、使用後にしっかり絞っても、スポンジの内部には水分が残りやすく、そこに雑菌が繁殖する原因になります。
ある研究によると、台所用スポンジにはカビの他に、大腸菌(不衛生な環境の指標菌)、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌など、食中毒を引き起こす細菌も多く発見されています。
こうした菌の存在も、スポンジがカビや細菌の温床となる要因です。
(参考:大阪市立環境科学研究所「家庭の台所用スポンジタワシの細菌汚染と殺菌方法」)
1-1 カビが発生したスポンジの適切な対処法
カビの生えたスポンジはすぐに交換を!
結論として、スポンジにカビが生えた場合は処分するのが無難です。食器や調理器具にカビが移るリスクがあるため、安全面を考慮して新品に交換することをおすすめします。
また、特に湿度が高い時期には、カビが発生しやすくなるため、2~3週間の使用でも劣化が早まることがあります。
2.スポンジのカビ除去方法
2-1 必要なアイテム
・鍋
・割りばし(菜箸)
・食器用洗剤
・ビニール手袋
・P&G ジョイ W除菌
2-1-1スポンジのカビ取り手順
① 鍋にお湯を沸かす
鍋に水を入れて沸騰させ、その間にスポンジを洗剤でしっかりと汚れを落とし、水気を切っておきます。
② 沸騰したお湯にスポンジを投入
沸騰したお湯にスポンジを入れ、1〜2分ほど煮沸します。十分に消毒したら、菜箸を使って流し水でよく洗い流します。
③ しっかり乾燥させる
煮沸消毒が終わったスポンジは、十分に乾燥させることが大切です。食器洗い乾燥機があれば、そちらを利用するのも良いでしょう。
また、熱湯をかける「熱湯消毒」の方法でもカビを効果的に殺菌できます。
2-2 台所用漂白剤でのカビ取り注意点
台所用漂白剤をカビ取りに使う場合は、必ず適切な濃度に薄めてから使用してください。
原液をそのままスポンジに直接かけると、変色の原因になることがあります。
たとえば、ハイターを水で薄めて使用するのは問題ありませんが、原液をかけた場合、スポンジが黄色く変色することがあります。
漂白剤を使う際は必ず希釈するようにしましょう。
具体的には、5リットルの水にキャップ2杯のハイターを加えて、30分ほどつけ置きする方法がおすすめです。
スポンジに黒カビが大量発生したら?
もしスポンジに黒カビが大量に見つかった場合、新しいものに交換することがベストです。
煮沸消毒や漂白剤によってカビ自体は殺菌できますが、色素まで除去することは難しいためです。
また、スポンジにカビが生えないようにするためには、日頃の使い方が重要です。
3.スポンジのカビ対策
3-1 使用後にしっかり汚れを洗い流す
スポンジは使用後に、食べかすや油などカビの原因となる汚れが残りやすいです。
食器用洗剤でしっかり洗い落とし、可能であれば除菌タイプの洗剤を使って衛生的に保つと良いでしょう。
3-2 置き場所に工夫を
使った後のスポンジ、平らな場所にそのまま置いていませんか?
そのまま横にして置くと、湿気が溜まりやすくなり、雑菌やカビが繁殖する原因になります。
スポンジホルダーなどで水が切れるようにして、風通しの良い状態にしておきましょう。
3-3 定期的な乾燥を心がける
定期的にスポンジを乾かすのもカビ対策に効果的です。
洗濯用のピンチハンガーなどを利用して吊り下げると水分をしっかり飛ばすことができます。
さらに、日光に当てて乾燥させると自然な殺菌効果も期待できます。
3-4 こまめな殺菌と消毒
スポンジはなるべく毎日、煮沸消毒や熱湯消毒を行うと清潔を保てます。
スポンジはカビだけでなく、食中毒の原因になる細菌も増殖しやすいため、食中毒予防の観点からも消毒を習慣にするのが理想的です。
薄めた漂白剤(5リットルの水にキャップ2杯程度)に浸けるのも効果的です。
3-5 2〜3週間ごとの交換
スポンジは消耗品なので、使用期間が長くなるほど雑菌やカビの温床になりがちです。
抗菌加工のものを選び、定期的に新しいものと交換することで、清潔を保ちましょう。
4.まとめ
スポンジは、「水分」「酸素」「温度」「栄養源」の条件が揃いやすく、カビや雑菌が増殖しやすい環境です。
そのため、日々の扱いがとても大切です。
カビが生えたスポンジはできれば新しいものに交換するのが理想ですが、もし短期間で少量のカビが生えてしまった場合には、煮沸消毒や薄めた漂白剤でしっかり消毒して使う方法もあります。
また、毎日の管理を心がけてカビの発生を防ぐことが肝心です。
・使用後はしっかり汚れを落とす
・こまめに乾燥させる
・定期的に消毒を行う
これらを習慣にして、スポンジを常に清潔に保ちましょう!
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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