カビ取りの専門業者が教える「カビが生えやすい壁」の特徴とその対策
2024/09/02
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
カビ取りの専門業者が教える「カビが生えやすい壁」の特徴とその対策
廊下の壁にカビが発生して困っていませんか?
ご自身でカビ取りを試みても、再発してしまうことが多いかもしれません。
それはカビの除去方法に問題があるだけでなく、壁の立地や環境に原因がある可能性もあります。
壁はカビが発生しやすい場所の一つですが、特にカビが生えやすい条件を持つ壁というものがあります。
今回は「どのような壁がカビの発生リスクが高いのか」を詳しく解説し、ご自宅の壁がその条件に該当していないか確認してみてください。
もし該当していても大丈夫です!悪条件の壁でも、カビが生えないようにするための対策方法をしっかりとご紹介します。
これで、しつこいカビ問題を根本から解決する手助けとなるでしょう。
目次
1.なぜ壁にカビが生えやすいのか?
1-1. 結露の影響
1-2. 通気性の低下
1-3. 掃除の不足
1-4. 家具や大きな荷物の配置
2.カビが発生しやすい壁の特徴4つ
2-1. 低層階や地下の壁
2-2. 外に面した窓枠の下などの壁
2-3. 天井の四隅の壁部分
2-4. 北向きの部屋の壁
3.壁にカビが発生した場合の対処法
3-1. 小規模なカビへの対応
3-2. カビが広範囲に及んでいる場合
4.壁のカビを予防するためにできること
4-1. こまめな換気、掃除、除菌
5.まとめ
1.なぜ壁にカビが生えやすいのか?
カビが成長するためには、以下の4つの条件が必要です
・高い湿度
・酸素の存在
・栄養源となる物質
・適切な温度
これらの条件が揃い、掃除や除菌が不十分な場所では、カビが発生しやすくなります。
1-1. 結露の影響
室内と外気温の差が大きいと、壁に結露が発生しやすくなります。
特に日当たりが悪く、断熱材が入っていない壁では結露がたまりやすく、これがカビの原因となることがあります。
1-2. 通気性の低下
通気性の悪い場所は湿気がこもりやすく、カビの発生リスクが高まります。
特に日当たりが悪いエリアでは、乾燥しにくい環境が続くため、カビが繁殖しやすくなります。
1-3. 掃除の不足
ホコリや汚れが蓄積している場所は、これらが栄養源となりカビが増殖します。
特に掃除が行き届いていない場所や、ホコリが溜まっているエリアでカビが発生しやすくなります。
1-4. 家具や大きな荷物の配置
家具や荷物を壁に密着させると、通気性が悪くなり、結露や湿気がたまりやすくなります。
また、ホコリが蓄積しやすいことも、カビ発生の要因となります。
2.カビが発生しやすい壁の特徴4つ
湿気、日当たり、通気性などの条件を基に、特にカビが発生しやすい壁の特徴を4つご紹介します。
2-1. 低層階や地下の壁
過去の施工実績からも、3階未満の住宅や特に地下の部屋は、カビが発生しやすい傾向にあります。
地下では湿度が高く、日光も入りにくいため、カビが繁殖しやすい環境となります。
2-2. 外に面した窓枠の下などの壁
外に面した壁や窓枠の下は、結露が発生しやすいため、カビが発生しやすい箇所です。
特に冬場、外と室内の温度差で窓に結露が生じ、これが放置されるとカビの原因となります。
2-3. 天井の四隅の壁部分
天井近くや四隅の壁は蒸気が溜まりやすく、カビが発生しやすい場所です。
定期的にチェックし、早めに対処することでカビの広がりを防ぐことができます。
2-4. 北向きの部屋の壁
北側の部屋は日当たりが悪いため、カビが発生しやすくなります。
日光の殺菌効果が期待できないため、特に注意が必要です。
3.壁にカビが発生した場合の対処法
これまで、壁にカビが生えやすい条件についてお伝えしてきましたが、実際に「カビがすでに生えてしまった!」という場合の対処法を紹介します。
3-1. 小規模なカビへの対応
カビが軽度の場合は、自分で対処することが可能です。
塩素系漂白剤でのカビ除去
カビがまだ初期段階であれば、市販のカビ取り剤で除去できます。
ただし、色のついた壁や塗装された壁に使用すると、漂白効果で変色する可能性があるため、目立たない場所でテストしてから使用してください。
また、地下室などの換気が難しい場所では、塩素ガスを吸い込むリスクがあるため、換気をしっかり行いながら作業を進めましょう。
塩素系のカビ取り剤を使用した後は、水拭きをし、乾燥させてカビの再発を防ぎます。
消毒用アルコールでのカビ除去
軽度のカビには、消毒用アルコールを使用することも有効です。
70〜80%の濃度の消毒用アルコールをカビの部分に噴霧し、数分置いた後に布で拭き取ります。
ただし、黒カビなどは色素が残ることがあり、完全に取り除くことが難しい場合があります。
また、壁紙の種類によっては変色することもあるため、目立たない場所でテストしてから使用しましょう。
重曹を使ったカビ除去
軽度のカビには、重曹を使った方法も有効です。
重曹は研磨効果と弱アルカリ性の性質を持つため、カビを除去するのに役立ちます。
湿らせたスポンジに重曹をつけて軽くこすったり、重曹水を作って噴霧してから布で拭き取ることでカビを除去します。
3-2. カビが広範囲に及んでいる場合
もしカビが広範囲に広がっている場合、または黒カビが発生している場合は、早急に専門業者に依頼することをお勧めします。
市販のカビ取り剤では対応が難しく、再発のリスクが高くなるためです。
また、壁紙が膨らんでいたり、カビが内部に浸透している場合は、リフォーム工事を検討することも選択肢の一つです。
結露が原因で何度もカビが発生する場合には、断熱材の追加や二重窓の設置など、根本的な対策が必要になることもあります。
カビ取りとリフォームを同時に検討することで、長期的なコスト削減や再発防止に繋がる場合もあります。
お住まいのカビ問題に悩まれている方は、カビバスターズ岐阜にご相談ください。
4.壁のカビを予防するためにできること
カビが生えやすい壁には、特に注意が必要です。
特に、以下のような条件に該当する場合は、カビの発生を未然に防ぐための対策が重要です。
・3階以下の部屋
・北向きの部屋
・外に面する壁や天井の四隅
これらの場所では、カビが発生しやすいと認識しておくことが大切です。
4-1. こまめな換気、掃除、除菌
カビを防ぐには、日常的な換気、掃除、そして除菌が欠かせません。
以下のような対策を実践することで、カビの発生を効果的に抑えることができます。
湿度管理: 除湿機やエアコンを使用して、室内の湿度を60%以下に保つことが重要です。
風通しを確保: 扇風機やサーキュレーターを使用し、部屋の四隅や家具の裏に空気が滞らないようにしましょう。
定期的な掃除: 四隅や家具の裏を定期的に掃除し、ホコリや汚れがたまらないようにします。
除菌: 1ヶ月に1回程度、アルコールや除菌スプレーを使って壁や家具の裏を除菌します。
家具の配置: 北側や外に面する壁には、家具を密着させて置かないように心がけましょう。
電気代はかかりますが、除湿機やサーキュレーターを常に稼働させるのも効果的です。
実際に、カビ取りの施工を行った家庭でも、再発防止策として「サーキュレーターを常時回す」ことを推奨することがあります。
通気性が悪く窓がない地下室などでは、強制的に風を送って通気性を確保することが不可欠です。
カビは、たった1週間程度で部屋全体に広がる可能性があるため、早めの対策が必要です。
大規模なカビ取り施工を行う費用と比べると、日常的な換気や掃除、そして早期のカビ除去は非常に経済的です。
早期発見と迅速な対応が何よりも重要です。
もしカビが大量に発生してしまったり、再発を防ぎたい場合には、専門のカビ取り業者に相談することをお勧めします。
5.まとめ
カビが発生しやすい壁でも、こまめな掃除、換気、除湿を行うことで、カビの発生を抑えることができます。
日常的に湿気を溜めないように工夫し、定期的なメンテナンスを行うことで、カビから家を守りましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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