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大切な文化財・絵画にカビが!取り除く方法を専門業者が徹底解説!

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大切な文化財・絵画にカビが!取り除く方法を専門業者が徹底解説!

大切な文化財・絵画にカビが!取り除く方法を専門業者が徹底解説!

2024/07/26

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

大切な文化財・絵画にカビが!取り除く方法を専門業者が徹底解説!

 

「大切な絵画にカビが発生した!傷つけずに除去する方法とは?」

 

貴重な文化財や美術品にカビが生えることがあります。

 

このままでは作品が劣化し、価値が損なわれてしまいます。

 

しかし、これらの貴重な品々に対しては一般的なカビ除去法を使うことはできません。

 

ここでは、文化財や美術品のカビをどのように除去するか、その方法をまとめました。

 

目次

 

1.日本で文化財や絵画がカビの被害に遭いやすい理由

  1-1. 保管場所の湿度管理の問題点

  1-2. カビが発生すると及ぼす甚大な影響

2.美術館や博物館でのカビ除去方法

  2-1. 燻蒸ガスを使用する方法

  2-2. 総合的有害生物管理(IPM)の実践

3.個人で行うカビ除去の方法

  3-1. 軽度のカビなら自分で対処可能

  3-2. 専門の修復士によるカビ除去

  3-3. カビ予防が最も効果的

4.まとめ

 

1.日本で文化財や絵画がカビの被害に遭いやすい理由

 

カビが成長するには気温、湿度、栄養、酸素の4つの条件が揃うことが必要ですが、その中でも特に重要なのが湿度です。

 

一般的に湿度が60%を超えるとカビが発生しやすくなります。

 

日本は高温多湿な気候であるため、カビの発生条件が揃いやすく、貴重な絵画や文化財にもカビが生えやすくなっています。

 

1-1. 保管場所の湿度管理の問題点

 

美術館や博物館では、展示室内の湿度管理が徹底されていますが、収蔵庫や保管場所での湿度管理が不十分だと美術品にカビが発生することがあります。

 

一般家庭でも、温度差による結露が生じやすい場所で美術品を保管すると、カビの被害を受けやすくなります。

カビは紙だけでなく、木製の彫刻や仏像、木造建築物などにも発生し、黒斑や変色を引き起こすことがあります。

 

額装された絵画でも、ガラス内にカビの胞子が侵入し、内部の作品にカビが発生することがあります。

 

1-2. カビが発生すると及ぼす甚大な影響

 

カビが発生すると、作品の表面に白い斑点が現れます。

 

このまま放置すると、胞子が広がりカビが深く広範囲に繁殖します。

 

深刻なカビ被害では、絵の具の中にカビが侵入し、作品の表面が乾燥して割れたり、色彩が失われたり、絵の具が剥がれ落ちたりすることがあります。

 

このような状態になると、文化財や美術品の価値が大きく損なわれ、修復が困難になる恐れがあります。

 

カビを発見したら早急に除去し、カビが生えないように適切に保管管理することが重要です。

 

2.美術館や博物館でのカビ除去方法

 

美術館や博物館では、カビの被害から作品を守るために専門的な対策が講じられています。

 

2-1. 燻蒸ガスを使用する方法

 

かつて美術館や博物館では、臭化メチルや酸化エチレンを用いたガス燻蒸が一般的でしたが、臭化メチルが人体に有害であり、オゾン層破壊の懸念があるため、2005年以降使用が禁止されています。

 

2-2. 総合的有害生物管理(IPM)の実践

 

現在では、総合的有害生物管理(IPM)という方法が採用されています。

 

これは、カビや害虫を統合的に管理する方法で、美術館や博物館の立地や気候に合わせて最適なカビ除去・予防方法を決定するものです。

 

3.個人で行うカビ除去の方法

 

個人宅で所有する美術品にカビが生えてしまった場合、軽度のカビなら自分で除去できますが、高価な美術品は専門家に依頼するのが最善です。

 

3-1. 軽度のカビなら自分で対処可能

 

軽いカビであれば、消毒用エタノールを乾いた布に含ませ、そっと拭き取ることで除去できます。

 

ただし、美術品を損傷しないように慎重に行い、カビ取りクリーナーなどは使用しないでください。

 

3-2. 専門の修復士によるカビ除去

 

貴重な美術品は、修復の専門業者に依頼するのが安心です。

 

専門業者は、美術品に適した薬剤を使い、カビを除去し、作品をきれいな状態に戻します。

 

3-3. カビ予防が最も効果的

 

家庭で美術品を保管する際は、以下の点に注意しましょう

 

・室温や湿度の変化が少ない場所

・蒸気や湯気が発生しない場所

・直射日光が当たらない場所

・換気ができる場所

 

押入れは湿気がこもりやすいため避け、絵画を壁にかける場合は湿気がこもらないように注意しましょう。

 

額縁のホコリもカビの原因になるので、こまめに掃除を行いましょう。

 

4.まとめ

 

価値の高い文化財や絵画にカビが生えた場合、一般的なカビ除去方法は適用できません。

 

大切な作品を守るためには、専門業者に依頼し、適切な保管と管理を行うことが重要です。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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