壁紙にカビが発生!貼り替えるだけで本当に再発を防げるのか?
2024/07/11
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
壁紙にカビが発生!貼り替えるだけで本当に再発を防げるのか?
住んでいる家の壁紙にカビが生えてしまい、リフォームを検討しています。
カビの発生を防ぐために壁紙を貼り換えようと思っていますが、知人から「壁紙を貼り換えただけではカビが再発する」と言われ、不安になりました。
本当に壁紙を貼り換えるだけでカビが再発しないのか、教えていただきたいです。
また、今後壁紙にカビが生えないようにする方法も知りたいです。
「壁紙にカビが生えてしまった。広範囲なので、壁紙を貼り換えようか」
「壁紙を貼り換えたら、もうカビは生えないよね?」
壁紙にカビが広がると、自力での対処が難しくなり、壁紙の貼り換えやリフォームを考える方が多いでしょう。
しかし、壁紙を貼り換えるだけでカビの問題が解決するとは限りません。
この記事では、壁紙のカビに悩んでいる方のために、以下のポイントを紹介します
・壁紙の貼り換えやリフォーム前に注意すべきこと
・壁紙のカビを取る方法
・カビの再発を防ぐコツ
目次
1.壁紙の交換だけでは解決しない
1-1. カビは予想以上に深刻
1-2. 環境改善なしでは再発必至
2.壁紙のカビを除去する方法
2-1. 軽度のカビは拭き取りで対処
2-2. 広範囲のカビは壁紙の貼り替えが必要
2-3. 重曹の研磨効果を利用して除去
3.壁紙のカビは見逃せない
3-1. 壁紙にカビが生えやすい原因
3-2. 見えないカビの恐怖
4.カビの再発防止策
4-1. 広範囲での壁紙交換
4-2. 新しい壁紙を貼る前に壁をクリーニング
4-3. 天井のクリーニングも忘れずに
4-4. 新しい壁紙に防カビ処理を施す
4-5. カビが発生しにくい環境の整備
5.まとめ
1.壁紙の交換だけでは解決しない
カビの生えた壁紙を交換しても、またすぐにカビが再発することがよくあります。
これは次の2つの理由によります。
1-1. カビは予想以上に深刻
カビは表面だけでなく、壁の内部にまで根を張ることがあります。
壁紙を取り替えるほど広範囲にカビが広がっている場合、カビが壁のコンクリートや石膏ボード、合板ボードにまで浸透していることも多いです。
このような状態では、壁紙を新しくしてもカビが再発する可能性が高いです。
1-2. 環境改善なしでは再発必至
新しい壁紙にしても、カビが発生しやすい環境をそのままにしておくと、再びカビが生えてしまいます。
湿度管理や換気を適切に行い、カビが繁殖しにくい環境を整えることが大切です。
以上の理由から、壁紙にカビが発生した場合は、単に壁紙を交換するだけでなく、しっかりとカビを除去し、その後で新しい壁紙を貼ることをおすすめします。
2.壁紙のカビを除去する方法
壁紙を貼り換える前に、カビの除去を試みることも重要です。
状況によっては、カビ取りだけで壁紙を貼り換える必要がなくなる場合もあります。
以下に、カビの程度に応じた対処法を紹介します。
2-1. 軽度のカビは拭き取りで対処
壁紙の一部にうっすらとカビが生えている程度であれば、消毒用エタノールをスプレーして拭き取るだけで十分です。
早めに対処すれば、これでカビを除去できます。
エタノールは壁の色を脱色しないため、安心して使えます。
拭き取る際は、「乾いた布」を使用し、水拭きは避けましょう。
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市販のカビ取り剤は壁紙には不向きな場合が多く、使用すると壁紙が退色・変色する恐れがあります。
使用可能な場合でも、目立たない場所でテストしてから使用することをお勧めします。
2-2. 広範囲のカビは壁紙の貼り替えが必要
黒い点々が広範囲に広がっている場合、カビが壁の内部まで浸透している可能性が高いです。
このような場合は、壁紙の貼り換えが必要です。
自力で行う方法もありますが、業者に依頼して徹底的にカビを除去してもらう方が確実です。
2-3. 重曹の研磨効果を利用して除去
軽度のカビであれば、重曹を使って除去することが可能です。
重曹は弱アルカリ性で、緩やかな殺菌効果があり、研磨効果でカビを物理的に落とすことができます。
方法は2つあります
重曹ペースト法:濡らした布巾に重曹をつけ、壁に塗布しながらカビを落とします。
重曹水法:水100cc(40℃~50℃のお湯が溶けやすい)に重曹5gを溶かし、重曹水を作ります。それを雑巾に染み込ませて壁に塗布します。
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出典:amazon
塩素系のカビ取り剤に比べて、重曹は安全性が高く、赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭でも安心して使えます。
ただし、漂白効果はないため、黒カビの色素は残る場合があります。
また、強くこすりすぎると壁が傷つくことがあるため、優しく拭き取るようにしましょう。
塩素系カビ取り剤を使用する場合は、壁紙の色や素材に注意し、換気を十分に行い、ゴム手袋やゴーグルを着用して皮膚を保護しましょう。
3.壁紙のカビは見逃せない
壁紙は室内でカビが発生しやすい場所の一つです。
カビは健康に悪影響を及ぼすため、発見したら早急に対策を取ることが重要です。
なぜ壁紙にカビが生えやすいのか、その理由を見てみましょう。
3-1. 壁紙にカビが生えやすい原因
壁際は室内の温度と外気温との温度差で結露が生じやすい場所です。
また、風通しが悪いと室内の湿気が溜まり、カビが発生しやすくなります。
特に部屋の四隅には湿気が集まりやすいため、カビの発生率が高くなります。
例えば、暖房をよく使うリビングや寝室、日中に換気ができない部屋などはカビが生えやすい環境です。
お住まいの中に換気が不十分なカビ予備軍の部屋があるかもしれません。
風通しの悪い部屋の壁紙は湿気がたまりやすく、特に部屋の四隅は注意が必要です。
3-2. 見えないカビの恐怖
室内のカビを放置すると、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
カビが壁紙に生えたままにしておくのは、住環境にとっても危険です。
壁紙にカビが見つかったら、すぐに対処することが大切です。
厚生労働省のホームページでも、カビやダニがシックハウス症候群の原因であるとされています。
被害が広がる前にカビを取り除きましょう。
カビの発生を防ぐために、日頃からの換気や湿度管理が重要です。
カビを見つけたら、早めに対策を講じて住環境を守りましょう。
4.カビの再発防止策
壁紙を取り替えるなら、カビが再発しないようにしたいものです。
以下の方法でカビの再発を防ぎましょう。
4-1. 広範囲での壁紙交換
カビは見えている部分だけでなく、目に見えない部分にも菌糸を伸ばしています。
そのため、カビが生えている範囲だけでなく、広い範囲で壁紙を交換することが重要です。
4-2. 新しい壁紙を貼る前に壁をクリーニング
カビの菌糸が壁に残っていると、新しい壁紙にカビが再発します。
新しい壁紙を貼る前に、壁を消毒用エタノールでしっかりとクリーニングし、風通しを良くして乾燥させてから新しい壁紙を貼るようにしましょう。
4-3. 天井のクリーニングも忘れずに
カビの胞子が部屋の中の気流に乗って天井にも広がることがあります。
壁紙を張り替える際は、天井もしっかりクリーニングしましょう。
4-4. 新しい壁紙に防カビ処理を施す
新しい壁紙に防カビ処理を施すことも効果的です。
防カビコーティング材を使用するか、調湿機能がありカビや結露を防ぐ壁紙を選ぶと良いでしょう。
4-5. カビが発生しにくい環境の整備
カビの予防には、カビが生えない環境づくりが重要です。
一般的に、20〜30度の気温で湿度60%以上になるとカビが発生しやすくなります。
室内の温度・湿度を管理し、特に湿気が溜まりやすい壁際や窓際、カーテンがある場所などは結露や換気に気を付け、除湿器を置くなどして湿気を取り除くことが大切です。
部屋のホコリもカビ菌の繁殖を助長するため、室内はこまめに掃除しましょう。
通気の悪い部屋には湿度計を置き、湿度管理を徹底しましょう。
また、空気清浄機を活用して、室内の空気を清潔に保つことも有効です。
5.まとめ
壁にカビが生えた場合、単に壁紙を張り替えるだけではカビの再発リスクがあります。
カビの進行がひどい場合は、壁自体のクリーニングや室内環境の改善など、多角的な防カビ対策を実施することが大切です。
日常的な清掃や換気を心がけながらも、カビの根本的な除去を目指す場合には、カビ取り専門の業者に相談することもおすすめです。
専門業者の力を借りて、徹底的にカビを除去し、健康的な住環境を維持しましょう。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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