湿気が多い季節に備える!襖のカビ取りと防止策
2024/06/14
こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。
いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。
湿気が多い季節に備える!襖のカビ取りと防止策
梅雨の季節になると和室の襖の下にカビが発生してしまうことがあります。
忙しくて放置していると、和室全体がカビ臭くなることも。
そこで、市販の薬剤を使った襖のカビ除去方法と、和室全体のカビ対策方法についてお伝えします。
気が付いたら襖にシミのようなものができていた、という経験はありませんか?
汚れの原因がわからない場合、そのシミはカビかもしれません。
襖は家の中でもカビが発生しやすい場所です。
そこで、襖のカビを防ぐために、まずカビが発生する原因を知っておくことが大切です。
目次
1.襖(ふすま)は湿気を吸いやすくカビが発生しやすい
2.押し入れ内の湿気対策も重要
3.襖紙のカビ対策方法
3-1. 紙製襖の対策
3-2. ビニールクロス製襖の対策
4.襖(ふすま)の敷居や木枠のカビ対策
4-1. カビの除菌方法
4-2. サンドペーパーを使用したカビ除去
4-3. ひどい黒ずみには漂白剤を使用
5.襖のカビを予防する方法
6.和室全体のカビ対策
6-1. 湿気対策
6-2. 漏水防止
6-3. 汚れ防止
6-4. 結露防止
6-5. 万年床の注意点
7.まとめ
1.襖(ふすま)は湿気を吸いやすくカビが発生しやすい
襖に使われる木材や襖紙は自然な調湿機能を持っています。
これにより、部屋の湿気を吸収したり、乾燥した時期には湿気を放出したりしています。
しかし、梅雨時など湿度が非常に高い時期には、部屋の湿度が上がりすぎてしまい、その調湿機能が限界を超えてしまうことがあります。
吸収した湿気が放出できずに残ると、湿気がこもった状態が続き、カビが発生する原因になります。
適切な換気を行わないと、襖にもカビが生えてしまうのです。
2.押し入れ内の湿気対策も重要
襖は押し入れで使用されることが多く、押し入れは家の中でも特に湿気がこもりやすい場所です。
この湿気が原因で襖にもカビが発生しやすくなります。
押し入れ内の湿気を防ぐため、普段から襖を少し開けておき、換気を心がけましょう。
また、除湿剤を利用して湿気を抑えることも効果的です。
こうした対策を行うことで、襖や押し入れのカビの発生を予防できます。
3.襖紙のカビ対策方法
対策を施していても、カビが発生してしまった場合の対処方法をご紹介します。
襖紙には和紙などの紙製とビニールクロス製があります。
それぞれの対処法を以下にまとめました。
3-1. 紙製襖の対策
紙製の襖紙は水拭きができず、洗剤の使用も避けるべきです。
場合によっては張り替えが必要になることもあります。
張り替えを行った後は、防水スプレーを使用してカビの再発を防ぎましょう。
小さなシミの場合、消しゴムで消せることがあります。
まずは目立たない場所で試してから、力を入れすぎないように注意しながらシミを消してみてください。
薄いシミならきれいに取れることがあります。
また、シミの上から貼れる襖紙の補修シートも活用できます。
大きなシミには不向きですが、小さなシミなら目立たなくすることができます。
ただし、この方法ではカビを完全に除去したわけではないため、再発の可能性があります。
カビの殺菌には、天気の良い日に襖を外に出して太陽光に当てることが効果的です。
これまでの経験から、日光がよく当たる部屋でカビが発生することは非常に稀です。
ぜひ試してみてください。
3-2. ビニールクロス製襖の対策
ビニールクロス製の襖紙は軽く水拭きや洗剤の使用が可能なものが多いです。
まずはカビを除菌するために、消毒用エタノールを使用しましょう。
消毒用エタノールをスプレー容器に入れて噴射し、完全に乾くのを待ちます。
その後、軽く拭き取ればカビを死滅させることができます。
拭き取る際には、あまり力を入れすぎないよう注意しましょう。
この作業を何度か繰り返すことで、カビが徐々に薄くなります。
それでも汚れが落ちない場合は、ビニールクロス専用の洗剤を使用しましょう。
4.襖(ふすま)の敷居や木枠のカビ対策
襖のまわりの木枠や敷居にできてしまったカビの対処法をご紹介します。
4-1. カビの除菌方法
カビを効果的に取り除くためには、まずしっかりと滅菌することが重要です。
消毒用エタノールをカビの部分に吹きかけて死滅させましょう。
手順は襖紙の場合と同様です。
エタノールが完全に乾いてから拭き取るようにします。
乾く前に拭くとカビ菌を広げてしまう可能性があるので注意が必要です。
この作業を何度か繰り返すことで、カビが少ない場合は一度で綺麗になることもあります。
4-2. サンドペーパーを使用したカビ除去
木枠にカビが生えている場合は、サンドペーパーで表面を削って除去する方法も有効です。
この際、カビ胞子を吸い込まないようにマスクを着用するなどの対策を忘れずに行いましょう。
4-3. ひどい黒ずみには漂白剤を使用
カビの範囲が広い場合や、長期間放置して黒ずみがひどくなっている場合、エタノール除菌だけではシミが取れないことがあります。
そんな時は、酸素系の漂白剤を使うことも考えましょう。
塩素系の漂白剤は強力ですが、木材を傷める可能性があるため避けた方が無難です。
漂白剤は布やキッチンペーパーに染み込ませてからカビの部分に適用します。
一定時間置いた後、かたく絞った雑巾で拭き取りましょう。
それでも汚れが残る場合は、黒ずんだ部分をサンドペーパーで軽く削ると良いでしょう。
5.襖のカビを予防する方法
ふすまに生じたカビを取り除くには、一度発生してしまったカビは貼り換えや専門のカビ取り作業が必要になることがあります。
そのため、日常的な管理が非常に重要です。
以下は、カビを防ぐための具体的な対策です。
1.こまめに手垢や汚れを拭き取ること
2.ふすま周辺の壁の結露をきちんと拭き取ること
3.ふすまを定期的に開けて換気を行うこと
4.衣類や物の詰め込み過ぎに注意すること
カビは手垢や皮脂などを栄養源として利用しますので、ふすまの汚れはこまめに除去し、カビの発生を防ぎましょう。
また、定期的に換気や除湿を行うことも大切です。
定期的に窓を開けて空気を入れ替えることで、湿気を逃がし、カビの発生を防止します。
これらの対策を実践することで、ふすまのカビ対策をしっかりと行いましょう。
6.和室全体のカビ対策
和室は寝室や収納として頻繁に利用されることがあり、物が多すぎたり換気が不足していると、襖にカビが生じることがあります。
襖にカビが見つかった場合は、和室全体のカビの有無も確認するようにしましょう。
たとえば、畳を取り外したらカビがたくさん生えていたり、押入れの中の洋服がすべてカビ臭くなっていたり、和室の天井から漏水があり、そこにカビが発生していたりすることがあります。
また、砂壁にもカビが生えてしまうことがあります。
カビは空気の滞留や汚れの蓄積、湿気のたまりやすい環境で発生しやすくなります。
そのため、和室の環境管理をしっかりと行い、カビの再発を防ぐための対策を取ることが重要です。
6-1. 湿気対策
和室では、晴れた日には窓を開けて十分な換気を心がけましょう。
過剰な衣類や家具の収納は空気の流れを妨げ、カビの原因になります。
不要なものは整理し、収納中の衣類や小物は定期的に風通しの良い場所で十分に乾燥させることが重要です。
日当たりが悪く湿気の溜まりやすい和室では、除湿機を活用して湿気を効果的に除去しましょう。
6-2. 漏水防止
老朽化や突然の水害により、和室で漏水が発生し、それがカビの原因になることがあります。
漏水が起きたら、速やかに原因を特定し修理を行いましょう。
6-3. 汚れ防止
和室の隅々にたまったホコリや汚れは湿気の温床となり、カビの発生を招きます。
掃除機でしっかりと掃除し、乾いた布で拭き取ることで、ホコリを除去しましょう。
6-4. 結露防止
和室の壁や窓際での結露はカビの原因になります。
外気温と部屋の温度差が原因ですので、定期的な換気を行い、結露が発生したら迅速に拭き取りましょう。
換気扇の設置や除湿機の利用も効果的です。
6-5. 万年床の注意点
寝室として利用する和室では、お布団を敷きっぱなしにすると湿気が畳にこもり、カビの温床になります。
毎朝お布団を干したり、布団乾燥機を利用して湿気を取り除くことが大切です。
また、布団をしまう際にはスノコを使って湿気が逃げやすい環境を整えるのも効果的です。
7.まとめ
襖の黒ずみは主にカビが原因であることが多く、そのためにはまずカビの発生を予防することが不可欠です。
万が一カビが発生してしまった場合には、先にご紹介した方法でしっかりとカビを取り除いてください。
襖は和室において重要な役割を果たしており、清潔で美しい状態を維持することが大切です。
カビバスターズ岐阜では、襖のカビ問題に迅速かつ効果的に対応し、お部屋の健康と美観を守るお手伝いをさせていただきます。
ご相談やお見積りはお気軽にどうぞ。
カビバスターズ岐阜の佐藤でした。
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