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石膏ボードのカビ放置は危険がいっぱい!カビ取りと予防策を徹底解説

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石膏ボードのカビ放置は危険がいっぱい!カビ取りと予防策を徹底解説

石膏ボードのカビ放置は危険がいっぱい!カビ取りと予防策を徹底解説

2024/05/20

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

石膏ボードのカビ放置は危険がいっぱい!カビ取りと予防策を徹底解説

 

「壁紙にカビが見つかり、その下の石膏ボードにも広がってしまった」

 

「天井のジプトーンにカビが発生、自力で解決できるの?」

 

石膏ボードは防音、断熱、耐火性能に優れているため、住宅やオフィスの内装材として広く利用されています。

 

しかし、カビが生えることもあります。

 

カビを放置すると時間と共に広がり、健康被害や建材の劣化を引き起こす可能性があります。

 

こうした事態を避けるためには、カビを見つけたら即座に対処することが必要です。

 

この記事では、石膏ボードに発生したカビの除去方法と再発防止策について詳しく解説します。

 

初期対応から専門的な対処法、そして日常の予防策まで、カビのリスクを最小限に抑える方法をお伝えしますので、住宅のカビにお困りの方は是非最後までご覧ください。

 

この記事でわかること

・石膏ボードのカビ放置のリスク

・石膏ボードにカビが発生した際の対処方法

・石膏ボードのカビ対策

 

目次 

1.石膏ボードにカビが発生する理由

  1-1. 石膏ボードの特性

  1-2. カビの正体と発生条件

  1-3. 湿気を吸いやすい石膏ボードの特性

2.石膏ボードのカビ放置が招く危険性

  2-1. 構造へのダメージ

  2-2. 健康リスク

  2-3. 悪臭の発生

  2-4. 見た目の悪化

3.カビ取りはプロに依頼すべき理由

  3-1. 不適切な処置による再発例

  3-2. 信頼できるカビ取り業者の選び方

4.自分でできる!石膏ボードのカビ対策6選

  4-1. 定期的な換気

  4-2. 室内の除湿

  4-3. 湿度を上げない工夫

  4-4. 家具配置の工夫

  4-5. 結露防止

  4-6. 定期的な掃除

5.リフォームを考えている方へ!カビを防ぐ石膏ボードの選び方

  5-1. 防カビ性能の高い石膏ボード

  5-2. 窓や壁の断熱強化

  5-3. 防カビ塗料の使用

  5-4. 抗菌コーティング

6.まとめ

 

1.石膏ボードにカビが発生する理由

 

建物の壁や天井に多用されている石膏ボードですが、カビに悩まされるケースが多々あります。

 

石膏ボードにカビが発生する理由は、その素材特性やカビの発生条件に深く関係しています。

 

1-1. 石膏ボードの特性

 

石膏ボードは、内装仕上げ材として広く使われている建材です。

 

石膏を主成分とし、紙や繊維で補強された構造を持ちます。

 

以下に、石膏ボードの特性について説明します。

 

軽量で加工が簡単

石膏ボードは非常に軽く、扱いやすいため、施工が迅速に進み、工期の短縮が可能です。 ノコギリやカッターで簡単にカットでき、必要な形やサイズに調整できます。 この加工のしやすさにより、さまざまな内装デザインに対応できます。

 

優れた防音性と防火性

石膏ボードは防音効果に優れ、隣の部屋への音の伝わりを減少させます。 また、石膏自体が高温に強く、火災時には炎や熱の広がりを遅らせる効果があります。 これにより、建物の安全性が向上します。

 

低コストで汎用性が高い

石膏ボードはコストパフォーマンスが高く、さまざまな用途に利用されています。 その低コストながら高機能性を持つため、住宅から商業施設、公共の建物まで幅広く使用されています。

 

湿気に弱い多孔質の性質

石膏ボードの最大の欠点は、多孔質のために湿気を吸収しやすいことです。 これがカビの発生を促進する原因になります。 湿気の多い場所では、防湿性の高い素材を選ぶか、適切な防湿処理を施すことが重要です。

 

1-2. カビの正体と発生条件

 

続いて、カビについて詳しく解説します。

 

カビは微生物の一種で、自然界に広く存在し、さまざまな環境で成長することができます。

 

カビの胞子は空気中に漂い、非常に小さいため、気付かないうちに私たちの生活空間に侵入してきます。

 

この胞子が適した環境に付着して繁殖することで、私たちが目にするカビに成長します。

 

カビが好む環境とはどのようなものでしょうか。

 

一般的に、カビは次の4つの条件が揃っている場所で発生しやすいとされています。

 

湿度

カビは通常、相対湿度が60%以上の環境で活発に成長します。 石膏ボードが湿気を吸収すると、その表面や内部の湿度が高くなり、カビが繁殖しやすくなります。

 

温度

カビの成長に最適な温度は20℃〜30℃です。 この温度範囲は一般的な室内環境と一致するため、家庭やオフィス内で石膏ボードにカビが発生しやすくなります。

 

栄養源

石膏ボードの表面を覆う紙や壁内部に溜まるホコリなどの有機物が、カビの栄養源となります。 これらの素材が湿っていると、カビの成長がさらに促進されます。

 

酸素

カビも人間と同様に酸素が必要です。石膏ボードの周囲に酸素があることで、カビは生き続けることができます。

 

1-3. 湿気を吸いやすい石膏ボードの特性

 

これまで述べたように、石膏ボードは多孔質で湿気を吸収しやすい特性があり、カビは湿気が多い環境を好みます。

 

そのため、湿度が高い場所で石膏ボードが使用されていると、空気中の湿気を吸収してカビが発生しやすくなります。

 

もし石膏ボードにカビが発生すると、そのカビが広がって構造的な損傷や健康被害を引き起こす可能性があります。

 

こうした理由から、石膏ボードのカビ問題に悩む方が多いのです。

 

2.石膏ボードのカビ放置が招く危険性

 

壁紙や塗装の下にカビが生えた石膏ボードは、発見が遅れることがあります。

 

また、「カビがひどくなったら業者に頼めばいい」と考え、しばらく放置する方もいるでしょう。

 

しかし、石膏ボードにカビが発生してから放置すると、どのようなリスクが生じるのでしょうか。

 

2-1. 構造へのダメージ

 

石膏ボードは吸湿性が高く、湿気を吸うと膨張しやすい特性があります。

 

そのため、カビが繁殖するとボードが水分を保持し続け、徐々にその強度が低下していきます。

 

カビを長期間放置すると、壁や天井の内部構造に深刻なダメージを与え、修理が困難または不可能になることもあります。

 

結果として、大規模なリフォームが必要となり、修理費用が非常に高額になるリスクがあります。

 

2-2. 健康リスク

 

石膏ボードのカビは、その胞子を空気中に放出し、屋内の空気質を悪化させる主な原因となります。

 

これらの胞子を吸い込むと、アレルギーや喘息などの呼吸器系疾患を引き起こす可能性があります。

 

特に小さな子供や高齢者、免疫力が低下している方々にとって、これらの健康リスクはより深刻です。

 

カビへの長期的な露出は、慢性的な健康問題に発展する恐れがあるため、カビが発生した際には迅速に対応することが重要です。

 

2-3. 悪臭の発生

 

カビは特有の強い臭いを放ちます。

 

この臭いは、カビが生えている場所だけでなく、住居全体に広がることがあります。

 

この臭いは日常の生活に大きな不快感をもたらし、居住空間の快適さを著しく損なう原因となります。

 

また、この臭いが染み付いた家具やカーテンなどは、完全に清掃するのが難しいことがあります。

 

そのため、カビの臭いは見た目の問題だけでなく、生活の品質を低下させる重大な問題となります。

 

2-4. 見た目の悪化

 

カビは石膏ボードだけでなく、その表面を覆う壁紙や塗装にも影響を及ぼします。

 

カビが発生すると、壁紙が剥がれたり、塗装が膨れたりする可能性があります。

 

さらに、カビのシミは非常に目立ち、これが室内の美観を著しく損ないます。

 

美観の低下は不動産の価値を下げる可能性があり、売却や賃貸に影響を与える可能性があるため、重要な問題となります。

 

3.カビ取りはプロに依頼すべき理由

 

石膏ボードのカビを放置するリスクは多岐にわたります。

 

カビの発生は健康被害や建材の損傷などの様々な問題を引き起こす可能性があるため、早急な対処が必要です。

 

しかし、壁紙や塗装の下の石膏ボードにカビが発生している場合は、自力で除去することが難しく、業者に依頼する必要があります。

 

特に高所での作業は危険を伴うため、無理に作業を行わずに専門業者に依頼することが重要です。

 

業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

 

また、作業内容や費用などの詳細を事前に確認し、安全性や効果についても確認することが必要です。

 

3-1. 不適切な処置による再発例

 

以前、他のリフォーム業者に依頼したお客様が、誤った施工によりカビが再発してしまった事例がありました。

 

このお客様は、塗装面にカビが発生し、何度もカビ取りを行いましたが、解決に至りませんでした。

 

私たちの依頼を受け、カビ取りと防カビ処理を行いましたが、わずか2ヶ月で再びカビが発生しました。

 

問題の解決のため、お客様の了承を得て塗装を剥がして調査したところ、石膏ボードの下にも広範囲にカビが広がっているのが確認されました。

 

さらに、以前の業者がカビ取りを行わずに塗装を重ねていたことが明らかになりました。

 

このような事例からわかるように、カビは表面的な処置だけでは根絶が難しく、根本的な除去が必要です。

 

カビの発生原因を正確に特定し、適切な方法で対応するためには、専門知識と経験が必要です。

 

このような問題を避けるためには、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。

 

3-2. 信頼できるカビ取り業者の選び方

 

適切なカビ取り業者を選ぶことは、カビ問題を解決する上で非常に重要です。

 

以下に、信頼できるカビ取り業者を選ぶ際に考慮すべきポイントをいくつか挙げます。

 

これらのポイントを踏まえながら、最適な業者を選ぶことが大切です。

 

専門知識と経験:カビ取り業務に関する適切な資格や経験を持っている業者を選びましょう。長年の実績がある業者は、様々な状況に対応できることが期待できます。

 

顧客の声:以前の顧客の口コミや評判を確認しましょう。特に地元コミュニティでの評判は信頼性の指標となります。

 

透明性と明確な見積もり:業者が提供するサービスの内容や費用が明確に示されているかどうかを確認しましょう。隠れた費用がないかを十分に確認しましょう。

 

丁寧な相談対応:カビの問題に関して気軽に相談できる業者を選びましょう。初回の相談から丁寧に対応してくれる業者は信頼性が高いと言えます。

 

これらのポイントを考慮しながら、複数の業者を比較検討し、最も適切なカビ取り業者を選ぶことが重要です。

 

4.自分でできる!石膏ボードのカビ対策6選

 

これまでの対処方法に加えて、カビの発生を防ぐための簡単な方法をご紹介します。

 

こまめな換気:部屋の湿気を減らすために、定期的に換気を行いましょう。特にお風呂やキッチンなど湿気の多い場所では、シャワーや調理時に換気扇を利用して湿気を排出しましょう。

 

除湿対策:湿気の多い場所には除湿機を設置して湿度をコントロールしましょう。特に梅雨や雨の多い季節は湿気が増えるため、注意が必要です。

 

湿度管理:部屋の湿度が60%以下になるように気を配りましょう。湿度計を利用して湿度を確認し、必要に応じて湿度を調整します。

 

家具の配置:家具やカーテンを壁から離して配置し、壁面の通気性を確保しましょう。壁面が密閉されると湿気がこもりやすくなりますので、空気の循環を促進します。

 

結露対策:窓や壁面に結露が生じないように、結露しやすい場所には断熱材や防湿材を使用して結露を防ぎます。また、結露が生じた場合は速やかに拭き取りましょう。

 

定期的な掃除:部屋全体を定期的に掃除し、ホコリや汚れを除去します。特に湿気の多い場所や隅々にこもりやすい場所は重点的に清掃します。

 

これらの対策を実践することで、石膏ボードを含む部屋全体のカビの発生を防ぐことができます。

 

4-1. 定期的な換気

 

定期的な換気は、カビの発生を防ぐために非常に有効です。

 

特に湿気の多いキッチンやバスルーム、洗濯室などのエリアでは、窓を開けたり換気扇を適切に使用したりして、湿気を外に排出することが不可欠です。

 

換気によって室内の湿度が下がり、カビの繁殖に適した環境が減少します。

 

例えば、冬場でも1日に数回、数分間でも窓を開けることで十分な換気が可能です。

 

これにより、カビの成長を抑制し、健康的な室内環境を保つことができます。

 

4-2. 室内の除湿

 

湿度が高い季節や地域では、除湿がカビ予防の鍵となります。

 

除湿機やエアコンの除湿機能を積極的に活用して、室内の湿度を管理しましょう。

 

理想的な室内湿度は60%以下です。

 

この湿度を維持することで、カビの発生を効果的に防ぐことができます。

 

特に、閉め切られがちな寝室やリビングエリアには除湿機を置くと効果的です。

 

4-3. 湿度を上げない工夫

 

室内での衣類の部屋干しや加湿器の使用は、湿度を意図的に上げる行為ですので、できるだけ控えるように心がけましょう。

 

場合によっては、部屋干しを行う際には同時に部屋の除湿を行うことで、湿度のバランスを保つことが重要です。

 

また、乾燥する季節に加湿器を使用する場合は、湿度が過剰に上昇しないように注意し、加湿器を壁の近くで使わないようにするなど、配慮が必要です。

 

4-4. 家具配置の工夫

 

家具を壁から離して配置することは、空気の循環を促し、カビの発生を防ぐ上で重要です。

 

特に大型の家具や家電の後ろは、湿気がこもりやすく、カビが繁殖しやすい場所となります。

 

定期的に家具を移動させて、裏側や周辺を清掃することで、空気の流れを確保し、カビの発生を抑えましょう。

 

4-5. 結露防止

 

結露はカビの増殖を促す直接的な要因となります。

 

特に冬場には、室内の暖かい空気が窓や外壁などの冷たい表面に接触することで、水滴が形成され、カビの発育に適した環境が整います。

 

結露を予防するためには、断熱改善が非常に有効です。

 

例えば、二重窓の設置や断熱フィルムの利用が効果的です。

 

また、遮熱カーテンを窓周りに設置することで、室内の暖かい空気が直接窓ガラスに触れるのを防ぎ、結露を軽減できます。

 

4-6. 定期的な掃除

 

カビの予防には清潔な環境を保つことが欠かせません。

 

定期的な掃除は、カビの胞子や他のアレルゲンの蓄積を防ぎます。

 

壁や天井、床の隅など、カビが発生しやすい場所を重点的に、湿った布を使用して拭き取りましょう。

 

さらに、HEPAフィルター付きの掃除機を使うことで、空気中のほこりや微粒子を取り除くことができます。

 

これにより、微細な有機物質を減らし、カビの成長を防ぐことができます。

 

5.リフォームを考えている方へ!カビを防ぐ石膏ボードの選び方

 

新しい家を建てるか、リフォームを行う場合は、その時点でカビ予防を考慮することが重要です。

 

5-1. 防カビ性能の高い石膏ボード

 

リフォームや新築の際には、カビの発生を抑制する特殊な成分が配合された防カビ石膏ボードを検討しましょう。

 

特に湿度が高い地域や湿気の多い場所には、このような石膏ボードが最適です。

 

これにより、カビの繁殖が抑制され、清潔で健康的な居住環境を実現できます。

 

5-2. 窓や壁の断熱強化

 

建物の断熱性を向上させることは、カビの予防にも効果的です。

 

適切な断熱材を使用したり、断熱性能の高い窓を設置することで、室内の温度差を緩和し、結露の発生を抑えることができます。

 

結露はカビの繁殖を促進する要因の一つですので、これを防ぐことでカビのリスクを軽減できます。

 

さらに、断熱材は夏場の高温多湿を避け、冬場の乾燥した寒さから室内を保護するため、快適な生活環境を実現するのにも役立ちます。

 

5-3. 防カビ塗料の使用

 

リフォームや新築時の内装作業においては、防カビ性の塗料を選ぶことが推奨されます。

 

この種の塗料には、カビの繁殖を防ぐ抗菌・抗カビ成分が含まれています。

 

特に湿気の多い部屋や通気性の低い場所に適用することで、壁面のカビを効果的に予防できます。

 

塗料の選択に際しては、耐久性や環境への影響も考慮し、最適なものを選ぶことが重要です。

 

5-4. 抗菌コーティング

 

特殊な抗菌コーティング剤を壁や天井に塗布することで、カビの発生を効果的に抑えることができます。

 

このコーティング剤は、表面に保護層を形成し、カビ胞子が付着しにくくなります。

 

したがって、入居前に抗菌コーティングを施すことで、快適な生活を送ることができるようになります。

 

また、抗菌コーティングは既存の住宅でも有効ですので、カビが発生しやすいとお困りの場合は、ぜひ試してみてください。

 

6.まとめ

 

今回の記事では、石膏ボードにおけるカビのリスクや対処方法、そしてカビ対策について解説しました。

 

カビの問題は見た目の不快感だけでなく、建物の構造的な損傷や健康への影響も及ぼします。

 

特に石膏ボードは湿気を保持しやすいため、カビの発生にとって好都合な環境を提供してしまいます。そのため、注意が必要です。

 

カビが発生した場合は、迅速に対処することが重要です。

 

自力での除去が難しい場合は、プロのカビ取り業者に相談することをお勧めします。

 

そして、カビ対策の最も重要なポイントは予防です。

 

カビはしばしば小さな環境の変化から始まります。

 

ですから、日常の生活習慣を見直し、カビ発生のリスクを最小限に抑えることが、快適で健康的な生活空間を保つ上で極めて重要です。

 

この記事が皆さまのカビの問題を解決する手助けとなれば幸いです。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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