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カビ対策のプロが伝授!押入れのカビ除去と再発防止の秘訣

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カビ対策のプロが伝授!押入れのカビ除去と再発防止の秘訣

カビ対策のプロが伝授!押入れのカビ除去と再発防止の秘訣

2024/03/13

こんにちは!カビバスターズ岐阜の佐藤です。

いつもカビバスターズ岐阜のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

カビ対策のプロが伝授!押入れのカビ除去と再発防止の秘訣

 

「北向きの押入れは湿気がこもり、カビが発生しやすい」 「カビが押入れに生えると、収納中の布団や衣類にも広がってしまう」

 

押入れは大切な布団や洋服、思い出の品などをしまう場所です。しかし、常に襖を閉めているため、湿気が溜まりやすく、カビの発生を招いています。さらに、カビが発生してから放置すると、押入れだけでなく中の物にも被害が及び、全てを手放さなければならないかもしれません。

 

そんな事態を避けるためにも、カビを発見したら即座に対処しましょう。今回は、押入れのカビ取り方法と再発防止策をご紹介します。

 

この記事で学べること

 

・押入れのカビ除去方法

・カビが発生する原因

・カビ再発防止のための対策

 

カビの除去方法だけでなく、再発を防ぐための対策も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

 

1.押入れで市販のカビ対策剤を採用しない理由

2.表面のカビはエタノールで撃退!

 2-1.エタノールとは何か

 2-2.準備と留意点

 2-3.エタノールでのカビ取り手順

 2-4.おすすめのエタノール商品

3.黒ずみにも対応!次亜塩素酸水でカビを除去しよう

 3-1.次亜塩素酸水の特徴

 3-2.準備と留意点

 3-3.次亜塩素酸水でのカビ取り手順

 3-4.おすすめの次亜塩素酸水商品

4.万が一除去できない場合の対処法

 4-1.プロのカビ除去業者に依頼する

5.押入れにカビが生じる原因

 5-1.家庭環境の要因

 5-2.日常生活の影響

6.再発予防に成功する!押入れのカビを撃退する方法

 6-1.収納物を過剰に詰め込まない

 6-2.湿気の多い衣類や布団は避ける

 6-3.定期的な換気で湿気を追い払う

 6-4.定期的な清掃でカビの栄養源を断つ

 6-5.カビ対策アイテムを利用する

7.まとめ

 

1.押入れで市販のカビ対策剤を採用しない理由

 

カビは酸性に弱く、特に木材は弱酸性なので、アルカリ性のカビ取り剤を使用すると木材が傷んでしまう可能性があります。そのため、押入れでのカビ取りには酸性や中性の液剤を使うことが推奨されます。

 

押入れのカビ取りに適したものとしては、エタノール(中性)や次亜塩素酸水(酸性)などが挙げられます。これらは木材を傷める心配が少なく、安全にカビを除去できます。

 

カビバスターズ岐阜では、このような中性や酸性の液剤を使用することをおすすめしています。

 

2.表面のカビはエタノールで撃退!

 

カビにはさまざまな種類がありますが、表面に発生している白カビなどの一部のカビは、エタノールを使って死滅させることができます。

 

2-1.エタノールとは何か

 

エタノールはアルコールの一種であり、一般的にエチルアルコールとも呼ばれています。

 

エタノールには濃度によって異なる用語があります。無水エタノールはアルコール濃度が99.5%以上であり、消毒用エタノールはアルコール濃度が70〜95%です。

 

無水エタノールは濃度が高いため効果がありそうですが、揮発性が高く、消毒用エタノールの方がカビの殺菌効果が高いとされています。

 

アルコール濃度が70%前後の消毒用エタノールが最も効果的であり、この濃度を上げたり下げたりすると効果が薄れます。

 

そのため、カビ対策には消毒用アルコールの濃度を使用するのが適切です。

 

2-2.準備と留意点

 

まず、カビ取りに必要なアイテムを用意しましょう。

 

用意するもの

 

・消毒用エタノール

・スプレーボトル

・雑巾

・マスク

・ゴム手袋

 

次に、押入れの中身を全て取り出します。もし押入れの中にカビが生えていたら、収納していた衣類や布団なども同様にカビ取りを行いましょう。

 

カビが生えたまま物を戻すと、再びカビが繁殖する可能性があるため、カビ取りを行った物を再度押入れに戻す前には必ず清掃を行います。

 

カビ取り作業中は換気をしっかり行い、マスクを着用しましょう。また、エタノールは引火の恐れがあるため、火気の近くでの使用は避けてください。

 

さらに、カビは目に見えない小さな胞子を飛ばして広がるため、一部分だけでなく押入れ全体のカビ取りを行うことが重要です。

 

2-3.エタノールでのカビ取り手順

 

押入れの中身を出して、部屋をよく換気したら、いよいよカビ取り作業を始めましょう。

 

①まずは、硬く絞った雑巾で押入れにたまった埃や虫の死骸などをしっかり取り除きます。

 

②次に、消毒用エタノールをスプレーボトルから吹きかけます。カビが発生している箇所だけでなく、押入れ全体に均等に吹きかけるようにしてください。

 

③エタノールを吹きかけたら、しっかりと乾燥させます。エタノールが完全に蒸発するまで待ち、乾いたことを確認したら、押入れの中身を戻してください。

 

2-4.おすすめのエタノール商品

 

健栄製薬の「消毒用エタノール」は、濃度が76.9~81.4vol%のエタノールを含んでいます。この製品はカビ取りに最適であり、また日常生活での物品や手指の除菌にも利用できます。

 

ドーバー酒造株式会社の「ドーバー パストリーゼ77」は、アルコール分が77%のスプレータイプの製剤です。この商品はスプレーボトルに移さずにそのままカビ取りに使用できます。

 

いずれの商品もネットにて購入可能です。

 

3.黒ずみにも対応!次亜塩素酸水でカビを除去しよう

 

次亜塩素酸水もエタノール同様、漂白効果がありませんが、アルカリ性物質による木材の黒ずみに対しては、その酸性で中和させる効果があります。

 

3-1.次亜塩素酸水の特徴

 

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸を主成分とし、酸性の溶液です。

 

木材は一般的に弱酸性であるため、酸性の次亜塩素酸水を使用しても木材を傷めることなくカビを除去できます。また、注意すべきは、"次亜塩素酸水"と"次亜塩素酸ナトリウム"は別物であるということです。

 

塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムであり、アルカリ性を持ち、皮膚や目に接触すると深刻な被害を引き起こす可能性があります。さらに、次亜塩素酸ナトリウムは最後に洗い流す必要があり、押入れのカビ取りには向いていません。

 

次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めたものが次亜塩素酸水となるわけではないため、使用時には注意が必要です。

 

3-2.準備と留意点

 

まず、次亜塩素酸水と必要な道具を用意します。

 

【用意するもの】

 

・次亜塩素酸水(400ppmに希釈したもの)

・スプレーボトル

・雑巾

・マスク

・ゴム手袋

 

もし次亜塩素酸水が粉末であれば、水道水で溶かして溶液を作ります。

 

そして、エタノールでのカビ取りと同じように、押入れの中身を全て取り出します。

衣類や布団など、収納しているものにカビが生えている場合は、それらもカビ取りしましょう。

 

【注意事項】

 

・換気してマスクを着用する

・押入れ全体のカビ取りを行う

 

カビの胞子を吸い込まないように窓を開けて換気し、マスクを着用してください。

 

見えるカビの部分だけでなく、押入れ全体を丁寧にカビ取りすることで、カビの再発を防ぎます。

 

3-3.次亜塩素酸水でのカビ取り手順

 

押入れの中身を取り出し、部屋を十分に換気した後、カビ取り作業に着手します。

 

① 硬く絞った雑巾で埃や虫の死骸などを丁寧に取り除きます。

 

② 次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れて、押入れ全体に均等に吹きかけます。カビの発生箇所だけでなく、全体に対して行うことが重要です。

 

③ カビの黒ずみが落ちるまで次亜塩素酸水を放置し、その後、硬く絞った雑巾で丁寧に拭き取ります。

 

④ 最後に、十分に乾燥させます。水分が完全に蒸発するまで待ち、乾いたことを確認してから押入れの中身を戻しましょう。

 

3-4.おすすめの次亜塩素酸水商品

 

エスエーシーラボの「ジアニスト」は、人間の肌に近い微酸性の次亜塩素酸水です。水溶液として提供されており、そのまま使うことができます。ただし、粉末と比べて保管期間は短くなっていますので、購入後は3ヶ月以内に使い切ることをおすすめします。

 

一方、除菌研究所の「次亜塩素酸水生成パウダー」は、水道水に溶かすことで次亜塩素酸水を生成するパウダーです。溶かす手間はありますが、その分長期間の保管が可能です。

 

いずれの商品もネットにて購入可能です。

 

4.万が一除去できない場合の対処法

 

カビの状態によっては、表面のカビをエタノールで除去する方法や黒ずみを次亜塩素酸水で処理する方法でも、完全にカビを取り除くことができない場合があります。

 

そのような場合は、プロのカビ除去業者に依頼することが最善の選択肢となります。

 

4-1.プロのカビ除去業者に依頼する

 

カビの除去は自力では難しい場合もあります。特に押入れの場合、塩素系カビ取り剤を使用できないため、黒カビの色素が残ったり、広範囲のカビを完全に死滅させることが難しいことがあります。

 

カビは根本からしっかりと除去しない限り、再発の可能性が高くなります。そのため、プロのカビ取り業者に依頼することが重要です。彼らは市販の商品とは異なるカビ取り剤や専用の機器を使用し、広範囲のカビを徹底的に死滅させることができます。

 

さらに、カビ取り業者は防カビ処理も行ってくれるため、再発のリスクを軽減することができます。

 

カビバスターズ岐阜では、これまでに多くの戸建住宅、マンション・アパートなどの押し入れやクローゼット、収納スペースの除カビ作業の実績があります。

 

かび取り業者の費用は高いのでは?と不安でしたら、まずはご相談や現地調査のご依頼をしてみてください。

 

カビバスターズ岐阜では、電話、公式ホームページのお問い合わせフォームまたは、公式LINEにてお問い合わせを承っております。また、エリアによっては現地調査も無料にてお伺いいたします。

 

お気軽にお問い合わせください。

 

5.押入れにカビが生じる原因

 

カビが発生する条件は、押入れの場合にも当てはまります。

 

特に押入れは通気性が悪く、物が密集していることが多いため、湿度が高くなりやすい環境です。

 

また、押入れには埃や虫の死骸などの栄養源も多く含まれています。

 

加えて、押入れの中は通常、十分な酸素が供給されているため、カビの発生に適した環境が整っています。

 

ですから、押入れがジメジメしていたり、汚れが溜まっている場合は、カビが発生するリスクが高まります。

 

5-1.家庭環境の要因

 

湿度はカビの生育に大きな影響を与えます。

 

湿度が60%を超えると、カビの生育が容易になり、湿度が高いほどカビの繁殖速度が加速します。したがって、湿度が高い家は一般的にカビが繁殖しやすい環境となります。例えば、北側の換気が不足している部屋は、季節によって湿度が上昇しやすい傾向にあります。その結果、その部屋の押入れも湿度が上昇しやすくなります。

 

また、老朽化による漏水や、押入れの裏側にお風呂や洗面所がある場合も湿気がたまりやすくなります。漏水や雨漏りが原因であれば、迅速に修理する必要があります。その他の場合は、環境を簡単に変えることが難しいため、湿気を排除するための対策を講じる必要があります。

 

押入れのカビを再発させないために、『6.再発予防に成功する!押入れのカビを撃退する方法』を参考にして、効果的なカビ対策を行いましょう。

 

5-2.日常生活の影響

 

押入れに物を詰め込んで襖を閉めたまま換気をしないと、中の空気が循環せずに湿気がこもります。湿気がこもるとカビが発生しやすくなるため、通気性が悪い押入れはカビの温床となります。

 

また、カビも栄養が必要です。汚れた服や長期間掃除されていない押入れには、カビの栄養源が豊富にあります。

 

このような状態ではカビが繁殖しやすく、急速に広がる可能性があります。

 

6.再発予防に成功する!押入れのカビを撃退する方法

 

5.押入れにカビが生じる原因でお伝えした通り、押入れにカビが発生する主な原因は、湿度の高さや汚れです。

 

湿度を管理し、押入れを清潔に保つことで、カビの繁殖を防ぐことができます。

 

以下では押入れのカビ対策として、5つの方法をご紹介します。是非お試しください。

 

・過度な物の詰め込みを避ける

・湿気の多い服や布団を入れない

・定期的な換気を心がける

・押入れの中身を定期的に出して掃除する

・カビの発生を防ぐ除湿剤などのアイテムを活用する

 

6-1.収納物を過剰に詰め込まない

 

物を押入れに詰め込んでいると、空気の流れが滞りやすくなり、湿気がこもりやすくなります。必要のない物は捨てて、押入れの中には適度な空間を保つようにしましょう。

 

特に布団を収納している場合は、その下にすのこを敷くと効果的です。すのこを使うことで、空気が循環しやすくなり、湿気のこもりを防ぎます。桐やヒノキなど、吸湿性のある素材のすのこがおすすめです。

 

ただし、吸湿性があるため長期間放置するとカビが生える可能性があります。定期的にすのこを取り出し、日光に当てて乾燥させるようにしましょう。

 

6-2.湿気の多い衣類や布団は避ける

 

一度着用した服をそのまま押入れにしまうと、汗による湿気や付着した汚れがカビの発生につながる恐れがあります。

 

基本的には服は洗濯してから収納することが重要です。

 

洗濯できないスーツやコートなどをしまう場合は、干して汗や水分を飛ばし、汚れを取り除くようにしてください。

 

同様に、使用した布団も一度乾燥させる必要があります。

 

人は睡眠中に約1~2杯分の汗をかくため、布団をすぐにしまうと湿気がこもります。起床後は布団をめくって1時間程度放置し、その後押入れに収納するようにしましょう。

 

6-3.定期的な換気で湿気を追い払う

 

押入れの湿気対策として、襖を閉めたままにせず定期的に換気することが重要です。

 

片方だけでなく両方の襖を中央に寄せて開け、空気の流れを促進させましょう。

 

また、扇風機やサーキュレーターを押入れに向けて設置し、空気を循環させることで湿気を排出します。

 

特に雨の日など湿度が高い場合は、湿気を取り込むことがありますので、カラッと晴れた日やエアコンを使用して湿気を除去する際に換気を行いましょう。

 

6-4.定期的な清掃でカビの栄養源を断つ

 

押入れは普段掃除する機会が少ないかもしれませんが、放置すると埃や虫の死骸、髪の毛などがたまりやすくなります。

 

これらがカビの栄養源となり、カビの繁殖を促すことにつながります。

 

押入れの掃除は手間がかかりますが、定期的に行うことでカビの発生を防ぐことができます。

 

掃除の際には、押入れの中身もきちんと取り出して乾燥させることをお忘れなく。これにより、押入れの湿度も下がり、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。

 

6-5.カビ対策アイテムを利用する

 

押入れのカビ対策にはさまざまな商品がありますので、うまく活用してカビを防ぎましょう。

 

除湿剤

押入れの湿気を吸収するのには除湿剤が効果的です。特に角や下部に設置すると効率的です。交換時期には注意が必要ですが、大容量のものを選ぶと交換の頻度が減ります。

 

・addgood(アドグッド) SUPER除湿でかでか

・白元アース ドライ&ドライUP NECO 1000mL

 

すのこ

押入れにすのこを敷くことで通気性を確保し、湿気を逃がします。

 

・押し入れ桐すのこ 2枚入り ナチュラル 幅33cm×奥行75cm

 

カビ防止

カビの発生を防ぐために、「貼るだけ」「吹き掛けるだけ」の商品もあります。

 

・コジット パワーバイオ 押入れのカビきれい

・純閃堂 防カビ侍 水性タイプ

 

いずれの商品もネットにて購入可能です。これらの商品を利用することで、押入れのカビ対策を効果的に行うことができます。

 

7.まとめ

 

今回は押入れのカビ取り方法を詳しくご紹介しました。

 

押入れは木材でできているため、市販のカビ取り剤の使用は控えた方が良いです。

 

代わりに消毒用エタノールか次亜塩素酸水を使用しましょう。

 

消毒用エタノールの場合は以下の手順でカビ取りを行ってください。

 

もし黒ずみもあるようでしたら次亜塩素酸水でカビ取りしましょう。

 

それでもカビ取りできない場合は、個人でカビ取りできる限界を超えているかもしれません。

 

これ以上悪化する前にカビ取り業者に相談することをおすすめします。

 

カビバスターズ岐阜でも押入れの除カビ作業を行っています。押入れにカビが発生すると、収納している物にもカビが移る危険があり、早めに対処することが重要です。

 

押入れのカビを完全に除去し、大切な洋服や物などを守るようにしましょう。

 

カビバスターズ岐阜の佐藤でした。

監修https://kabikensa.com/

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